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8月6日に「まんがで語りつぐ広島の復興」を読んだこと

元広島県教育長の平川理恵さんのVoicyで、先日紹介された本をさっそく図書館で借りてきた。

この本のことを紹介された平川さんの放送はこちら

この本を編集したのは中国放送。平川さんの放送でも語られていたが、原爆投下、直後からのインフラ復旧、その後の金融や商業、輸送、教育、文化などの復興が、手塚プロダクションの漫画で綴られている。

広島は隣県なのに、市内は意外と遠くあまり行ったことがない。原爆資料館に行ったのも1度だけ、それももう30年以上前のことだ。

この本は漫画であり、すべての漢字にルビがふってあるので、小学生にも十分読める。そして、小学生にも理解できるようにわかりやすく描かれている。
けれどその内容は、今まで知らなかったとこがたくさんあった。原爆の悲惨さや当時の過酷な状況を描いたものはたくさんあるが、これはその後の復興に焦点をあてていて、原爆投下当日のうちに水道を通したこと、数日のうちに電気を復旧させたこと、すぐに走った市電には女学生の力があったことなど、初めて知って胸を打たれることがたくさんあった。
焼け野原で、金融を動かし、商売を始めた人たちが起こした企業が、イズミ、第一産業(エディオン)、マツダといった今も広島を代表する大きな企業になっていることも知らなかった。

ぜひ多くの人にこの本を手に取ってもらいたい。

私ももう一度改めて平和公園を訪れ、100メートル道路を眺めてみたい。

まんがで語り継ぐ広島の復興
ー原爆の悲劇を乗り越えた人々ー

kindle版もあるようです。


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