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精神科医が教える「病気を治す感情コントロール術」


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今回ご紹介する本はあさ出版から出された「精神科医が教える病気を治す感情コントロール術」という本です。

著者の樺沢紫苑先生は、 札幌医科大学を卒業後、
国内の数カ所の病院で勤務され、アメリカのシカゴにあるイリノイ大学に3年間留学、うつ病自殺についての研究に従事されました。
その後、樺沢心理学研究所を東京で設立。
YouTubeやFacebook Twitterメルマガなどを通じ累計600,000人以上の方々に精神医学、心理学、脳科学の知識情報をわかりやすく発信されている方です。

この本は病気が治る人と治らない人の考え方や行動について、多くの特徴を具体的に解説しています。

例えば、
・病気が治る人は病気を受け入れているが、治らない人は病気と闘っている
・病気が治る人は小さいことにくよくよしないが、治らない人は不安に思いがち
・病気が治る人は今を生きているが、治らない人は過去にこだわる
・病気が治る人は1つの病院に継続して通院するが、治らない人はよく病院を変わる など

実は、多くの人たちが自分でネガティブな感情を増やし、自らストレスを増やすことで、「病気になる原因」と「病気が治らない原因」を「自分」で作ってしまっているというのです。

これは病気だけではなく、いわゆる肩こりや腰痛の方にも当てはまるのではないかとこの本を読んで私は思いました。

私は整体を通して、今まで約20年間たくさんの肩こりや腰痛で悩んでいる方々に施術 をしてきましたが、
同じ施術をしても、劇的に改善する方もいれば、なかなか変わらない改善に時間がかかると方がいるのを目の当たりにしてきました。

これについてはその人自身が持っている自然治癒力の強い弱いや大きい小さいなどが関わっていると考えていましたが、
この本を読んで、その人自身の思考や物事の考え方も大きく影響しているということを認識しました。

私は来院されるごとに、痛みやコリに関して「ペインスケール」というものを用いて患者様の状態を確認しています。
ペインスケールというのは、来院される前の痛みやコリを10段階の10として全く痛くない状態を0だとしたら、現在の状況はどのぐらいですか?と聞くものです。

人によってはまだ痛いと言っていても、このペインスケールで確認すると痛みやコリは3になってると言う方もいれば、
かなり良くなっていると言う方でも、ペインスケールで聞くと7ぐらいという方もいます。

本の中でも書かれていますが、脳科学や心理学の数多くの研究にでも、「信頼や感謝」で病気が良くなることがわかってきています。

この本は、なかなか病気が治らないという方や凝りや痛みが改善しないと言う患者様はもちろんですが、日々臨床の現場で患者様と向き合っている、治療家やセラピストの方々も読むことで、患者様に対するアプローチや治療法の改善などに役立つと思います。

ぜひ、医療従事者のみならず代替療法で癒しやリラクゼーション等を提供している治療家やセラピストの先生方におすすめの一冊です。

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