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[Day 330-336] Reggae Marathon / 「世界一楽しいマラソン」がつなぐ交流(交流編)

あっという間に年の瀬が迫ってきましたが、今月上旬にジャマイカで開催されたレゲエマラソン(Reggae Marathon)とそれに合わせた鳥取県とウェストモアランド県の交流の様子をお届けします。(画像出典:レゲエマラソン親善大使 Iwaoさん Facebook

マラソン交流とは

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姉妹提携を結んでいる鳥取県とウェストモアランド県では、互いの地域を代表するマラソン大会が開催されている(鳥取マラソン、レゲエマラソン)ことが縁となり、スポーツ交流の一環として相互のマラソン大会における上位入賞者の相互派遣を行っています。2016年に始まり今回で4回目の交流となりました。(画像出典:Loop News

大会前日:メディアブリーフィングなど

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フライトや移動だけでも20時間以上をかけて、はるばる鳥取からジャマイカに到着した両選手。時差ボケやフライト疲れもあるなか、翌日は朝からコースの下見、午後に出場登録を行いました。夜には大会事務局による記者会見(Media Briefing)に出席。事務局からマラソン交流の説明と両選手の紹介をしていただきました。(画像出典:Loop News

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世界一楽しいマラソン」といわれるレゲエマラソンの前日のお楽しみは「パスタ・パーティ(Pasta Party)」。名前のとおり、大会開催地であるリゾート地・ネグリルが誇るホテルシェフたちがパスタをふるまっていました。ステージではスティールパン(Steelpan)が演奏されていて、カリブのイメージのあるスティールパンですが、ジャマイカで聴くのはこれが初めてで新鮮でした。

大会当日:いざマラソン、と交流PR

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レースの開始はなんと朝の5:15。早。日の出前の暗闇の中、フルもハーフも10kmも男女も一斉にスタートしました。これはさすがにジャマイカ・タイムじゃないんだなと感心していると、ちらほら遅れてくる参加者もいて、ほのぼのしました。

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コースは美しい白浜が広がるセブン・マイル・ビーチ(Seven Mile Beach)沿いを周回します。私はスタート&ゴール地点で両選手を応援。日が昇ってからは景色は広がったものの一気に気温が上がってきて、フルマラソンを走る両選手にはさぞ過酷なレースだったのではと思います。

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男子・細田選手、日本国旗を羽織ってトップでゴール。

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女子・岩田選手。笑顔の3位でゴール。選手のタイムやゴールの瞬間の動画は以下のサイトでご覧になれます。

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ウェストモアランド県のモーア知事(写真左から2番目)が応援と祝福に駆けつけてくれました。勝利インタビューに応じる細田選手。ジャマイカの各メディアで両選手の活躍が取り上げられました。

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応援の合間を縫って、鳥取県とジャマイカ・ウェストモアランド県の交流を広く知っていただくために、写真中央の女性が持ってくれている特製PRうちわをレースを終えた参加者の皆さんに配りました。レース後で体が熱くなっている上に放っておいても暑いので、飛ぶようにうちわは売れました。(画像出典:レゲエマラソンFacebook

高校交流と観光

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大会翌日は、地元のリトルロンドン高校(Little London HS)を訪問。両選手にレゲエマラソンの感想やジャマイカの印象などを話していただき、その後は生徒との質疑応答というトークセッションを行いました。日本語に興味をもつ生徒もいれば体育(PE)の先生からは日本人の忍耐力・精神力の秘訣をたずねられるなど、色んなテーマが飛び交い、楽しいセッションでした。

お別れの際には、8月の青少年交流で鳥取を訪れた生徒が、学校を代表して感謝の言葉を述べてくれました。日本に興味を持っている生徒が多かったのは、彼女が交流から帰国してから周りに鳥取での体験をシェアしてくれたからなのではないかと思い、とても嬉しく誇らしく思いました。

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高校交流の後は、「世界一美しい夕日」を観に、リックス・カフェ(Rick's Cafe)へ。マラソンの翌日で疲れも残っていたかと思いますが、リックス・カフェ名物のカリブ海にダイブする飛び込みに果敢に挑戦されたり、ショップで買物されたりと、束の間の観光を楽しまれていました。

翌日にはもう日本に向けて出発。両選手の今後の益々のご活躍をお祈りしています。

ココナッツ・ジュース

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山のように積まれたココナッツ。レースを終えたレゲエマラソン参加者に、その場でカットしてジュースがふるまわれました。緑色っぽい方がフレッシュで黄色っぽい方よりも甘めな気がします。スッキリした天然のスポーツドリンクのようで、運動後は美味しさもひとしおです。

さて、早くも2020年のレゲエマラソンのエントリーが始まっています。イベントとして楽しむのを重視するなら10kmやハーフが良いという意見もあるようです。たしかに両選手がゴールする頃には、10kmやハーフの参加者はひとしきり盛り上がった後なかんじでした。来年、ネグリルでお待ちしてます。


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