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経営財務6月7日号の雑感 〜減損に関する監査実務のポイント〜

監査基準委員会報告書540への対応として、監査法人アヴァンティアの加藤氏が書かれた記事の感想です。

詳細は記事をお読みいただければと思いますが、小売業における監査の実践例をベースに減損会計に関する監査実務を解説されています。大変参考になる良い記事だと思いました。

本稿では、少し脱線した雑感を述べます。

減損会計のような会計上の見積りの監査については、プロフェッショナルジャッジメントが必要であり、AIでは代替できないというようなことが言われることが多いです。

監査へのAIの応用については不勉強で申し訳ありませんが、少しだけAIの勉強を齧った者としては、将来キャッシュ・フローの予測こそAIの真価が発揮される分野ではないでしょうか。

小売業で言えば需要予測にAIが使われるようになってきていますし、価格設定も同様です。すなわち、AIで売上計画を作ってしまえるわけで、監査する側が勘に頼った独自の見積りをやって、それと大きな差異が出てるから監査差異だ、なんてことを言っていては、経営者を説得できるかどうかは怪しいですね。もちろん少しだけ未来の話にはなりますが。

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