自由のびのび娘が大人になったら・・・サラリーマンにはならないライフスタイルの話

農業を生業とする友達に誘ってもらって
高坂勝さんの講演会に行ってきました。

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ざっくりと

半農半x(エックス)を提唱されている方で、
いきすぎた資本主義から離れて、
半分は農業をして食料を自分で確保しつつ、
農業以外のことでライフスタイル基準金額(生活に必要な最低限の現金)だけ稼いで、楽しく生きていこうよ♪
という内容のお話でした。

我が家は月１ぐらいのペースで農業塾に参加して、本当にイイトコだけ体験させてもらうのですが、娘たちに仕事をさせて、私自身は自然の中でボケーっとしながらコーヒー飲んで他人の子供と楽しく遊んでいる人でして、
農業に超感謝はあれど、自分は美味しく食べる専門だなと確信を持っているのですが

農家になる気がないのに
なんで講演会に参加したかというと、

森のようちえんに3年間通った長女(公立小学校に入学して以来、ずっと週休3日で学校に行く小３)が、今の感覚のまま大人になったらどういう人生を送るのか見てみたかったからです。

好きなことしかしない
やりたいことはとりあえずやってみる
行きたいところに行く

そういった人生の先に待っているものは何だろう？という興味です。

現代の消費活動は不安社会によるものだ

もうこれ以上成長するはずのない経済をもっと成長させようとするために
不安を煽って必要のないものを買わせているというお話があったのですが
不安商法だらけの家庭教育も同じですよね。

少しだけ教育についてもお話しされていて
「就職して納税させるため・自発性はない・失敗したら終わり」といったような、子供たちに選択を強要するような教育がずっと行われていて
今の学校教育は全員がサラリーマンになるという前提のものであるのだとおっしゃってました。

サラリーマン以外の選択肢も本当はあるはずだよ？！ってことです。

そういえば私が中学生の頃、「この子はサラリーマンにはならないと思います。手に職をつけることをオススメします」って塾の先生に言われたことがあったらしいので、私が学校嫌いだったのはこのせいか？？とも思いました。笑。

長女が将来的に半農半Xの生活をするとしても
やっぱり学習しておいた方がいいことはあるだろうと考えています。
勉強の重要性について否定するつもりは全くありませんが、
2025年に人間よりもAIの方が賢くなるといわれているのに、
本当にあんなに詰め込む必要があるのだろうか？？と感じています。
ちなみに、週4登校で学校の勉強が追いつかないぐらい遅れたことはありません。

教育はもっとシンプルでいいんじゃない？

経済も膨らみすぎているんだろうけど、
情報も溢れすぎているので
何が必要で何がいらないか自分で取捨選択しなければいけないし、
教育はもっとシンプルでいいんじゃないか？？と思っています。

最低限のことだけ習得して
あとは好きなことを深堀りしながら
死ぬまで何かを学んでいく。

子供へのコーチングを教えてくれた本間正人さんが「これからの時代は学歴ではなく学習歴更新が大事」と話されていたのが、ここで繋がったように感じました。スティーブ・ジョブズのコネクティングドットの話だって、同じことだよね。落合陽一さんも「AIが発達すると人間は昔の生活に戻っていく」とYouTubeで話されてました。

「減速して生きようよ」って話を聞きに行ったのに
全部同じところにつながるな～と大変面白く感じました。

どんどん大人の意識が変わればいいのに。

どんなに教育について勉強したって、
どんなに強い信念を持ったって、
なんも気にしないフリをしたって
私もたまに不安になることがあります。

高坂さんの講演会を聞いて
（うちの娘が選ぶであろう姿は）
大企業にもお金にもAIにも依存しすぎない、うまく共生していくための生き方なんだなろうなと思いました。
長女も（なんなら次女も）サラリーマンになれる気がしないので。笑

サラリーマンにならなくても大丈夫。

講演会で高坂さんが
「自分のポジションが見つかったら、次のミッションが見つかる」と
言われたことがとても印象に残っています。

今は遊びの中でしか
自分のポジションもみつけられないし
次のミッションにも挑戦していないんだけど

あれで十分だわ。

今、彼女たちの遊びの規模は自分の手が届く範囲。
でも彼女たちの成長と共に規模が徐々に大きくなっていって
いつか人助けに繋がるかもしれない。

森のようちえんで培った何かのおかげかもしれませんが
このまま見守っていても
きっと自分たちでなんとかするだろうという確信になりました。

私が出来るのは、問いかけることだけ。
「じゃあどうしたらいいと思う？」って聞きまくってみようと思います。

もう好きに生きてくれ。

私が死ぬまでに、畑付きの一軒家を用意しとく。