見出し画像

だらだらとレイクスのことを考える

今年の滋賀レイクス、
一番注目したい人物は原毅人GMかもしれない。

チームの中で一番バスケットを知り、
バスケットを愛し、
それを言葉にでき、
人を動かせる人物。

今年は彼の言動で、チームが変わる、、、
「レイクス」というチームが評価される、、、
と思っている。

滋賀レイクス、改め
「原レイクス」と呼んでもいいだろう。


まだまだ滋賀県には、バスケットカルチャー自体が根付いていない。
滋賀ダイハツアリーナを訪れる観客たちは、
①バスケットボールのゲームが観たいのか、
②ある特定の(有名な)選手が観たいのか、
③ただその場の雰囲気や空気が好きなのか、
に別れると思う。
実際に会場を訪れる人たちの大半は、②か③なのではないだろうか?
①なら配信で楽しむという手もある。
実際に僕は①派だからだ。

けっこうB1の強豪チームなんかは①のお客さんが多い気がする。
沖縄とか、秋田とか、京都とか、宇都宮とか、、、勝手なイメージだけど、バスケットを観る眼が肥えている気がする。
それこそが僕のイメージする「バスケットカルチャー」なのだ。

滋賀はどちらかというと、「賑やか」とか「楽しそう」とか「格好いい」とか、
アイドルを見に来るような感覚でバスケの試合を見に来るお客さんが多い気がする。
バスケットに対しても勝敗(うわべ)に左右されやすい。
しっかりとプレーの質や試合の中身でバスケットを語れる人が少ないと感じる。


ここで、「原レイクス」の目標に戻そう。
今季の目標は分かりやすく、「1年でのB1復帰」。具体的にはレギュラーシーズンの「勝率8割以上」で「リーグ1位」、「プレーオフ優勝」だ。
②や③のようなファン層に向けての目標としてはすごく分かりやすい、いい目標だと思う。

しかし、数字や言葉の雰囲気だけをみてしまうと、開幕節でレイクスは、熊本に1勝1敗だったため、勝率は5割。順位も(今のところ)西地区2位と目標を達成できていない。
最初に掲げた目標がすごく遠いものに感じてしまう恐れがある。
②や③の人たちは、チームに「不安」を感じ、気持ちが弱くなってしまう、いわゆる「ヘッドダウン」してしまう可能性があるのだ。
そういう状況、チームとしての雰囲気、、、は避けたいところだ。


原GMは、この目標を達成するためのビジョンを次のように話している。

まずは、
①目の前の「勝利」「1勝」に向き合い続けるメンタル。しかも、一人一人がバラバラに活動するのではなく、グループとして耐えきり、乗り越えること。

そして、
②B2首位の座を勝ち取るための、バスケットボールの技術、能力、精神力。他のチームとの「差別化できる要素」(レイクスの強み)を作ること。

これらのチャレンジをクリアするためには、

・チームの「団結力」
・個々のチームへの「愛」や「忠誠心」

が必要だと言っている。

選手やコーチ陣、スタッフ陣がこういうメンタリティーを持つことが一番勝利に直結し、重要なことだと考えられるが、
それは、ブースターのメンタリティーが選手にも乗り移るものだとも考えることができる。

我々ブースターにできることは、
とにかく「チーム愛」「選手愛」を、
自分の形で表現すること。

僕は不器用なので、noteを使って回りくどく、チームへの愛を(本音で)綴ることしかできない。
こんな文章、誰も読んでくれていないかもしれないのに…。


まぁ、とりあえずそんな感じで、
原レイクス…、いや、滋賀レイクスを愛すること、「愛情率10割」で応援し続けることによって初めて、チームの「勝率8割」は実現できるものだと思っている。

我々ブースターは、絶対に、
1秒たりとも悲観的になったり、チームに対して不信感をもったり、気持ちの面でヘッドダウンしてはいけないのだ。
そうでないと「優勝」なんてできないし、「ウィニングカルチャー」なんて築ける訳がない。
僕たちブースターの覚悟も、チームの目標達成に大きく影響しているのだ。


では、原GMの掲げるビジョンの続きを見ていこう。

まずはロスター(選手)編成について、、、

具体的には「B2優勝経験」のあるベテラン、若手と、「レイクス在籍2~3年目」の馴染みのある、チームにこだわり(愛)を持った選手たちで構成されている。
派手さはないものの、時間をかけてチームカルチャーを成熟させるためには面白い、大人なロスター編成だと思っている。

ここでもやっぱり大事なのは、
目標を見失わないこと、
諦めないこと、
ヘッドダウンしないこと。

粘り強く、泥臭く、
とにかく目の前の「1勝」をつかみとる強いメンタリティーと、
そのための雰囲気作り、チームでの団結、経験が必要になってくると思う。


具体的なバスケットの戦術としては、、、

まずは、高さとフィジカルを生かした「ディフェンス」と「リバウンド」の強化。
ここからレイクスのバスケットが始まるといっても過言ではない。

そこからの速い展開。
トランジションバスケット。
それが「攻撃回数」を増やすことにつながる。

そして、「スリーポイントシュート」と「ペイント内でのシュート」のバランス。
プレーの判断、選択、確実性。

選手が自分の役割を認識し、それをチームメイトにも共有できていて、正確性のあるプレーを選択、遂行できれば、レイクスらしいバスケットが出来たといえるはず。

そういうプレーの中身(質)にも注目していきたい。


最後に、レイクスを応援する上での「未来」について、、、

「希望」というか、「ワクワク」、「楽しみ」の部分で、
チームから日本代表選手を送り出す、、、という観点(夢)もある。

とくに注目されているのが、沖縄の歓喜、ワールドカップメンバーである「川真田紘也」選手と、アンダー世代の若き日本代表、「湧川颯斗」選手だ。

湧川選手の「大型ポイントガード」育成という観点では、原GMの見解として、

まずは、
チームの「日本人No.1スコアラー」になること。
そして、今よりもっとハンドリングスキルを伸ばし、「ハンドラー」として活躍すること。
そのあとに、チームを引っ張る司令塔、「ポイントガード」へと成長できると意見を示している。

この辺りもさすがプレイヤー上がりのGMだけあって、現実的に、すごく選手のことを見ている。
すごく信頼できる発言であると思う。


そんなわけで、
今回は、レイクスのことをだらだらと、
時にはハラハラ…、そしてワクワク…と、
僕の思いを綴ってきた。

どこかで誰かの心に響いてくれると幸いである。


それではまた。

ありがとうございました。