マガジンのカバー画像

かじの「つれづれnote」

56
五十路間近の中年♂カウンセラーです。つれづれなるままに100日間noteを書き綴ってみます。
運営しているクリエイター

2023年12月の記事一覧

遊ぶ人 54/100

遊ぶ人 54/100

みうらじゅん氏の『さよなら私』(2009)を再読し、氏が五年間かけて完成したという「アウトドア般若心経」に、改めて心惹かれた。

全国津々浦々の街中に溢れる看板の文字から、般若心経を構成する全278文字を探し出し、全文を完成させるという試みだ。

なんという無意味!
なんという遊び心!

楽しそすぎる・・・

とは言え、コレを自力で完成させる性根はない

でも、やってみたい

というわけで、かなり

もっとみる
母2 53/100

母2 53/100

この週末は、九州の実家に帰っていた。

父が亡くなって三週間が経つ。

母は一見いつも通りだ。穏やかな笑顔で、テキパキと世話を焼いてくれる。

「お疲れさま。お茶淹れるけんね」
「寒かろう?これ着らんね」
「お腹空いたろう?鍋でもしようかね」
「風呂がぬるいかもしれんけんね。お湯足して入らなんよ」

ただ、時折、寂しげな表情でボンヤリしている。

しばらくやりとりするとチグハグさがあちこちに垣間見

もっとみる
好著再読01|みうらじゅん『さよなら私』(2009)  52/100

好著再読01|みうらじゅん『さよなら私』(2009) 52/100

50回の折り返しを過ぎたあたりから、100日noteが停滞しはじめた。

最近、ややこしいことを考えたり、ハードな本を読んだり、自分が読みたいと思える文章を書き綴ったりする余力がない、と言い訳をしておく。

ただ、停滞がつづくのはなんかイヤなので、過去に読んだお気に入り本のうち、軽く楽しく読めるものを再読し、メモ書き程度の感想を書き留めることで、お茶を濁すことにする

----------

一冊

もっとみる
丁寧 51/100

丁寧 51/100

「丁寧」という言葉が好きだ。

目の前の人あるいは対象にピタッとチューニングを合わせ、ホントに大切な求め(目的)だけにフォーカスした、スローで、ミニマルで、穏やかで、親密なやりとり。

丁寧は、そんなイメージだ。

小さなこと(僕の場合は"話を聴くこと")を、丁寧に、日々淡々とやりつづけることで満たされるライフが、最近の望みだ。

--------------

実用日本語表現辞典によれば、「丁寧

もっとみる