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フィリピンと日本の違い②

前回お金から見る、フィリピンと日本の物事のとらえ方の違いについて書きました。その続編です。

フィリピンは日本とは異なり、「将来ではなく、今を楽しむ」と書きました。もう少し言い換えると、「今を大切にする」とも言えます。あるいは、「今のことしか見えない」ということも言えるかもしれません。

ただ、お金があると使ってしまうというのは、「浪費家」ということではなく、家族(親戚を含む)や友人を助けるためでもあります。人間関係が強く、助け合いの精神が高いフィリピンでは、家族の中でお金を持っている人が、困っている人を助けます。

なので、親戚で困っている人がいればその人のために使わざるを得ず、自分の手元にお金が無くなることもあるのです。持っていることはばれているので、自分からでなくても、「お金貸して」などと親戚から言われてしまいます。

親戚と言うと、日本的には多くて10~20人くらいかなとも思いがちですが、フィリピンでは100人規模です。兄弟姉妹が多いこの国では、結婚すれば夫側・妻側含めれば親戚は100人規模になります。

日本では親戚と疎遠なんてこともよく聞きますが、人とのつながりが強固なこのフィリピンでは、助け合いの精神もまだまだ強く残っています。

この人とのつながりが強いことが、フィリピン人がハッピーな理由の一つだと思っています。もちろんこれ以外にもあるので、それはまた別の記事で。

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