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【アドラー心理学】ケアマネに必要な考え方「課題の分離」!

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「ケアマネは課題の分離をしよう」という内容を書きます。

担当している利用者に何かあると、熱心に飛び出していくケアマネがいます。それが良い悪いという話ではありません。

私も状況に応じては飛び出して行くこともあります。

ただ、ここで問いたいのは「それはケアマネとしてのあなたの問題ですか?」「それとも利用者や家族の問題ですか?」ということです。

この記事は
・ケアマネの仕事に熱意を持っている方
・課題の分離って何?と思った方
・新人ケアマネさん

に参考になるように書いていきます。

課題の分離って何?


私の生き方を変えたと言っても過言ではない「嫌われる勇気」という本があります。アドラー心理学が哲人と青年の対話形式で分かりやすくまとまった本です。

是非ともご一読頂きたい本ですが、その本の中に課題の分離が出てきます。

この本で「勉強しない子供」に対して、あなたが親ならどうしますか?という問いがあります。

そしてこの時対話相手の青年は「あらゆる手を尽くして勉強させます」と答えます。

ここからが課題の分離の本質ですが、この場合「勉強をする」という課題は子供の課題なのか?親の課題なのか?

誰の課題かを見分ける方法はいたってシンプル。

その選択によってもたらされる終末を最終的に引き受けるのは誰か?です。

この場合、勉強をしなかった結果、将来的に困るのは子供です。

世の大人達は同じ問題に直面した場合、多くは「あなたの為」と言って「勉強しなさい」と言うでしょう。しかし、その発言の裏側には世間体や見栄、支配欲などが隠れていることも少なくないのでは?でもそれって子供の問題ではなく自分の問題にすり替えてませんか?

要するに、相手の問題は「相手の」もの。そこに自分が関わっても「問題を変えることが出来るのは」当の本人だけだよということです。

私はこの考えをケアマネジメントに取り入れるようになってから気持ちもだいぶ楽になりましたし、利用者や利用者を取り巻く環境を俯瞰して見れるようになりました。


それは誰の課題か?


ケアマネには毎日多くの報告や相談の連絡があります。

その連絡の全てを「自分の課題」としてしまえば、即座に飛び出して訪問する必要に変わるかもしれませんし、常に自ら動いて現地に赴く必要があるという判断になります。

しかし、そこで少し冷静に。

「そもそも今の報告って誰の課題?ケアマネがやるべきこと?」と自問自答してみてください。

きっと報告や相談事の多くがケアマネが自ら動いて解決することではありませんし、「ただ聞いて欲しいだけ」「ただ言いたいだけ」「ただの報告」という内容も少なくありません。

ということは多くは電話で話をすれば済むことであったり、ただ聞くだけで良いこともあります。今後はZOOMなどのオンラインで済む場合も多くあるでしょう。


気をつけるべきこと


だからと言って、何でも「それは相手の課題だから」と投げてしまってはケアマネとしている意味がなくなってしまいます。

しっかりと「課題」を明確にしたうえで、自分がどのように関わるのか。自分が関わることでどのような価値を見出せるか。もっと早くに自分が行動しておくことで問題にならなかったのではないか。など自問自答は必要です。

「放任(放置)」と「必要なことを考え見守ることは」全くの別物だということを理解しておきたいです。


まとめ


今回はアドラー心理学にある「課題の分離」を題材に、それをケアマネジメントに活かす私見を書いてみました。

お伝えしたいことをすべて書くと「本」になってしまいそうなので、今日はニュアンスだけでも感じ取って頂けたらとても嬉しいと思っています。

ケアマネは大きな責任があるからこそ、課題を明確にして全てを背負い込まずに自分の心も安定する方法を考えていきましょう。

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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今日はこの辺で。

ではまた!!

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