見出し画像

コロナ禍になってからのケアマネとしての悩み。

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「オンライン対応や電話モニタリングの限界」というテーマで書いてみたいと思います。

今回のテーマは賛否両論あると思います。コロナ禍になり、可能な限り対面でのモニタリングや会議などは回避する方向で動かれているケアマネジャー(以下:ケアマネ)も多いのではないでしょうか?

私が現在勤めている事業所のある自治体からは明確な指示はなく「利用者とケアマネに判断をゆだねる」というスタンスなのでモニタリングなども「利用者の希望」に応じて対応しているという現状です。

感染予防という点だけで考えれば「オンラインもしくは電話」が好ましいのだと思います。

利用者・家族の希望では1年以上電話だけでモニタリングを行っている利用者もいます。

現在私自身ケアマネとして利用者・家族と関わる上で、対面しないことでのデメリットも多く感じているので、今日はそのデメリットについて特化して書いていきます。

でははじまりじまり~!!


声や他者からの状況説明では「リアル」が見えない


私はどちらかというと五感を使って感じとる「感覚重視」の人間です。なので、言葉だけの情報というのはどうしても信憑性に欠ける…。

これまで利用者の情報は電話や他者からの情報それだけを信じて対応することはほとんどありませんでした。

しかし、現在は利用者や家族、サービス事業者からの情報を信じて経過を確認したりサービス調整を行っています。

それらの人を疑っている訳ではありません。しかし、自分の感覚がぼやけたままケアマネ業務を行っていることに違和感があります。

例えるなら視界がぼやけたまま音だけを頼りに動き回っているような…

実際ケアマネの皆さんはどのように感じているのか気になります。


実際にあった事例…


どうしても対面しないことに対して不安感が拭えないのは、令和3年に入って早々にあった事例がきっかけかもしれません。

私が長年担当させて頂いている夫婦二人暮らしの男性利用者がいます。

奥様の希望で感染状況が厳しくなった昨年末~令和3年2月まで訪問でのモニタリングを見送り、電話で状況確認をしてきました。

本人とは電話での会話が難しいので、奥様から近況や本人の様子、介護サービスの利用状況を確認していました。

電話では「本人の様子は変わりない」という奥様の話を信じていたのですが、月を追うごとに奥様の声に元気がなくなっていきました。

元々ご自分の気持ちを抑えてしまう傾向が強い奥様でしたが、電話だと尚更話を細かくされることもなく私の質問に対して端的に答えてくださるばかり。

「奥さんの調子は大丈夫ですか?」という私からの問いかけにも「大丈夫です」と答えていました。

ところが、令和3年3月に電話した際、どうにも奥様の声から感じる違和感が拭えずに奥様に無理を言って短時間での訪問を許可頂きました。

すると、本人の認知症状が進行し、奥様はストレスで体重も激減。ストレスから上手く声も出ない状況になっていました。

早急にショートステイの調整と別居のお子さん方に連絡を入れ、今後について検討する機会を設けました。

きっともう1カ月対応が遅ければ、在宅生活が継続できる状況に戻ることが出来なかったかもしれません。

その経験をきっかけに私の中で、より電話モニタリングの限界を意識するに至りました。


ケアマネジメントのこれから…


これからの時代は例え現在の状況から改善したとしても、希望者にはオンラインでの面談が認められるにようになると思います。

そんな中、実際にアセスメントを目で見て肌で感じて様々な状況を直接質問する機会も少ない中でどう支援をしていったら良いのか未だ答えが見出せません…。

実際に会うからこそ「空気感」に降れるからこそ、利用者を支援する為のイメージが湧いていた私としては、自分の支援方法を一から考え直す必要があるのかな…と漠然と考えています。。。

でも未だいい方法が見出せません。

今日は答えの出ていないリアルなケアマネとしての悩みを書いてみました。他のケアマネさん達はどう考えているのかな~…。

「私はこう思うよ~」「こんな風に対応すれば良いんじゃない」などご意見頂けたらとっても嬉しいです。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。今日はこの辺で。

日・月・水・金はMedyで、火・木・土はnoteで記事を書いています。宜しければ会員登録やフォローお願いします<m(__)m>

ではまた!!!カイゾウでした!!!


さいごに

Medyへの会員登録(メールアドレスの登録)をしていただくことで、コンテンツが公開された際の通知が受け取れるようになります。
今後は登録者限定のコンテンツも増やしていく予定ですので、ぜひ登録をお願いします!!


この記事が参加している募集

宜しければサポートをお願いします!頂いたサポートは私のクリエイターとしての活動費に充てさせて頂きます!一層のヤル気に繋がること間違いなしです!