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専門性を持ち寄る=連携

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「それぞれの役割を知って、それを活かそう」をテーマで書いてみたいと思います。

私は介護業界18年で現在はケアマネジャー(以下:ケアマネ)歴11年。
「社会人」人生ほぼ介護業界という人間ですが、実は「介護技術」としてはほとんど持ち合わせていません。

「えっ?!そうなの??」と思いますよね?

先日ふと「私は介護技術をほとんど持ち合わせてないんだった」とTwitterを眺めていて気づきました。

それと同時に「それぞれの役割をそれぞれが理解して、それぞれの力を各々の持ち場で活かすことが出来ればそれが介護連携だよな」と感じました。

今日はそんな内容を書いてみたいと思います。宜しければお付き合いください。

それでははじまりはじまり~!!


ケアマネジメントのプロ


私は「介護技術」を持ち合わせていません。もちろん最低限の知識としては持っています。ただ、それを高齢者を目の前にして活かすことが出来ません。

例えば「高齢者をベッドから起こして車イスに移乗する」という行為に対して、知識として理解していても、それを考えながらでしか出来ません。

なので、実際に「私」に介助され車イスに移乗された高齢者はきっと「不安」だと思います。単純にぎこちないから…。

それでも私はケアマネを続ける上ではこのままで一向に構わないと思っています。ケアマネでいるうちは本来身体に触れる介護をする機会はないからです。

ケアマネであれば「ケアマネジメント」が専門であり、訪問介護のヘルパーであれば「自宅で介護が必要な方への支援」が専門であり、訪問看護であれば「自宅で医療的ケアを必要としている方への支援」が専門だからです。

要は私は「ケアマネジメントのプロ」であって、利用者へ「介護技術」を提供する「役割」ではありません。

極端な説明ですが、まず自分は「何のプロ」なのかを意識するってとても重要なことだと感じています。


それぞれの領域で専門性を持ち寄って支え合う=連携


ここでも私を例に話始めますが、私自身11年のケアマネ歴の中で「介護技術」を提供できずに困ったことはありません。

もちろん知識としては持っているので、例えば「どのように対応すれば利用者への負担を最小限に『外出』することが出来るか?」を検討することは出来ますし、利用者個々の能力に合わせた環境設定に対する知識も浅く広く持ち合わせています。

しかし、利用者が「外出」する際には私が手を貸すことはありません。

それを行うのは本人・家族・サービス事業者(必要であれば)です。

そして、利用者のニーズを捉えて定義づけ(目標立て)してケアプランを作成し必要なサービスを調整するのが私の仕事です。

ケアマネが介護保険を利用される方の支援として提供できるのは本来はここまで。だからこそ、利用者・家族からの情報を元に介護保険で出来ること出来ないことを洗い出し、必要な支援を考え、必要なプロにお願いする。

ケアマネだけでは利用者に対して何も出来ないので、それぞれ専門性が高いプロへお願いをしてサービスを提供して頂く。

その上で「ケアマネとして必要なことは?」「訪問介護として必要なことは?」「訪問看護として必要なことは?」「福祉用具事業所として必要なことは?」をそれぞれのプロから意見を聞き「自分の専門領域で何が出来るの?」を考え・持ち寄り・提供することが「連携」なのではないでしょうか?

それぞれの専門性はもちろんのこと、相手の専門性を理解しようとする意識も必要だと思います。

「私は看護師じゃないから看護のことは分からない」ではなく、看護師が出来ることを理解した上で「看護のプロ」へ協力を得る。

そうすることでこそ本来の連携に繋がると私は思います。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。今日はこの辺で。

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ではまた!!!カイゾウでした!!!

さいごに

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