【介護保険サービス】それって本当に自立支援?
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今回は各介護保険サービスのケアについて「自立支援」に繋がっているのか考えてみたいと思います。
介護保険サービスは決して便利勝手に利用できるものではなく、利用者の能力を最大限に活かした上で利用者自身にも努力をして頂きながら生活が維持できるように支援するものです。
今回の記事ではいくつかサービス例を挙げて、それが自立支援に繋がっているのかを一緒に考えたいと思います。
この記事は
・ケアマネさん
・介護サービス従事者さん
・利用者家族さん
の気づきになるように書いていきます。
訪問介護の「それって本当に自立支援?」
例えば、歩ける利用者に対して
ケアプランのニーズに「膝痛があり屈む動作が難しいので家事を一人で行うのが難しい」とあったとします。これに対して長期目標と短期目標を設定しいざサービス開始。
もちろん事前に担当者会議では、本人の出来ることはやって頂くと話し合いをした前提で話を進めます。
しかし、いざサービスが始まってみると…。
全ての家事の世話をする。掃除・洗濯全てヘルパー自ら行う。ゴミ出しも代わりにやって差し上げる。
本人の「膝が痛くて大変。最近は腰も痛くて…」などの言葉に対して優しいヘルパーさんはやってあげたくもなります。
しかし、これって自立支援でしょうか?
介護サービス(ここでは保険も自費も含めます)は他のサービス業とは異なり「至れり尽くせり」で評価を得るものではありません。
あくまで、「利用者の生活機能の維持・向上」が根底にあると思います。
ではどうすれば良い支援に繋がると思いますか…?
通所介護の「それって本当に自立支援?」
通所介護(デイサービス)では
塗り絵を準備してやって頂いたり、歌を利用者で歌ってみたり、おしゃべりを座って楽しんで、体操を程よくやって、お風呂も入って帰って頂く。
よくよく考えると至れり尽くせりじゃないですか?
もちろん生活リズムを整えたり、他者と交流して楽しむことで活気のある生活に繋がったりと利用者にとってメリットはたくさんあります。
ただ、それを数年続けたとして機能の維持にはどの程度繋がるのでしょうか?
例えば塗り絵をやって頂くとしても、準備から片付けまで自分たちでやって頂く工夫は出来ないか?サービス利用中も利用者の能力に合わせた役割を持って頂くことが出来ないか?
常に職員間で検討して支援していますか?
通所リハビリの「それって本当に自立支援?」
通所リハビリと言えば、リハ専門職とのリハビリや機械を使ったパワーリハビリのイメージ。
ただ、中には利用開始当初から1年間ずっと同じ負荷でパワーリハビリを行ったり、リハビリの内容に変化のない通所リハビリはないでしょうか?
利用者の身体は常に変化しています。どのように変化しているのか評価をしっかりと行って身体と同じくリハビリの内容にも変化をつけるのは必要なことだと思います。
通所リハビリでの自立支援はリハビリを提供することだけでしょうか?
まとめ
本来介護保険では自立支援に繋がったサービス提供を求められています。
利用者の生活が維持されるだけではなく「向上するには」を考えながら、利用者自ら行えるように促していく。
せっかくサービス利用しているのに、利用者の機能が維持できずに低下していっては勿体ないと思います。
今回は私見は極力入れずに問いかけ式で書いてみました。いかがでしたでしょうか?何かの気づきに繋がったら嬉しいです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうござました。
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今日はこの辺で。
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