初めから「なろう」なんて考えてなかったよ。
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今回はnoteの「投稿コンテスト」のハッシュタグ企画に乗って記事を書いてみようと思います。
※今日は少し長いです。5分程度で読めます。
お題は「#この仕事を選んだわけ」です。
私は介護支援専門員 (ケアマネジャー:以下ケアマネ)という仕事をしています。
今回はケアマネを仕事に選んだわけとそこに至るまでの経緯を思い返しながら書いていきます。
ケアマネになってから12年。そこに至るまで6年。計18年間介護に関わる仕事をしています。
ということは「介護」を仕事に選んだわけと、「ケアマネ」をやっているわけの両方を書いた方が良さそうですね(笑)
18年というと生まれたばかりの子どもが高校を卒業するまでの期間…。
そう考えると随分と長いこと介護に関わる仕事をしてきたものだと我ながら驚きます。
さぞ大層な「わけ」があるかと思いきやそうでもないから不思議なもの。
今仕事を選ぶにあたって壁にぶつかっている方もいらっしゃるかもしれませんが私から言えることは「そんなに悩まなくても大丈夫だよ」ということを先にお伝えさせて頂きます。
そんな私の「今の仕事を選んだわけ」に興味を持って頂けた方はこのまま読み進めて頂けると嬉しいです。
でははじまりはじまり~!!
初めはただ「就職する」が目的だった。
私は一応一般の4年生大学を卒業しています。
しかも知る人ぞ知るという程度の5流大学…。
そんなことを言ったら同じ大学の卒業生には怒られそうですが…(笑)
在学中もこれと言った取り組みをしたわけでもなく「卒業したら適当に就職して結婚して子ども作って年老いていくんだろうな…」とリアルに考えて生きていました。
そんな考えなものだから、就職した会社も最近はだいぶ知名度も出てきましたが、当時は「そんな会社あったっけ?」程度の名もなき企業。
小売り関係の会社でした。
就職し新入社員研修を受けている時から「辞めたいな」と思うように…。
元々「適当」が頭にあった当時の私に取って、企業が本気で取り組む研修は息苦しくて仕方がありませんでした。
今思えばどれだけいい加減な考えで生きて来たのだろうと恥ずかしくもなりますが、その当時はそれが私のデフォルト…。
そんな状態ですから研修を終えて店舗に配属されてからも仕事にも職場にもなじむことが出来ず…。今思い返せば職場の皆さんは本当に優しい人ばかりでした。
しかし、当時の私は働くことに「意味」を求めていたので、結果として入社2カ月で退職を決意し3カ月で退職するという結末に…。
救いだったのはそんな私を責めることをしなかった母親の存在です。
「あんたが無理だと思ったなら無理しなくていい」
そう言ってくれました。
2カ月で退職を決意した私は実際に退職するまでの間に次の仕事に何を選ぶか真剣に考えました。(もっと早く考えておけよ!!)
「車が好きだから車に関わる仕事をしようかな??」
と考え実際に車関係の会社へ面接に行ったりもしました。
前向きな返事はもらえていたものの結果は不採用…。
同じような状況が続きました。
でも不思議とそれに対してのショックはなく「縁がなかった」と楽観的な私がいました。
元妻からの一言で介護の世界へ。
この当時は妻になるなんて思ってもいなかった当時女友達であった元妻が人生の行き先を見つけられずフワついている私を見かねて食事に誘ってくれました。
当時の私は相当にひどい顔をしていたようで…。
年下ながらも私に唯一遠慮のない元妻は私がやりたいことが見つからないと伝えた時にズバッと「あんたお爺ちゃん・お婆ちゃん好きじゃなかった?それならお年寄りに関わる仕事してみりゃ良いじゃない」と。
「はい!それ採用!!」
頂いたアドバイスを即座に実行し、退職後数日で介護の世界へ。
初めは無資格の契約社員からスタートしましたが、1年で主任へ。
その後3年経験し国家資格である「介護福祉士」を取得。
それまでの小売りの仕事よりもハードな部分はハードでしたが、それでも高齢者の方達と関わる時間は私に取っては最高の癒しで毎日汗だくになりながらも楽しんで働いていました。
時に「パンチ」の効いた高齢者の方に出会うこともありましたが、どなたも様々な人生の果てに今があって、その姿が私に取ってはどれも新鮮で当時も3K(きつい・汚い・危険)と呼ばれていた介護の世界も全く苦が無く続けることが出来ていました。
しかし、高齢者の方お一人お一人とゆっくり関われる時間は少なく、介護サービスを提供している時間のほんの一瞬だけお話が出来る程度…。
段々と私は「もっと高齢者の方と向き合って仕事がしたい」と感じるようになりました。
そこで思い立ったのが、当時介護系資格の最上位であった「介護支援専門員(ケアマネ)」の資格取得です。
「ケアマネになれば高齢者の方の相談を直にゆっくり聞くことが出来る。しかも体力的には今よりも楽|《らく》だぞ」
ここでも「楽|《らく》」という言葉が出てきているのが当時の私らしいわけですが、それでも高齢者の方と向き合って会話がしたい一心でケアマネの資格取得をしました。
こう見えて(見えてないけど(笑))私は介護系の資格は全て一発で合格しています。
なので、無資格から介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネ)まで最短5年で取得しました。
いざケアマネ取得を果たした私は、取得から1年後に意を決して転職を試みます。転職したのは病院が母体にあるケアマネ事業所…。
病院が母体にあることを選んだ理由は母親の病気についても学べると思ったのも理由の一つです。
そんなこんなで30歳手前で再度転職をしたのですが…。
転職後3カ月は毎日辞めたかった…。
今でこそケアマネを10年以上続けてきて偉そうに情報発信などもしていますが、当時の私は大学卒業して就職をした時のように「辞めたい病」を発症していました。
でもそこですぐに辞めなかったのは当時すでに結婚をしていたこと。
もう一つは「それでも自分で選んだ道」だったからだと思います。
大学卒業後に就職した時も会社を選んだのは自分でしたが、選考理由は「楽《らく》そう」の一点のみ…そして辞めた理由は「楽|じゃなかったから」です。
もうアホの極みのようなことを言っていますが、実際当時の私はそれほど世の中を舐め腐ったクソガキでした。
しかし、30歳手前ともなればある程度大人にはなっています。
※それでも私は一般の方より10年は精神年齢が低いので精神年齢は20歳程度(笑)
病院関係者の方が読んでいたら怒られそうですが、病院に勤めている方は良くも悪くも本当に「癖が強い」です。
というか、「出来ない者」に対して本当に優しくない。
特に医療職は命を預かっている云々を抜きにしても「弱さ」を見せては噛みつかれるくらいの気持ちでいて間違いないと今でも思います。
そんな環境でしたから、元々口下手で人からの目を気にしてばかりいた当時の私にとって毎日「辞めたい」と思うには十分な環境でした。
しかし、歯を食いしばって1年…3年…。いつの間にか私の中にも「癖の強さ」が身に付いてしまい、4年を過ぎた頃には病院の看護師に対しても負けず劣らずの「曲者」になっていました(笑)
しかし、その曲者感と比例してケアマネとしてのプロ意識も高くなっていきました。
関係事業所の看護師やデイサービスの管理者ともバチバチとやり合うだけの気の強さまで兼ね備えいつしか「怖い」とさえ言われる始末…。
でも、それだけ自分の意思を持ち意見をぶつけ合えるだけのプロ意識を身につけたと考えればプラスでしかありません。
いつしかケアマネとして本気で生きるように
ケアマネという専門職として、病院が母体にある大きな法人で色々なことに揉まれた結果「本気」という意識を得るに至りました。
ここまで書いたように生きることを舐めていた私から「本気」という二文字が生まれたわけです。
きっと今何事にも本気になれずに、やりたいことも見つからずに「何を仕事にしようか」と悩まれている方もいると思います。
ここまで私が書いたように私もそんな気持ちで過ごしていた一人でした。
でも今は「本気」を知り、ケアマネという「プロ」として「仕事」に打ち込めるようになっています。
もし仕事を選ぶことを悩まれている方がいらっしゃるのであれば…。
「前に進めば何かしら道は拓ける」
この言葉だけお伝えしたいと思います。壁にぶつかって止まっていては何も変わりませんが、答えは見つからずとも一歩ずつ前進して壁があったら迂回しつつも前に進めばきっと先には進みます。
不思議と今思い返せば「バカだった」と思うことでも当時の自分にしては大きな壁や悩みだったり…。
自分なりにその時の身の丈に対して一生懸命行動していれば、いつしか少しずつ道が拓けたり、出会いによって引き上げられたりするものです。
「引き上げられる」ことを期待するではなく、その時出来る自分の精一杯で進んでいればきっと必ず出会うべき人、出会うべき道が見つかるので焦らずでも真剣に進めば良いのだろうと今は思います。
ただ一つたけ注意が必要なのは「自分と向き合うことからは逃げないこと」
自分と向き合うことをせず、反省を知らずに行きつく際には絶対に幸せはない。それだけは言い切れます。
何故ならそれを体現してきた人間を間近で見ているから…。
私の父親です。
これを語り始めたら今日のテーマとは大きく外れるのでここまでにしますが、とにかく常に「自分と向き合う」ということからは逃げないことをお勧めします。
そんなこんなで私が「今の仕事を選んだわけ」を書いてみました。
誰かの何かの参考になれば幸いです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
noteではその時の自分の気持ちなどを表現した「雑記形式」。
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