なぜ御用聞きケアマネになってしまう?
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今週は「雑記風」な文章で書いてみようと思います。
ちょっとした実験ですね(笑)
なので、介護に関することもざっくばらんに書き綴るスタイルで書いていきます。
普段読んでくださっている皆様。もしよろしければ、どちらが読みやすいなどご意見あればどしどしコメントくださいませ。
では今回のテーマです。
「御用聞きケアマネになる理由」について書きます。
そもそも「御用聞きケアマネ」とは、利用者・家族の言うがままにサービス調整をするケアマネ。ケアマネとしての意見を言うことなく、もしくは言えずに利用者・家族の言いなりになっているケアマネを指します。
耳が痛いケアマネさんもいらっしゃるかもしれませんが、あえて今日はここを深掘りしていきますね。
「御用聞きケアマネ」になってしまう理由として、3つのことが足りないからだと私は思います。
その3つのこととは
①「なぜ」を深掘りしない
②利用者をどうしたいのか考えない
③考える時間を作らない
です。
ひとつひとつ解説します。
①「なぜ」と深掘りしないというのは
利用者・家族から言われたことに対して「なぜだろう」と疑問を持たないことです。
例えば、「掃除が出来ないからヘルパーを利用したい」と利用者に言われたとします。御用聞きケアマネさんはここで「分かりました」と返答します。
※実際にはもう少しやり取りがあると思いますが、少しオーバーに書きます。
同じように利用者に言われたとして「なぜ」を深掘りしていくと、「なぜヘルパーが必要なのか?」という疑問が湧き、それに対して質問します。
その返答が「膝が痛くて屈むことが出来ないから」だとしたら、「なぜ膝が痛いのかな?転ぶことが増えてきた?」と再び疑問が湧きます。
これを繰り返していくと「最近夜間に布団から起きあがる時に転ぶことが増えてきていた。元々膝が悪かったけど、そのせいで悪化して家事が思うように出来なくなっている」という他の問題点が浮かび上がってくるかもしれません。
それであれば、まずはヘルパーよりも環境を整える為に布団のそばに手すりを設置しなければならないかもしれませんし、ベッドに変更した方が良いかもしれません。
②利用者をどうしたいのか考えないについて。
続きを書くとするなら、「なぜ」を深掘りした結果見えてきた問題点があったとしても「その利用者にどうなってもらいたい」という気持ちがなければ提案に繋がりません。
例えば夜間転ぶことを繰り返して膝の痛みが悪化した利用者に「転ばないようになってもらいたいな」と考えるから「手すりが良いか?ベッドが良いか?」という提案に繋がります。
「利用者」にどうなってもらいたいという「気持ち」があるからこそ考える訳です。言われたことだけ聞くというのは、「どうしたい」というケアマネの考えを表していないことに繋がると思います。
③考える時間を作らないについてですが、特に新人さんにはこの時間はしっかりと作ってもらいたいです。
利用者に対して何かを提案する上で、その利用者の生活が良くも悪くも大きく変わる可能性があります。
ケアマネが「なぜ」を繰り返して得た情報を元に「利用者にどうなってもらいたいのか」を考える為だけの「時間を作る」。
経過記録を書きながらとか、車を運転しながらではなく、「利用者の生活をどうしたいのか」を机に向かってただ考える時間を作って欲しいと思います。
①~③をやることで、必然的に「御用聞き」ではいられなくなるはずです。
きっと利用者のことが今まで以上に良く見えるようにもなりますし、その利用者を「どうしたいか。どうなってもらいたいか」をシンプルに考えるようになります。
それらを時間を作って考えたのであれば自信を持って利用者に提案できるようになると思います。
ぜひお試しあれ!
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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今日はこの辺で。
ではまた!!
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