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水に囲まれた街で暮らす

健康寿命を延ばそうとウォーキングを始めました。天気の悪い日、体調の良くない日は歩きませんが、ここ一年ほぼ毎日歩いています。

歩くのは仕事前、明け方。早い時間のウォーキングは起きるのが少々辛い。このまま続けていける環境を作ろうと始めたのがウォーキングの記録付け。ブログにその日撮った写真を残すことを課しました。

記録付けから始めた撮影ですが、今では写真日記のようになっています。

このnoteには、写真だけでは伝え切れない・目から耳からそして心から思い感じたウォーキングの楽しさを書き連ねて行こうと思っています。

今日はその1回目。わたしが歩きながら目にしている、ここ地元のことをお話します。

ここは東京のはずれで、区のはずれ

わたしが住むこのあたりは、東京の東のはずれで、区の西のはずれ。隣区との境になるこの川は中川。

川の呼び名が両岸で異なります-min

この中州の先で中川と荒川が合流します。合流して1本の川になるのですが、それでも東京湾に注ぐまでこちらは中川、あちらでは荒川と行政上の区分が残ります。めんどうなので、メジャーな荒川に統一してしまえばよいのにと思ったりします。

川上には東京スカイツリーが、正面には都市部のビル群を臨むことができます-min

この写真の右の端、ピサの斜塔のように傾いて写っているのが東京スカイツリー。正面には都市部の、もう少し河口に寄ると副都心のビル群を目にすることができます。対してこちら、のどかなもんです。

同じ朝でも冬場のこの時間は真っ暗。見える風景もがらっと変わり、このビルたちが放つ航空障害灯の点滅が時季外れの線香花火のように見えます。


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鉄道と高速道と一般道が並行する荒川河口橋

河口近く。JR京葉線・首都高湾岸線・国道356号(荒川河口橋)が併行して川を渡ります。もちろん、歩いても渡ることもできます。

川向こうにはお台場の観覧車、こちら側には葛西臨海公園の観覧車。観覧車に挟まれている都内でも珍しい地域かも知れません。

オリンピックの影響は大きいぞ

荒川河口橋をくぐり東京湾を目の前にして左手に現れるのが、五輪カヌー・スラローム会場。自宅から徒歩圏内でオリンピック競技会場が施設されると聞いた時には驚き、その時を楽しみにしていたのですが、残念なことに静かにその役目を終えました。

シート文字が「THANK YOU」に-min

いつの間にかシート文字が「THANK YOU!」と変わっており、それはそれで寂しいサンキューでした。

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カヌーポロ競技場-min

ちょっと場所を移しますが、ここは中川に注ぐ新左近川。親水公園として地元民の憩いの場所でもあります。わたしのウォーキングコースの一つにもなっています。

スワンからカヌーへ-min

子供たちが小さかった頃は、ここでスワンボートに乗ったものです。それが、今ではすべてカヌーに変わっているんです。オリンピックの影響とは本当に大きいんですね。

ゴールポストがぽっかり浮いている-min

この川にはゴールポストがいくつか浮いています。初めは‘これなんだ?’と思っていたのですが、少し前に知りました。カヌーポロという競技のゴールポストなんです。カヌーポロ、みなさん、そんな競技があることを知っていました?

水辺からのたまわりもの

カヌー・スラローム会場を過ぎるとすぐそこが東京湾。ここから、アクアラインの人工島「風の塔」、そして房総の山々を見ることができます。

眺めているだけで気持ちがスッとします。
「海は広いな 大きいな 月がのぼるし 日が沈む」。こんな当たり前のことを歌にしてしまう、海の大きさが身に染みるようになるから不思議です。

海に面している街-min

週末には多くの釣り人でにぎわいます。ハゼ・スズキ(シーバス)・キビレ・チヌなどの魚が釣れるようです。ハゼならば、先ほどの新左近川でも家族連れて釣りをしている姿をよく見ます。

東京ディズニーリゾート-min

道に沿って歩いていくとそのまま都立葛西臨海公園。そしてその向こうには東京ディズニーリゾート。このあたりは余暇を過ごしやす場所と言えるかもしれません。

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水に囲まれた街、良いことばかりではありません。ここ最近の突発的な大雨、そして地震。十年前の大震災の時には、ここは雪降る街のように真っ白になりました。液状化で地上に出てきた泥水が乾き、大気に舞いました。

良きにつけ悪しきにつけ、自然の素晴らしさ・怖さを感じながら、わたしはここで暮らしています。


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