アイドル批評誌『かいわい』の紹介

アイドル批評誌『かいわい』について、簡単に紹介します。

『かいわい』は2020年春に古川智彬・タナカハルカ・結城敬介の3名で立ち上げた同人誌です。
その名の通り、「アイドル」を、それも主に「地下アイドル」と呼ばれるアイドルについての論考やインタビューを扱っています。

「vol.1 Can You Feel The Change Of Idols?」では、2010年代のアイドル史を概観する座談会や、編集部員それぞれの論考を掲載しました。また、社会学者や作家の方へのインタビューや、現代美術作家にカリスマ書店員のエッセイ、Vtuberの漫画作品等々、『かいわい』が依拠する「アイドル現場」にふさわしい雑多な内容が詰め込まれています。
こちらは現在BOOTHにて電子書籍を販売しています。(販売リンクは下部)

そして来る11/23(祝火)文学フリマ東京にて「vol.2 オタクたちの物語はいつも」を頒布します。アイドル現場に欠かせないオタクたちのインタビューや、編集部員による論考、K-POPについての寄稿等を含む新刊です。
以下、vol.2の内容紹介をお送りします。

【内容紹介】

▶「アイドルオタクヒストリーアーカイヴ」
アイドル文化において欠かせない"オタク"たちへのインタビュー集。アイドルと出会うまで、そして出会ってからの人生について、界隈や立場を異にした11名の声が集められています。

▶渡邉千尋「ふたつにはなれないaespa––「あいだ」としてのKWANGYA」
K-POPシーンで最も注目を集めている新人グループのひとつaespaと、その活動コンセプトに含まれる"KWNGYA(荒野)"のあり方を精神医学者木村敏の議論を用いて分析し、アイドルに「関係すること」の倫理を論じています。
◇渡邉千尋 (@Chiphilosophy)

▶どうじんしかいわい
「界隈」をゆるめてほぐすことをコンセプトにしている『かいわい』は、アイドル文化のみならず同人誌文化でもそれを試みます。人文学と批評を扱う『アレ』とストリップを考える『イルミナ』についての紹介コラムを掲載。
◇アレ (@club_are)
◇イルミナ (@illumina_stzine) (https://note.com/illumina)

▶タナカハルカ「地下アイドルオタクは生きるために叫ぶ──あぶれ者解放の手引きとしての現場」
編集部員タナカハルカの論考。アイドル文化の代表的な文化でもあるコールこと"MIX"に依拠しながら、現場がいかにして社会から逸脱した者たちを支えているかを描き出します。タナカ自身の現場経験にまつわるエピソードも読みどころです。

▶「奇書が読みたいアライさんの奇書P!」
前号に続いてカリスマ書店員「奇書が読みたいアライさん(@SF70687131 )」が妄想する、妖しげにして透明な、唯一無二のアイドルユニットのコンセプトが披瀝されます。アイドル×幻想の出会いをお見逃しなく。

▶よんとんトマチン(漫画)
ラストを飾るのは前号に続いて漫画作品。コロナ禍でアイドルをどう推すべきか...「謎の勢いがすごい」と話題のノベルゲーム『ふりかけ☆スペイシー』のリリースを控えるよんとんトマチン(@4t_tomatine)が送る、黒い"推し武道"。

かいわい表紙

目次

以上の内容でお送りする『かいわい vol.2』をぜひ文フリでお手にとってみてください。

文学フリマ東京

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※通販・電子書籍版の販売時期は追ってお知らせをいたします!


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