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ワールドカップ2022を自分なりにまとめてみた。

大のサッカー好きがnoteを使っている。せっかくなので、今回のカタールワールドカップの感想を、気の向くままにこのnoteに記録してみようと思います。

日本代表の躍進

正直、日本代表の躍進はここまで予想していなかった。だが、ドイツ戦もスペイン戦も、後半に相手の形に合わせたフォーメーションに変更し、決めるべきところで決め切るという、今までの日本の最大の課題を克服した形で共に競合を撃破してみせた。

この日本の躍進は、本当にサッカーファンを増やしてくれたと思う。あとは本田圭佑の解説ね。決勝は完全にアルゼンチンのファンだったけど(笑)、ああいう解説もアリだとみんなに思わせてくれたと思うし(今までは松木さんがいたけど、また違った感じなんだよね、ケイスケホンダは笑)、サッカーをよりわかりやすく面白く感じさせてくれたと思う。

逆に、コスタリカ戦とクロアチア戦では、今までの日本代表の課題が改めて浮き彫りになったんじゃないかなって思う。

ボールを持っているだけで最後のところで崩せない、交代選手が違いを生み出せない。三笘は例外的にちょっと別次元だけど、コスタリカ戦はなぜかその三笘を活かさず、クロアチア戦では三笘へのパスコースを消された時に、他の選手が違いを生み出すことができなかった。

PK戦も相変わらずの課題か。サッカーをやっていた身としては、かなり運なところはあると思う。でも、他のチームを見ているとやっぱりキッカーのレベルにはかなりの差があったと感じた。

ちょうど今日、「今回の日本代表の成績が9位」であることが出ていたけれど、この8位と9位の差は数字以上にまだまだ大きいと思うし、「クロアチアに引き分けたから実質3位」とか言っているのが、本田が最後に言っていた「選手だけじゃなくて、監督やスタッフ、協会やファン全ての人が、個々のレベルを上げていかないといけない」という言葉に様々なものが詰まっているとより強く感じさせる。厳しいかもしれないが、確かにドイツとスペインを倒したのは賞賛されるべき素晴らしい結果、認めるべきところだが、「目標であるベスト8には今回も届かなかった」というのを、もっとファンや協会が見つめ直さないといけないのだと思う。

そういう意味では、姿勢もサッカーの内容も、モロッコは今回、日本が学ぶべきところがとても多い良いチームだったと思う。ハキミとツィエクという世界的な選手がいるとはいえ、戦力的には日本とそう変わらない。とはいえ、もっと若くから海外の環境でプレーする選手が増えること、そして、組織的な守備をみんなで最後まで貫けること、攻守のセットプレーの質、カウンターや組み立ての時のキックの質、サイドチェンジの質などなど、見習いたいところが多くあるし、見習いやすいチームなんじゃないかとも思った。

まぁ色々細かいところは言ったが、それでもベスト8への期待はかなり高まったと思うし、何よりサッカーに興味を持つ人がきっとたくさん増えてくれたのではないかと思う。サッカーファンとしては、それが何よりも嬉しいし、日本代表に「ありがとう」を伝えたいところです。

世界的にレベルが上がってきている

サウジアラビアに始まったアップセット、下剋上は、間違いなく各国・各チームのサッカーレベルが上がっていることの証明だと思う。それはプレミアリーグを見ていても、強豪と呼ばれるチームがどの試合でも油断できないことに似ていると思う。

もはやボールを回すことがすべてではないし、組織的な守備、ブロックの敷き方を整備するのが当たり前になってきた。そういう意味では、サッカーを見るときに楽しめるポイントが多くなって本当に面白くなった。

それでいて、メッシやエンバペ、日本なら三笘といった、一人で状況を変えられる選手もまだまだ光っていて、やっぱり「ゴールを奪う」というわかりやすい面白さが消えていないもの、ファンを広げられた要因だと思う。

決勝は特に、サッカーの面白さが凝縮されていた

今になって、「毎試合見たらnoteで発信していたら面白かっただろうに。。」と反省しているが、まぁそれは今後何かに繋げるとして、とりあえず決勝のことを話そう。

上に書いたように、守備や組み立てにまで目を向けると本当に常に面白さが目白押しのサッカーだが、決勝は特に色々な角度のサッカーの面白みが凝縮されていたと思う。

「メッシの記録」「フランスの連覇」という数字や歴史的な面白さに始まり、試合内容では、下馬評では圧倒的に有利とされていたフランスが「ちゃんとやってますか?」とツッコミたくなるような質の悪さと、アルゼンチンのイキイキさ。それがエンバペの個の力一つで180°変わってしまう面白さ。延長後半でも、「やっぱりメッシにこぼれてくるんだな」と思えば、ただでは終わらないフランス(というかエンバペ)。最後のPKは、経験やスキルもあるだろうけれど、なんとなく、チームの一体感とか気持ちの部分も、運を引き寄せたんじゃないかなと感じた。

攻めの形、守りの形、理論で語れるサッカーがあれば、理論をブチ壊す個の力もまたサッカーの魅力。下馬評はただの下馬評であり、本当に何が起こるかわからないし、流れがほんの1プレーで信じられないくらいガラッと変わってしまう。そして、気持ちやメンタルという目には見えないものも、やっぱり勝敗に影響するんじゃないかという面白さ。

やっぱりサッカーは面白い!

決勝を見た誰もが思ったと思う、「やっぱりサッカーって面白いな」という感覚が、今でも心をワクワク踊らせてくれる。

これからのサッカーもやっぱり楽しみだし、ホント、現地で観たいなぁ〜という思いも強くなった。色々なモチベーションがまた上がって、頑張るぞって、今思っているところです。

本当に、今回のW杯に関わったすべての人たちに、「ありがとう」と「お疲れ様でした」、そして「これからも頑張ってください! 応援しています!」という声をかけたいです。

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