[5-3]文型のすべて〜第3文型〜
この文型シリーズも半分を超え、今回は第3文型を扱います。まだ第1、第2文型の記事を読んでいない方はそちらか読むことをお勧めします。
第3文型はSVO
いわゆる、「I love you」のような直後にO(目的語)を取れる動詞です。第1文型の回で基本的には「何を?」とツッコめるのが他動詞という話をしました。今回もそれを使って判別します。
上記の単語は全て「何を?」とツッコミを入れられますよね。そしてこれら全て他動詞です。もちろん例外はありますが基本的にはこの手法で識別できます。
第3文型は単語力勝負!!
いきなり根性論を書いてしまいましたが、第3文型は他の文型に比べてあまりおいしいところがありません。ですが、ないわけではないので、今回はそれを紹介します。
that節をとる動詞は「認識・伝達」
これ以前にnoteに書いたことがあるのですが、改めて紹介します。
答えは一つではありません。例えば、「思う」とか「感じる」とか、色々ありますよね。でも実は共通点があります。それが「認識・伝達」です。
「思う」も「感じる」もどちらも認識と捉えることができますよね。他には、「話す」や「言われる」などが伝達にあたります。
これは日本語に限らず、英語にも同様のことが言えます。
「思う」=「think」
「感じる」=「feel」
「話す」=「say」
これら全てthat節を目的語に取れます。裏を返すと、that節を取る動詞は「認識・伝達」系の動詞だと言えるわけです。
例えば下記のような英文があったとします。
「discerned」はかなりの難単語ですが、目的語にthat節を取っていますね。ここで、「認識・伝達」系の意味だと予想ができます。
次に「discerned」以外の部分に注目します。「there was a hidden pattern.」は「隠れたパターンがある」となります。もしこの文が訳せなかったとしても「was」から第2文型と分かり、そこから「hidden patternがある」と予想できます(第2文型の復習)。
下線に入るのは「認識・伝達」系の動詞ですから「discerned」の意味も「認識・伝達」だと予想できます。あとは前後の文脈などから推測し
と、なります。「discerned」の意味は「見分ける」なので、それなりに近いところまで訳せましたね。
今回は以上になります。最後まで読んでくださってありがとうございます。
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