漫才 「童話」

文化祭の時に体育館で披露して、"音"がなくなるくらいスベった漫才


ボ ボケ
ツ ツッコミ

ボ・ツ どうも〜

ツ どうも(コンビ名)です。お願いします。

ボ 文化祭ですね〜。

ツ そうですね〜。文化祭ということで今日はうちの高校志望の中学生の方とかもいるんじゃないでしょうか

ボ たしかにね

ツ ちょっとあなた、俺らこの高校3年通ってますから、中学生に在校生から見たこの高校ってどんな学校か教えてもらっていいですか?

ボ あぁ〜うち?うちの高校はやっぱり
我が校の先生方は素晴らしい我が校の教育方針は素晴らしい我が校は素晴らしい
(めっちゃ早口)

ツ いや、怖いって中学生達が洗脳されてんのかと思うから。いい学校ですから

ボ そういえばさ、今年の文化祭のテーマって童話じゃん。んで俺ちっちゃい頃聞かされてた童話どんなんだったかな〜って考えてたんだけどなんかあった?

ツ あぁ〜童話ね。童話と言えばやっぱり桃太郎とか有名だよね。

ボ あー桃太郎ね。昔聞かされてた童話って今思いだすと意外と出てこないな〜

ツ いや結構覚えてるでしょ

ボ うそ?じゃー俺が今から桃太郎の感じやってみるから間違ってたら教えてくんない?

ツ あぁ〜おっけー

ーーーーーーーーーーーーー

ボ 昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ芝刈りにおばあさんは川へ洗濯に行きました。

ツ そうそうこの感じね

ボ おじ よいしょふぅ〜やっと着いたぞ
    (芝を刈る動作)

ツ おじいさんが芝刈ってますねぇ

ボ おじ おぉ〜こんにちわ。あなたも芝刈りに?  
     迷っただけ?そぉですか。それならそこ
     の道を下れば村に出れますよ。
     (会話相手の話を聞く)

     へ?それはあんたもう何百年も前の話じ
     ゃろぉ
     (視線を会話相手の方から木に移す)
     ほれ
    (再び芝を刈る) 
     ちょっと疲れたのぉ。休憩でもする
    (腰掛ける)
     そうじゃ。丁度おばあさんが作ってくれ
     たおむすびがあるんじゃ

ツ いやここおじいさん軸で話進まねぇーだろ。ここ全員川から流れてくる桃待ってんだよ。おじいさんの芝刈りフル尺で誰が見てぇーんだよ。

ボ あぁ〜ごめんごめん。おばあさん軸か。

ツ 当たり前でしょ。頼むよホントに。

ボ 昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ芝刈りにおばあさんは川へ洗濯に行きました。

ボ   (川に洗濯物を入れる)

    (何かを放り込む)

  おば これにジェルボール入れればおっけー

ツ 環境破壊すぎる

ボ すると川上から大きな桃がどんぶらこ〜どんぶらこ〜と流れてきました。

ツ そうそうこれね。

ボ おば えっ!?えっ?えっ?ガチ??えっ?マジか?え、やばない?え?え?
 (そのまま川上から川下に視線を動かす)

ツ いや、確かに普通はそのリアクションだけどねそれだともう物語終わりなのよ

ボ おばあさんは家に桃を持ち帰りました

  おば それっ

    (剣道の面の感じで桃切る)

ツ いや剣道経験者

ボ すると桃の中から元気な男の子が出てきました。そしておじいさんとおばあさんの家で瞬く間におおきく育ました。

  おじ 桃太郎今日もダメだったのか、仕方ない3

     週間晩飯は抜きだな

ツ おじいさんが鬼みたいな教育してんじゃねーか

ボ おば 桃ちゃん今日はピアノ教室2時間とそろば   
     ん3時間よ

ツ おばあさんは英才教育してんのかよ

ボ そうして桃太郎は鬼ヶ島に行くことになりまし
た。

  おば 気を付けていきなさいね。ほらきび団子
     よ

  桃 別にいらねぇし

ツ 変な教育してるから桃太郎ちゃんと反抗期なのかよ

ボ 桃 まずは仲間を見つけないとな。

    (歩く)

  桃 よしっついた。動物園だ。

ツ おいコスパよく仲間揃えようとすんなよ。

ボ 桃 よしっ。すぐ仲間揃ったわ。お前らいく
    ぞ!

  レ あのーすみません。俺も鬼ヶ島に連れてっ
    てくりゃしませんか。俺も小さい頃親を殺
    されあいつらの事はあの日から1日足りと
    も忘れたことはありません。きび団子はい
    りません。ただ連れてってください。どう
    もレッサーパンダです。

ツ レッサーパンダが個人的な恨みで参加してる!!

ボ そうして桃太郎一行は鬼ヶ島を目指しました。

  (歩く)

  桃 あれ、キジがいないぞ?

  犬 キジならあそこです。

  (後ろで誰かと話してる)

  キ ちょそこのハトちゃん。俺めっちゃいい店
    知ってるからさ、ちょそこで俺と遊んだり
    しねぇ?

ツ あんま桃太郎でキジがクズな描写とかないだろ

ボ 猿 ちょ、お前さマジでやる気ないなら帰れ
    よ。マジで今お前みんなの足引っ張ってる
    よ。

ツ サルが周りをまとめるタイプのコミュニティなんだ。

ボ それから桃太郎一行は鬼ヶ島で鬼を倒し金銀財宝を村に持ち帰りました

  桃 いやーこれで鬼ももう現れないよ

    あれ!?金銀財宝がなくなってる!

  おじ すまない。桃太郎金銀財宝なんじゃがわ
     しが違法賭博で全部消しちまった  

ツ いや、おじいさん水原一平か

  全然できてないじゃん。


ボ あ、でも俺あの、、、ほぼ冤罪のせいで人生の大半を奪われた人と同じ要領の童話なら覚えてるかも。

ツ 冤罪のせいで人生の大半を奪われた人と同じ要領の童話、、、、??

ツ ・・・(長い間)

ツ え?浦島太郎??

ボ あーそれだ。

ツ いや、浦島太郎どんな覚え形してんだよ。確かに冤罪のせいで人生の大半を奪われた人と同じくらい一気に年とったけど

ボ おれ、それならできるわ

ツ 本当に? 頼みますよ

ボ まず亀をイジメるのを助けるところから始まるんだよね。

ボ イジメっ子A おいバカ

  イジメっ子B お前ほんっとノロマだよな

  亀 やめてくださ〜い

  イジメっ子A このノロマ野郎 

ツ いや、言葉のイジメあんまないだろ

  心の方傷つけてたのかよ

ボ 浦島太郎は恩返しの為竜宮城に行くことになりました。 

ボ 織 この度は亀を助けて頂きありがとうございました。

ツ あっ、乙姫様ですね

ボ 乙 よくぞいらっしゃいました。ここは海の都
    竜宮城です。あなた様をおもてなしいたし
    ます。

  浦島 ありがとうございます。ていうか、ここ
     の人達って僕達のいる場所とは関わりな
     いんですか?

  乙 えっと、、、すみません。確認してまいり
    ます。

   (確認する)

  乙 ないとのことです

  浦島 へぇ〜。織姫さんはこの出身なんです
     か。

  乙 すみません。確認してまいります

   (確認する)

     そうでございます。

ツ 竜宮城、おもてなしにマニュアルあんのかよ。あと、自分の出身マニュアルで確認するまでもいだろ

ボ そこから織姫と浦島は楽しい日々を過ごしました。

  (楽しい日々を過ごす)

  乙 え?私ここで4枚取ればいいの?

  浦島 おい。亀早くノロマなんだから。ってお
     いリバースかよ

  乙 UNO行ってなーい

ツ こいつらずっとUNOしてんな

  あと浦島は絶対に亀にノロマとかいうなよ

ボ 浦島は楽しい日々を過ごしましたが、村にいる両親が恋しくなり帰る事にしました。

  乙 この度はご来場ありがとうございました。

ツ まだマニュアルだよ

ボ 乙 こちらサービスのたまて箱です

  浦島 ありがとうございます。これって中何は
     いってるんですか?

  乙 えー少々お待ち下さい。

    (自分の持ってる紙を確認する)

    えーと。すみません。絶対に開けないでく
    ださいと書いてあります。。。が、そんな
    訳ないですよね。サービスのたまて箱なの
    に。

ツ そこはマニュアル通りいけよ。

ボ 浦島は村へ帰るとそこはかわり果てていました。

  浦島 え?これどうなってるんだよ。この箱に
     何かあるかもしれない!

     (箱を開ける)

     うわぁ〜〜〜。

  浦島太郎は一気に年老いてしまいました。

  浦島 あのぉ〜すみません。ここはどこなんで
     すか?いや、芝刈りには来てないです。
     はい。迷っただけです。

     (相手の話を聞く)

     あっそうですか。ありがとうございま
     す。すみません。あと聞きたいのですが
     ここに浦島という家はありませんかね。

     (相手の話を聞く)

     えぇ?何百年も前の話!?

ツ おい。桃太郎のおじいさんが山へ芝刈りきてる時に喋ってた変なやつって浦島だったのかよ。


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ツ 全然できてないじゃないですか

ボ ごめん。でも今思い出したから、さるかに合戦、つるの恩返し、笠地蔵一気にやろう

ツ いや絶対やるかー。もういいよ。

  どうもありがとうございました。

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