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憧れは人の心を動かすから「憧れるのをやめましょう。」#100日チャレンジ-Day9

「憧れるのをやめましょう。」

と聞いて、一言であの方の顔が思い浮かんだのではないでしょうか。
そう思うと相当なインパクトを残していますよね。

この言葉の真意は、

憧れるのをやめましょう。→憧れているだけの状態をやめましょう。憧れているだけではいつまで経っても、超えられない(変えられない)よ。

(上記のnoteからの引用)

ということ。
今日も大谷翔平のお話ではなく、私自身「かっこいい!」と憧れ、人として惚れた瞬間が最近ありました。
痺れた瞬間に、いやいや、憧れている場合じゃない、自分もやるべきことをやろう、と思ったというお話です。


2023年11月30日にオープンしたすすきののランドマーク「COCONO SUSUKINO」

そんなシーンがあった舞台は、2023年11月30日にオープンしたCOCONO SUSUKINOという商業施設です。

COCONO SUSUKINOは、2023年11月30日に開業する18階建ての複合施設で、地下鉄すすきの駅直結。以前「ススキノラフィラ」があった場所にオープン。ライフスタイルホテル「SAPPORO STREAM HOTEL」やシネマコンプレックス「TOHOシネマズ すすきの」を含む、商業施設初出店14店舗・北海道初出店15店舗・札幌市内初出店2店舗・新業態22店舗・ラフィラからの再出店7店舗と、さまざまなショッピング・アミューズメント・飲食・物販・サービス店舗の合計85店舗による複合施設です。

引用:https://domingo.ne.jp/article/22216

私の職場の目と歯の先にあります。
なので、時々お昼ごはんや夜ご飯を買いに行くのですが、その僕が何気なく買い物していた時に体験した出来事があまりにも感動したのでシェアさせてください。

札幌を代表するどんぐりパン

COCONO SUSUKINOの地下には、北海道民なら知らない人はいない「どんぐりパン」もあります。

ここのパンは、お手頃な価格でどれを食べても美味しい、北海道民の味方のパンです。(あ、案件とじゃないですよ?笑)
仕事終わりにパン好きな私は、どんぐりに買い物に行きました。
オープンしたばかりの夕方という時もあり、店内は通路にまで人が溢れるほどの賑わいでした。
パンの種類がたくさんあり、どれも美味しそうで、夢中になって、パンを選んでいると、白い調理服を着ている男性の方が嬉しそうに「いらっしゃいませ」といいながら出来立てのパンを持って、横切りました。

引用:https://marutto-maruyama.jp/cocono-donguri/

出来立ての匂いと光輝くパンを見て、「あー、なんて美味しそうなパンなんだ。」と惹かれていました。
そのときに「あれ?」と気になって嬉しそうにパンを運んできた男性の顔を見ると、「見たことあるなぁ」とそのパンを運ぶ男性に見覚えがありました。

え!野尻社長だ。。。

従業員が10名以上いる店内にぱっと見じゃ社長とは思えないくらいパン屋さんを運営する1人の社員として、パンを作られていました。パンを運び終えると、ガラス張りの調理場で黙々とパンを作っていました。
野尻さんとは、1度名刺交換したくらいの面識のため、ガラス越しに目があったため、会釈させていただきました。
その際にもパンへの想いやどんぐりを通して作る社会や社員への想いを聞いたことがあったため、黙々とパンを作る姿、パンを運ぶ姿に心が打たれました。

背中を見せる経営者は美しい。

きっとこのnoteを読んでいる方の中にも「社長は毎日従業員に働かせて、自分は楽して、お金を稼いで、夜はキャバクラでお金を使い倒す」みたいに思われている方がいるかと思います。
たしかにそういう経営者の方もいます。しかし、そういう方だけではありません。
パン屋さんを運営する従業員としてパン作りを行い、お客さんの顔を直接見て、直接空気に触れている姿がそこにはありました。

社長の仕事は、「会社に利益を出し続ける仕組みを作り、会社の理念を実現を目指しいくこと。」だと考えています。私みたいに小さな会社で自分自身も稼働しないと事業が回らない規模であればたしかに現場に出る必要があります。ただ、どんぐりさんの規模であれば、運営だけの観点で見ると、必要ないと思います。

ただ、社長自身がお客さんと近い距離にいて、お店の運営、お店づくりをすることが『どんぐり』というパン屋さんが愛さ続ける理由ではないかと思いました。

現場に入らず、経営に専念することが会社を大きくする場合もあります。現場主義な方が正しい、現場主義であろうということを言いたいのではなくて、私が見た野尻社長の姿が美しかったことを伝えたかったのです。

後日、たまたま野尻さんと経営者の会でお会いすることがあり、このことを伝えました。
オープンしたばかりだから、1〜2ヶ月は現場にいるようにしています。
と謙虚におっしゃっていました。そこでも長く話すことはできませんでしたが、その言葉からも伝わるものがありました。
本当にパンが好きなのか、どんぐりが好きなのか。経営のためなのか。
どちらにせよ。全身からその行動・その場を楽しんでいることが表情やオーラから伝わりました。
経営者としても現場が好きであることは、経営自体も現場に出ることも「幸せ」であるのではないかと思いました。

一瞬で人の心を動かす生き様

1職人としてパンを作る姿が、本当かっこよくて、パン好きの私は、「私もパンを作ってみようかな」と本気で思ったくらい心が動かされた瞬間でした。

ただ、その時に思い浮かんだことが
「憧れるのをやめましょう。」
でした。

この顔が私を見てましたね、絶対。

憧れると、思考ができなくなって、正しい判断ができなくなります。私は、一時パンが好きすぎて、パンスタグラマーをやっていたくらいの僕は、パン作り楽しそう。やってみようかなと心が動きました。
「憧れるとは、こういうことなんだな」と思いました。憧れを言い換えるなら、「その人になりたい」と一目置くこと。

今私に必要なのは、憧れて何かを始めることではなく、すみかのビジョン・ミッションを実現させるために事業を大きくし、仲間を増やして、できることを増やしていくことです。
そう考えると、パン作りは今するべきことではありません。自分に置き換えた時に「今やるべきことは何か。」「フォーカスして取り組むべきことは何か」を考え直しました。

一瞬で誰かの心を動かす生き様をしたいとは思いました。

目の前のことに全力に、好きなことをとことんやろうと思いました。
これは、一朝一夕でできる話ではありません。目の前のことを全力で取り見続けるしかありません。

何気ない日々から学びを得て、少しずつ自分をアップデートし続けます。

今日もnoteを読んでいただきありがとうございました。


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月館 海斗 | 教育と社会を近くする
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