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契約シルバー【オリジナル】




◆リスト

※公開日にリスト訂正。シャコが新規。

裏向きは未発売カードの、《Disコットン&Disケラサス》。

◆デッキコンセプト

《ブルックス・ザ・シルバー》下で《悪魔の契約》を唱えてソリティア、1T中にゲームを決めきる。

《シルバー》下で《契約》を唱える事で多量のタップマナを全て墓地に送り、その枚数分のカードをドロー。

《シルバー》の効果でドローした[キング・セル]を手札からマナに置き、効果でアンタップ。
《契約》効果で《悠久のフォーエバープリンセス》を落とす事で、墓地の《契約》と[キング・セル]を山に戻す。

以上を繰り返す事で山札から不純物を取り除き、無限マナアンタップ・回収ループの盤面を作って、《ヴォルゼオス=バラモルド》や《新世界秩序》、呪文の無限詠唱を使って実質のEXwinを狙う。

◆試練ループルート

若干複雑だが、青魔のブラドゥ-試練ループとやっている事は変わらない。

執筆当時も自己不信に陥っていたのか、最後の方で「これがループなのか分からない」とかいらない事を言っているが、ある行為を任意の回数繰り返せる時に一定確率である盤面が訪れうる時、後者も任意の回数繰り返せると単純に言っていい。

例としてはドリュミを使用せずに最小マナで青魔の試練ループないしウキドゥループを考える際、トップが試練であるかどうかで分岐し、トップが試練である時には使えるマナが余ったり、欲しい札を回収する行為をショートカットできる話が挙げられる。

ブラドゥ-試練ループの先行研究としてはかなり面白いと思うので、試練でのフィニッシュをしたい方含めおすすめしておく。

◆フィニッシュ時のループ(7/31追記)

試練を採用しないパターンについて記す。
先に述べておくが、契約を結局3枚必要とする。

原則
・山札1枚
・セルを2枚以上巻き込む場合契約は実質0コスト
・ボトムに契約と悠久が行った場合は拾えない→2枚混ぜれば0コスト
・悠久とセルは必ずマナへ

セルはボトムに行ったときだけマナに置ける枚数が1減るが、基本混ぜた総枚数-1枚は確定アンタップ。契約が来たら抱えるのでボトム契約以外の時手置きループ………

と、言いたい所だが、

契約は前のTに使い終えた自身も巻き込む行為である為に山札に返す枚数よりドローする枚数が1枚増えてしまう。よって1墓地2ドローである《ザババン・ライト》を合わせる事を考える。契約3枚の場合も、契約2枚がボトムとなった時点で、次の試行で契約3枚がボトムに行った状態から、契約のみで返ってくる事ができない。

さらに《ザババン・ライト》は強制2ドローである為、ボトムは3枚で推移させる必要がある。この時契約・ザババンのすべてがボトムに埋まってはループの続行ができない為、契約・ザババンは面のブルックスを含めそれぞれ2枚ずつは確定の5枚が必要となる。

またザババンを使用するのであっても、詠唱後は墓地が増える事に注意すべきである。
さらにザババンの代替札としてミラクルを使用する事も可能である。
悠久・セルに関しては引いたら置けばよい為、基本的にはドロー札の条件の話をすればよい。

以上を踏まえて整理を行っていくが、必ず契約を引かなければいけない都合上(ザババンザババンと引いてしまった瞬間に止まる為)、契約は3枚が前提となる。

🟥ボトム1枚、2枚
→全て契約を保持
🟦ボトム3枚
→🟩ボトムから3枚に契約2枚の場合
→🟨契約を1枚持っている
→🟧契約を2枚持っている

🟩契約0
ザババンを持っている→詠唱で山1、墓地契約ザババン、手札に最低契約1枚→契約詠唱で山札は3枚となり、🟦へ

ザババンを持っていない(ボトムから3枚の空き1枚に1枚ある)場合、契約も持っておらず継続が不可能な為ザババンは2枚絡ませる必要がある。→ザババン2枚の条件の確定

空き1枚の為悠久は掘れる。

🟨契約1
ザババン、ミラクルを持っている→詠唱で山1、墓地契約ザババン、手札に既に契約1枚→契約詠唱で山札は3枚となり、🟦へ

ザババン、ミラクルを持っていない(ボトムから3枚の空き2枚に1枚以上ある)場合、契約は持っているが山札枚数を減らす事が不可能な為ザババン・ミラクルは計2枚絡ませる必要がある。

空き2枚だがマナに送れるため悠久は掘れる。

🟧契約2
ザババン、ミラクルを持っている→詠唱で山1、墓地契約ザババン、手札に既に契約1枚→契約詠唱で山札は3枚となり、🟦へ

ザババン、ミラクルを持っていない(ボトムから3枚の空き3枚に1枚以上ある)場合で、2枚が埋まっている時、契約は持っているが山札枚数を減らす事が不可能な為ザババン・ミラクルは計3枚絡ませる必要がある。→ザババン2枚に加えて、ミラクル1枚の条件の確定

空き3枚だがマナに送れる為悠久は掘れる。

⭐️必要なセル枚数について

悠久は後からでもマナに置けさえすればよいとして、先んじて6枚のアンタップインが必要。

ボトム3枚で推移する場合最大3枚埋まる為、サイクルを続けるのに最低9枚必要になる。

最低9枚の条件で、任意の枚数混ぜ込んでよい。

⭐️手置きループについて

契約やザババンを、引いて手札に保持する行為を全てで介す為、無限に手札をマナに置くループも成立する。

⭐️任意の札を使う場合

墓地に+1となり、契約で混ぜ込んだ時の山札が4枚となる。
🟧の場合で、手札に契約2枚、ザババン2枚、ミラクル1枚となり、任意札を持っていて、5マナ+任意札を払えるセルがアンタップでマナに置かれている時、
任意札詠唱→ミラクル→契約で手札契約ザババンザババン山4→契約で手札ザババンザババン山5→ザババンザババン山1………?

この時点で契約を使っても、山札は4枚のままとなる。
理由としては、
ボトムから数えて、墓地に契約の時点で、3が2ドロー札を1回、5が2ドロー札を2回使ってボトム1枚まで辿りつけ、
1ーボトムまでに使った回数(元の山札の枚数-1わる2)分山札が増減し、5以降奇数枚の山札なら使った回数-1分山札が減るのに対して、
4は偶数枚であり、1度しか2ドロー札を使えず、ボトムにも辿りつかないため、山札が増減しない。

道中山が減らないとかいう訳ではないが、ボトム残しのループで、サガではお馴染みの表現「山札の枚数が増減しない札」を使うと山札4枚の状況に幽閉される。

公開時点でやや認識に誤りがあったため訂正、現在は一旦「シャコガイル」の採用で様子を見る事にしている。

◆デッキの強み、弱み

◇強み

・セルを豊富に取れる為攻撃を複数回に分けるタイプのワンショットには1T耐えるのに充分な受け性能を持つ
・とこしえの超人など、通常のメタ、通常の使い方を想定されているメタ、がほぼ効かない(ただしアプルや墓地移動禁止系のメタは効き、リツイーギョ等もコンセプトを否定される程ではないが効く)
⭐︎今回はオリジナルとしているが、アドバンスの方がアドバンス限定で採用できる札の存在に限らず適性が高いように思っている。

◇弱み

・いくら練度を上げてもデッキ圧縮まで非常に時間がかかる上、毎度悠久でのシャッフル行為を経由する必要がある為、単に迷惑なだけでなく、最悪の場合対戦相手に山札を仕込まれる可能性など競技的な側面でかなりのリスクがある(自分でシャッフルできるネット大会ならまだこの面は緩和できる)。なお、山が圧縮できるまでは常に不確定要素を孕んだ有限ループの形を取らざるを得ない。

・アポロに対して明確な回答がない(エスメルを取らずとも、龍/LO含め全ての素質を持ったライブラ・シールドの採用等は現実的である)

◆なぜ今更「契約シルバー」のリスト作成に至ったのか

このデッキについては今までも複数の記事をあげているが、イメージを掴みやすいのは上記の記事かなと思うので、当時の認識の到達度はともかくとしてリンクを貼っておく。

1、《Disコットン&Disケラサス》の公開

不確定ながら、このデッキで3-6札8枚採用が初めてまともにできるようになったカード。
3-6の動きは最速キルTを伸ばせるだけでなく、4T目の《ティガウォック》着地も可能にする行為である。

2、《バイラス・カースド》の発見と、再現性に対する達観の訪れ

調整当事は《新世界秩序》の射出先として《∞龍 ゲンムエンペラー》や《ワルド・ブラッキオ》を採用していたと記憶しているが、【契約シルバー】発案時点で既に《バイラス・カースド》は発売されていたようだ。

元々《Disコットン》判明時点で【契約シルバー】の新構築の可能性には言及していたが、つい昨日【契約シルバー】を触ろうとしたのは【ドラグスコーラー】の最新の構築と理論に対して、修正のしようがない程に達成度を感じた事がきっかけである。

デッキメーカーを開いて、ものの数分で出来上がったのが以下のリストである。

一旦配分の粗は無視して欲しいが、今まで[2-4サイバーブレイン]等、枚数を取ってしまい、また固有性のない序盤の動きを採用していた時から一転、

・このデッキは、《シルバー》《契約》《ミラクル》の3枚のカードを集めるデッキである

・《ミラクル》をうつ観点からも、また単純に使いやすさという点でも、極限まで[セル](※2色である伝説系以上という意味も含む)を増やす事が勝率の向上につながる

このような捉え方を取り入れた上で非常にシンプルな草案となっており、最近刃鬼の活躍でTwitterでもピックされていた話題だった事もあり、当時考えつかなかった《バイラス・カースド》にもあっさり辿り着いている。

ちなみに《転霊》《獅子王》採用のようにビッグマナ的な動きをループに関係なく取り入れる形は省くとして、元々《そのウサギ、クセものにつき》と《雪溶の鎖/堕牛の一撃》を採用した、2-4ブレイン及び2-4-5ソリティアが可能な基盤などは考えていたが、上記リストのような試みはしていなかった。

上記リストに《Disコットン》を加え、最適なフィニッシュ方法について考えたリストが現在のものになる。

◆フィニッシュ方法について

※便宜的に設定している為前提を伴う箇所があります。

◇できる事

・公開領域にあるセル分のアンタップマナを作れる
・タップセルを落としつつ引いて置き直す事でアンタップできる
→セルの最大数分一時的にマナを増やせ、更にマナのアンタップが可能

・マナのカード、墓地のカードを回収できる 
・盾落ちケア札をループに組み込む事ができる

・他に札を採用しなくても前もって搭載できる《ヴォルゼオス=バラモルド》《新世界秩序》を使える

◇できない事

・自分、相手共に面のクリーチャーに触れる事ができない
・《新世界秩序》使用後はシルバーが手札に返ってしまい、以後ループ復旧に必要なマナを用意できない。

◇まとめ

・《ヴォルゼオス=バラモルド》は出す事でセルの総数を減らすが出した後もループを継続できる
・《新世界秩序》を使う場合ループを継続できないので、バウンス札としての運用は非現実的かつ、これをフィニッシュ札とする場合他に射出先のドラゴンが必要

⭐︎ループが止まった場合でも12、3マナを作る事は可能なので、射出先のドラゴンは《秩序》をお茶濁し的にも使えるようなカードであると尚良い
・親の顔より見たフィニッシュ[ナンバーループ][試練による、山切れケアを搭載した無限追加Tループ]、も問題なく可能
→回したい任意が山札を減らせるカードである場合、および試練ループ後など山札が0枚でも敗北しない状況では記載ルートでループが可能。

◆おわりに

セルの優先度の話など、細かい話も必要に応じて随時追記します。

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written by kaisindon


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