話し方の極意 スモールYESとビッグYES①
皆さんは何か提案することが得意ですか?その提案は通りますか?どうせ通らないから提案したところで無駄、と思っていないですか?
今回は、相手のYESを引き出すテクニックをご紹介します!
前回のメンタルモデルと一緒につかうと、提案の承認確率が上がり、自分の自信にもつながります!
ぜひご覧ください!
スモールYESとビッグYESとは?
「会話を短く区切って、理解しているか都度確認すること」です。
これを行うことで、相手に話の全体を理解してもらうことが目的です。
小さな同意を積み重ねることで、最終的に大きな同意を得られます。
例えば、スモールYESを意識しない例を見てみましょう。
スモールYESを意識しない例
営業部のAさんと課長のお話
会社員Aさん「課長、ちょっとお時間よろしいですか?顧客管理システム導入についてご相談があります。現在、我々営業〇〇課では、顧客の管理のコストが高くなっています。そのため、XXツールというものを導入したいと思いました。このツールは、~~という利点がありまして…」
課長「…う、うん」
もし皆さんが課長の立場で、部下にこんな話をされたら、どう思うと思いますか?
課長の心象としては、最悪です!
課長(今忙しいんだけど…そんなに長く話すの!?)
課長(コストが高くなってるって、具体的にどれくらい?)
課長(XXツールって、なに?他のツールは?それはどれくらいのコストがかかるの?導入してペイできるの?使いやすいの?…etc)
と、課長は心の中で思っています。
スモールYESを使わないと、
・聞き手は質問をすべて覚えておかないといけない
・自分の主張を通そうとしているように見える→否定されやすい
という欠点があります。
スモールYESを使った例を見てみましょう。
スモールYESを意識した例
会社員Aさん「課長、いま5分程度ご相談してもよろしいでしょうか?」
課長「(5分程度ならいいか)大丈夫です。」
会社員Aさん「顧客管理のツールを導入したいと思っております。理由を説明してもよろしいでしょうか?」
課長「話してみてください。」
会社員Aさん「ありがとうございます。現在、我々営業〇〇課では、顧客の管理に時間コストがかかっております。理由は、顧客管理がすべて手動で行われているからです。」
課長「確かに管理しにくいよね。コストってどれくらいかかってるの?」
会社員Aさん「はい、一日の30%です。」
課長「なるほど。」
会社員Aさん「ですので、この顧客管理ができるXXツールを使って、時間を削減したいと考えております。」
課長「それを使ったら、どれくらいの時間が顧客管理にかかる予定なの?」
会社員Aさん「はい、このツールを使うことによって、今まで1日の30%を要していたのですが、10%になる予定です。」
課長「そうなんだ。他のツールは検討しましたか?」
会社員「はい、検討しました。以下の観点から、対象を絞った結果…」
こちらの例では、部下と上司の質疑応答が細かく行われています。これがスモールYESです。
次の記事では、
・スモールYESとビッグYESを意識するメリット
・具体的なアクションプラン
を紹介しています!
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