事実と解釈の分離
こんにちは!会社員mameです!
会話の際、(そういうこと聞きたいんじゃないんだけどな~)とか、(今の答え方で、回答になってるかな?)と思ったことはありませんか?
その原因は、ずばり、回答者が事実と解釈を混同して答えているからです!
このnoteで学べること
・事実と解釈を分けないとどうなるの?
・事実と解釈の分け方
事実と解釈とは?
そもそも事実と解釈とは、何を指しているのでしょうか?
事実…実際に起こったこと。現実に存在する。(Ex.気温35度)
解釈…自分の考え。(Ex.今日は暑い)
このように書くと、分けることは簡単そうに見えますが、ごちゃまぜにしている人はたくさんいます。
事実と解釈を分ける理由
なぜ、事実と解釈を分けなければいけないのでしょうか?
理由は、事実と解釈を分けないと、短いやり取りで答えを得ることができない、コミュニケーションコストが高い人と思われてしまいます。
では、事実と解釈を混同している例を見ていきましょう。
【上司は部下に企画の説明を依頼した。部下は部長に説明を行った。】
上司「部長に承認もらえた?」
部下「はい、かなりうまくいきました。」
上司「それって、承認もらえたってこと?」
部下「いや、そこまでは…。」
上司「もらえなかったんだ。理由は?」
部下「予算の部分にご納得していただけなくて…」
上司「そこクリアすれば、承認もらえそう?」
部下「大丈夫だと思います。」
上司「本当に?もう一回聞いてきてもらえる?」
この例の部下は、上司の質問に対して、すべて自分の解釈を答えています。
上司は、「部長に承認をもらえたのか」、「もらえなかった場合どうすればもらえるのか」、を知りたかったのに、何度質問をしても部下は全く答えてくれない、という状況です。
また、解釈は人によってとらえ方が異なります。本当に部長が納得していないのは予算だけでしょうか?もしかしたら、ほかの部分も修正しなければならないかもしれません。その部分を明らかにするには、さらに部下、又は部長とのやり取りを要します。
このように、事実と解釈を混同すると、コミュニケーションが遅延します。
なぜ、このようなことが起きたのでしょうか?
部下は、上司が聞きたいことよりも、自分が言いたいことしか答えていないからです。
部下の言いたいこと
・説明はうまくいった
・予算以外のポイントは考えなくてOK
事実と解釈の分け方
では、どうやったら、事実と解釈を分けることができるのでしょうか?
やることはとってもシンプルです。
「自分の伝えたいことはゴミ箱へ捨てる!相手が聞きたいことを答える!」です。
先ほどの例の部下は、相手の質問に対して、部下の言いたいことを答えていました。これでは会話がかみ合うはずがありません。
自分がアピールしたいことは、後回しにして、まず相手が聞きたいことを答えましょう!
また、質問は考えて答えるものです。時間をかけて回答しても問題ありません。焦って自分の解釈を答えるよりも、時間をかけて事実を伝える方が、相手を迷わせないので、よっぽど良心的です。
めちゃめちゃ簡単だけど、意外とできていない人は多いです!しょうもないな~と思われるかもしれません。コミュニケーションコストが高いと、あなたの人間性の評価まで下げてしまいます。逆に、コストが低いだけで、仕事できる人だなと思わせることができます!
一度、自分や周りの人ができているか、振り返ってみてください!
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