2020年度公立高校入試 出題内容の分析
2020年度公立高校入試 全国的出題内容の分析
数学
前年よりの読解問題重視に変わりはありませんが、
難易度の高い問題はありませんでした。
苦手意識を持つ人が多いですが、
文章題を攻略出来ればいい結果が出ますので、夏期講座を利用して
読解問題を中心に学習することをお勧めします。
英語
SDGs関連や新学習指導関連の英文が増加しており、
日本語訳は減少傾向です。
国語
作文は出題する8割の県でグラフや会話文などの資料があり、
東日本では意見作文、西日本では資料の読み取りが多い傾向にあります。
理科
隔年現象で計算問題が増え、完答で正解になる問題や
正しい組み合わせを答える問題が増加しました。
社会
環境やフェアトレード、モノカルチャー経済などSDGs関連の出題が増加しました。
今まで入試頻出といわれたもの以外を見られるようになってので
教科書の細部や時事ネタなど、広い範囲に目を向けておく必要があります。
2020年度公立高校入試 出題内容の注目点
出題内容の注目点:数学
思考力系の凝った文章題が標準になった一方、
複数単元融合問題や日常生活に関連した問題が新たに加わりました。
出題内容の注目点:英語
英作文は絵を見て状況を説明するものやEメール、文化の紹介など
日常生活に即した書きやすい内容のものが増えました。
またリスニングの配点が上がった県が増えたようです。
出題内容の注目点:国語
説明文は「対話」「論理的思想」「哲学」「科学」が主流のテーマです。
また、メモや会話文などを取り入れた問題は全国的に増加傾向にあります。
出題内容の注目点:理科
実験や観察の問題は、日常生活に絡めた問題が増えことにより長文化が進んでいます。
また、凝った設定の問題よりも段階を踏んで考える問題が多いようです。
出題内容の注目点:社会
資料の量は年々増えており、さらに資料の隅々から情報を読み取る問題が増えているため
読解スピードや処理スピードが重視されています。
さらに3割以上の県で問題のページが10ページを超えました。
夏期講座では、出題傾向に合わせて、また個人の志望校に合わせて
問題を選び学習をサポートします。
まとめ
今年の春に受験した中3生は、試験の1週間前に学校が休校になりました。
当塾はオンライン授業を並行していたため、すぐにオンライン授業のみへと切り替えが出来ましたが、不安でしょうがなかったと思います。
なんとか全員合格することが出来、安心しましたが、その後進学しても学校が再開されずなかなか友達も作りにくい状態で、
「受かったぁ~!」「やるぞ~!」というモチベーションがだんだん下がっていったような気がします。
現在は通常通り学校が再開され、みんな友達が出来、学校生活をエンジョイしているようですが、例年に比べると気をつけなければならないことも多く気の毒な気がします。
しかし、「今の学生は大変だよね。」と声をかけると
「いや、大丈夫です!!」という返事。
案外頼もしく育っていっているのかもしれません。
例年にない大変な入試を経験した高校生に、応援の気持ちを込めて動画をプレゼントします。何かの役に立ってくれたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。