1996年4月 社会人になる

まさに社会人の第一歩。
後から思ったことだが、およそ人生のターニングポイントで1番大きなものがこの社会人デビューだろう。それまで、親や学校守られお金を支払って勉学していたのが、お金をもらって生活するという180度違うものになる。
学生生活は魅力的だが全てはここからの準備だったのだと気付く。

私が入社したのはOME
大手音楽会社だ。
実は間違って就職したことを知る人は少ない。
当時、ゲーム機のenjoystation が発売されoceとゆう会社が設立された。ここはony とone が共同出資で作った会社だったため私はone の一部署だと勘違いしていた。
その部署はマルチメディア部という名前で
当時オープンゲートというゲームの制作をしていた。

配属の夢を膨らませ階段足早にこの部署に訪れ部署長に挨拶した時、社会人の制裁第一弾をくらう。
‘あんた誰?’
私の配属は伝わっていなかった?
パソコンもゴミ箱も何もないテーブルに
案内された社会人初日。
何をした記憶もなくその日は終わった。

ここで私の大会社対する不信感の一つが刻まれたことに間違いはないだろう。
それまでは一部上場の大会社は雲の上の憧れの存在だった。
名前を出せば、皆口を揃えて凄いねと言ってくれたし、疎遠な親戚からも遊びに来てねとか馴れ馴れしい取り巻きが増えた。
実像は?
初任給は当時にしては良かったかな?
22万くらいだったと思う、それにボーナス年2回。

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