自分が好きなものを臆さず「好き」と言える。TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」紹介します。
今回は私的2022年冬アニメランキング3位にさせていただきました「その着せ替え人形(ビスクドール)は恋をする(略称:着せ恋)」を紹介させていただきます。好きなもののために全力で推し活のコスプレをする女の子と過去に好きなものを否定されて好きなものを人に言えなくなった男の子のキュンキュンするお話となります。
先ずは公式HPよりイントロダクションの紹介となります。
今回の主役は何といっても主人公とヒロインこの二人にかなりスポットが当てられております。
五条 新菜(ごじょう わかな)はイントロダクションにあったみたく根っこがまじめで小さなころに爺ちゃんが作った雛人形に魅了されて自分も爺ちゃんみたいな立派な人形を作るのを夢見ております。ただ小さなころに男なのに雛人形が好きだなんて変と言われたのがトラウマでそこから喜多川さんと出会うまで自分が好きなものを隠すようになり好きなものについてははっきりと言うことをやめてしまいます。
ヒロインの喜多川 海夢(きたがわ まりん)はクラスで人気者のイケイケのギャル。読モをするぐらい容姿端麗でもあります。そして何といっても一番は自分が好きなものを堂々と好きと言える女の子。その内容が所謂アニメ・ゲーム(アダルトゲーム含む)が好きなオタクギャル。友人にも堂々と言える性格の彼女で、自分が好きなキャラに対して究極の愛を表現できるのがコスプレだと思い、自身もコスプレをやり始めます。
好きなものを否定しない
私がこの作品で一番好きなのは何といっても海夢の好きなものを否定しない、むしろなんで言わないのかと本気で思っているところです。それこそこのご時世はアニメ好きなども言える時代になりましたが、つい十数年前まではアニメが好きと言われればオタクと蔑まれることも多かったのではないでしょうか。
海夢はそれこそ美人で読モなので男からよく声をかけられるのですが、バックにつけているキャラのストラップをバカにされるとどんなに顔がいいお琴でも即斬りするぐらい好きなものを否定することを否定します。そこで雛人形を作っている五条と出会い、雛人形の頭を作成した五条を見てとてつもなく褒めます。五条も小さい頃女の子に気持ち悪いと言われたので海夢から馬鹿にされると思ったところ初めて褒められて少し自信が持ちます。
五条君が海夢のコスプレ衣装を作るにあたって関わっていくうちにお互いがお互いの良いところを知っていきます。海夢が好きなものに全力で行動し、コスプレの衣装の材料や金額なども好きなもののためなら一切妥協しない。五条君は根が真面目なのでそんな海夢がなりたいキャラのコスプレを全力で応援したいと思い、その作品を全話見たり、アダルトゲームを真剣にやったり洋服のデザインを全力で作品のものと同じにしようとします。そして海夢は五条が作成したあまりにも完成度が高いものを見て感動します。服をかなり褒めて、着てみると更に褒めてくれて大はしゃぎをする海夢を見て五条自分も嬉しくなり褒めあいのオンパレードが始まります。コスプレを通じて知り合った他のレイヤーとも話をしてどうしてコスプレをしだしたのか、衣装の見解、本物に近づけるためにどう工夫しているのか、などいろんな人の好きの表し方を聞き感銘を受け今後の自分の糧とします。五条もコスプレ衣装を作成、新しい世界を目にすることで本業(?)の雛人形作りにも味がでて尊敬する爺ちゃんにも褒められます。まさしくプラスの相乗効果!
ラブコメの波動を感じる
タイトル通り恋をする男女の関係もあります。恋のきっかけは海夢が五条が綺麗なものを綺麗とあまり言わないと気づいて理由を聞くと本当に心から綺麗と思ったときにしか言わないと聞きます。そして初めてコスプレをして初めてコスプレのイベントを参加した帰りに、五条が疲れから電車内でウトウトしているときに喜多川さんは綺麗でしたと言われて海夢は五条を意識することになりました。コスプレ衣装の用意のために一緒にでかけたり、おうちデートになって内心はしゃいだり、職人の顔つきをみてキュンしたりとまさしく年頃の女の子です。
五条はコスプレ衣装を作成するうえで採寸や着替えなど美人で巨乳な女性の肌を間近で見ることになり照れたり発電したりと思春期特有の恥ずかしさなどもあります。しかし恋愛感情を持っているかと言われたらそうではなく、尊敬できる人物という意識になっております。猛アプローチをする海夢の言葉や行動をからかっているだけと思いこんでしまっている感じですね。今後の2人の恋の行方も気になるところです。
最後に
ということでその着せ恋人形は恋をするを紹介させていただきました。
着せ恋は作画もかなり細かく描かれております。それこそ動きの一つ一つ背景、心情が動いた瞬間などかなり丁寧に作品が作られているのがわかります。物語の中でもなかにはムフフな出来事などもありますが、むしろこういうのを包み隠さず描写しているのは妙にリアルがあります。
実際に私も大学生の時に当時コスプレをしている友人がいて近くのイベントホールに行って写真を撮っていましたが(その時は超大人気忍者アニメの主人公のライバルの兄が所属している衣装)、やはり衣装や小物などどうしたのか聞きましたが大変という印象をもったのを覚えています。そこからこのアニメを見ているとそりゃあ大変だと思うぐらいコスプレって大変で、しかし大変な思いをした後にいい景色が見れるんだろうなとおもいました。
恋に、好きなものに全力で挑みまさしく青春しているこのアニメ是非とも視聴見てください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?