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京都アニメーションに感謝を。心に残る劇場版「ヴァイオレット・エバーガーデン」を観ませんか?

 先ずは2019年の京アニ放火事件で旅経たれた多くの方々に心よりご冥福をお祈り申し上げます。 

 事件があり、2020年1月に公開予定だったこの作品が延期になり、4月に上映が決定した後もコロナウイルスの影響により9月まで延期になり、ようやくファン待望の劇場版「ヴァイオレット・エバーガーデン」が公開されました。

ヴァイオレット・エバーガーデンとは

 先にお伝えしますと、この項目はネタバレも含んで記入しているのでご注意ください(なるべくネタバレ含まないよう気を付けてはいます)。公式HPよりアニメ「ヴァイオレット・エバーガーデン」のイントロダクション及びあらすじを引用いたしますと、

想いを綴る、愛を知るために

感情を持たない一人の少女がいた。
彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。
戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
――飾らないありのままの恋心をつづった手紙
――去りゆく者から残される者への最期の手紙
手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。
これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。
「お客様がお望みなら、どこでも駆けつけます。自動手記人形サービス、ヴァイオレット・エバーガーデンです」
とある大陸の、とある時代。
大陸を南北に分断した大戦は終結し、世の中は平和へ向かう気運に満ちていた。
戦時中、軍人として戦ったヴァイオレット・エヴァーガーデンは、軍を離れ大きな港町へ来ていた。
戦場で大切な人から別れ際に告げられた「ある言葉」を胸に抱えたまま――。
街は人々の活気にあふれ、ガス灯が並ぶ街路にはトラムが行き交っている。
ヴァイオレットは、この街で「手紙を代筆する仕事」に出会う。
それは、依頼人の想いを汲み取って言葉にする仕事。
彼女は依頼人とまっすぐに向き合い、相手の心の奥底にある素直な気持ちにふれる。
そして、ヴァイオレットは手紙を書くたびに、あの日告げられた言葉の意味に近づいていく。

 また簡単にはなりますが、これまでの経緯を書きますと、
 戦争の道具として生きていたヴァイオレットは大切な上官と別れる際に放たれた「あいしている」という言葉の意味が分からず、平和になった街でまだ言葉の読み書きができない人が多い中で手紙の代筆、所謂「自動手記人形(ドール)」という職業に就きます。まるで人形のように感情がない彼女は、お客様の言葉の裏の意味が分からず怒らせることもありました。
 いろんな人物と出会い、その人の気持ちを知ることで、「素直になれないから手紙で届けたいという」自分が仕事が何なのか、徐々に分かってきたヴァイオレット。
ある人が大事だからこそ嘘をつくという矛盾。
大事だからこそ、なくなった後に後悔しないように綴り届ける。

ヴァイオレットが知りたいと思っていた「あいしている」の意味を徐々に理解してきた彼女が今後自分がどうすべきか悩むようになりました。

戦争で多くの人物を殺した事実は消えない。殺した人にもあいしている人がいてその人を悲しませてしまったのではないか。
この仕事をして思いを届けられた人がいて救われた人もある。

と、まとめるとこのようなお話しになり、アニメから泣けました。毎話泣けるお話しでした。その後外伝が上映され、今回の劇場版のお話しとなりました。

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 Netflixではヴァイオレット・エバーガーデンが全話観れます。またYouTubeに公式が5分でわかるヴァイオレット・エバーガーデンをアップしておりますので(全3回)、Netflixで観れない方はこちらでも概要が分ると思います。

劇場版ヴァイオレット・エバーガーデン感想(ネタバレなし)

 感想の前にこの劇場版のイントロだけ記入致します。

心を揺さぶる物語、
心に響く音楽、
心に残るアニメーション。

今なお多くの心を惹きつけて離さない、とある女性の人生譚。
彼女の名は「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」──。放送前からワールドツアーを行い、世界各地で熱狂の渦を巻き起こした。
感動的な物語と、繊細でダイナミックな映像で話題となったTVシリーズ、
観客たちの心を躍らせ、作品世界へと誘ったオーケストラコンサートを経て、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -」を公開。
世界中で大きな反響を巻き起こした。

そして、いよいよフィナーレへ──。
「愛してる」も、少しはわかるのです。
新しい時代が到来し、世界が大きく変わっていこうとしている今、
彼女の紡ぐ手紙が、彼女の想いが、どこに届くのか。
【不変】で【普遍】の愛をあなたに──。

 この作品を視聴する前には前情報無しで観てほしいので、作品の展開については触れません。
始めにこの作品のPVを観た時のことをよく覚えています。「あ、これ泣く奴なんじゃ・・・」
 そして視聴後がコレです。

 5分で私の涙腺が崩壊しました。私の観始めてから泣くまでの最速記録を大幅更新しました。これ以上は今後はないのではと我ながら思います。(因みに2回目観た時も展開知っているのに5分で泣きました)アニメで泣ける話があると先ほども書きましたが、それに連なるお話しからスタートでした。
途中からは映画館で観ている人皆大号泣でした。絶対に泣くと思い紙ティッシュを持って観に行ったら全部使いきってしまいました。そしてマスクもびちょびちょで変えのマスクも用意すべきでした。2回目の時はもうタオルを持っていき大変役に立ちましたので、これから観られる方はタオルと変えのマスクを用意することをお勧めします。
 京都アニメーションの本領発揮といいますか、ただでさえ毎作品キレイな背景及び壮大な音楽を提供していて、特にこのヴァイオレット・エバーガーデンはアニメ放送から劇場版かよと思う程毎話凄かったのに!それを大スクリーンで音響の環境が整っている劇場版でこの作品が観れるのもありがたいことでした。美しい背景、登場人物、綺麗で壮大な音、どれもこれも満点な出来です。
 泣くという感情を届けるにはストーリーの展開は勿論ですが演技も重要になりますが、これはもう声優の皆様の演技力にもう脱帽です。パンフレットにとある声優さんのところには「音響監督に『京都アニメーションの皆さんは、別れの辛さ、可哀想さを描きたいのではなくて、精一杯の想いを伝えるたことの尊さを描きたいのだと思います』と言われて、演技の方向性が決まった」とありました。この言葉であの演技ができるなんてプロだなと思いました。

 私はこの作品はそれこそ大人の方に観てほしいと思いました。人生経験がある人のほうがこの作品に刺さると思います。更にお子様がいらっしゃる方に…
 この時代は携帯というとんでも発明品はまだない時代ですので、感謝の言葉を伝える手段は限られています。その中で面と向かって素直な気持ちが伝えにくくても、手紙であれば素直に想いは伝えられる。大切な人に伝えられる時に伝えるべきことがあるという大切さ。そして伝えるために恥ずかしがらず1歩勇気を出し一言言う大切さを知ることができ、大変素晴らしい作品となっておりますので、コロナウイルスで大変な時期ではありますが、是非とも足を運ばれてください。Let's GO TO シネマ!


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