見出し画像

一生懸命に、全力で青春を謳歌する少女のお話し。TVアニメ「明日ちゃんのセーラー服」紹介します

  今回は2022年冬アニメランキングで2位にさせていただきました明日(あけび)ちゃんのセーラー服を紹介させていただきます。CloverWorksによる動きや表現が全て、本当に全て!かなり!丁寧に描かれており、初めての友達作りに憧れのセーラー服を着て青春を過ごす女の子を是非とも観られてください。

それでは初めにアニメのイントロダクションの紹介をさせていただきます。

舞台は、田舎の名門女子中学・私立蠟梅ろうばい学園。
あるきっかけから、この学園のセーラー服を着ることが「夢」だった少女、明日あけび小路こみち。
念願叶い、ドキドキで入学式当日を迎えるが―

「私はセーラー服に決めました」

決意を胸に、夢の中学生ライフが始まる♪
クラスメート、給食、部活動…
“初めて”だらけの毎日を、小路は全力で駆け抜ける!
少女たちの、キラキラ輝く青春日記。

「友達いっぱいできるかな?」

About
2016年より「となりのヤングジャンプ」(集英社)にて連載中の『明日ちゃんのセーラー服』。
俊英・博が柔らかなタッチで細やかに、そして大胆に描く表現が話題を呼ぶ。
コミックス第1巻は発売前に重版が決定、品切れが続出するなど大きな反響を生み出している。
そして2022年、待望のTVアニメーション化が決定。
監督を務めるのは、『アイドルマスター SideM』監督や『空の青さを知る人よ』演出などを手がけてきた黒木美幸。
制作は、数々のヒット作を世に送り出しているCloverWorksが担当する。
実力派スタッフにより、緑豊かな田園風景が色づき、少女たちの青春の日々が動いていく。
ヒロイン・明日小路に抜擢されたのは、本作が初主演となる声優・村上まなつ。
小路の“初めて”をリアルに表現し、アニメーションに命を吹き込む。

この青春は、かけがえない記憶。
そして今日も、また明日あしたも続いていく―
あなたもきっと、明日あけびちゃんを応援したくなる。

公式HP:イントロダクションより

 このアニメは明日ちゃんの友達作りに関しての青春日常ものです。アイドルが着ていたセーラー服に憧れて、いずれは自分もセーラー服を着ることを小さい頃から夢見ます。母親が通っていた学校がセーラ服を着ていたと聞き運命を感じました。無事母親が通っていた私立校に合格し、洋服の仕立てをしている母親にセーラ服を作ってもらい、いざ入学!すると・・・当時はセーラ服、そして今はブレザー制服となっていて初日から悪目立ち。初めての同級生との生活、憧れのセーラ服だが自分だけで回りはブレザー。自己紹介でも失敗・・・さぁ果たしてかっこよく学園生活を、友達もたくさん作れるのか・・・見守っていきましょう。

長ったるい自己紹介の最後に特技を披露して・・・

明日ちゃんの性格

 明日ちゃんはコミュ力100点の女の子です。勉強もできて身体も柔らかく、運動神経抜群と文武両道。しかも明るく常に元気、すごいことはすごいと思い、自分にできないことをできる級友には尊敬している感じです。天真爛漫で中学に入って初めての同級生ということで、これまでは家族や先生以外と遊ぶ機会や話す機会もなかったため、所謂空気を読むことが少し苦手で失敗することもしばしば。ただ本を真剣に読んでいる子がいたら読み終わるまで声をかけない、など人の気持ちを汲んだりとします。その言動や考えには大人びる時もありカリスマ性なものを垣間見えます。
 家では交友が上手くいかない場合や今後どうすべきか悩んだり、憧れのセーラ服が着れなくなりそうだったりと母親や妹に相談する姿もあり強いだけではなく弱い部分も年相応あります。ただそれを一人で抱え込まず周りに相談するのがいい。
 そんな彼女がどんどんクラスの女の子達と一人、また一人と交友関係を育む姿を中心にストーリーが進んでいきます。仲良くなるためのきっかけのお話やクラスでの体育祭に向けてクラスメートと話す機会も。初めての買い物。初めての級友を家に呼んだりと時が進むにつれて明日ちゃんの学校生活も進展していきます。そして明日ちゃんと一緒に過ごしていく中で、級友たちも触発されて周りの子達も励みになり、かじった程度の知識をもっと深めようと努力したり、自ら離れていたことをもう1度やってみようと、それもすべては明日ちゃんが褒める、明日ちゃんがそれをしている私を見たいと期待のまなざしにこたえるためで相乗効果が生まれます。クラスメイト全員がモブではなく主役級のポジションなので誰も置いてけぼりにならないのがいいですね!

変態的な表現演出の美しさ

 このアニメの一番のすごさは何といっても美しさ。風景や人物がきれい、これは勿論そうですが、変態的なフェチズムをゆっくりと丁寧に描いている点があまりにも美しいです。フェチズムというと大袈裟かもしれませんが、ただ不愉快などもまったくないです。よく言われるぬるぬる動くという表現は1コマ1コマの動きを細かくするというアニメーターの原画マンの方がおそれく一番やりたくないことではないでしょうか。ただでさえ30分のアニメを制作するのにカット数も多いのに背景やモブを動かすとなるとそれでも描く量がおおいのにそれを大いに表現しているのがこのアニメです。セーラ服を着るシーンも皺、髪の毛、靡く姿、水の表現、ぷにっとした肌の質感、この作品は女性のスタッフ陣が多いということから女の子達の表現などを細かく丁寧に描けているというのもありますが、2次元ではなく3次元で動いているように見えるほどきれいです。変態的です(誉め言葉)!!そして女の子同士のからみやここぞというときに作画もいっきに開放するのは観ていてもわかってるじゃんとなるほど唸ります。
 勿論1コマだけではなく、ストーリー性でもここでそう表現する!?と驚きを隠せない表現、そしてそこまでもっていくストーリーの流れがとても自然です。ただでさえ全てのシーンで手抜きを全く感じさせない中でのここぞというときの流れ、表現、何回も言いますが凄すぎてじーんと視聴者にも伝わってくるものがあります。そして最終回・・・この演出はまさに芸術!これまでの全員の頑張りや伝えたいことが全て詰められています(影のMVPは絶対兎原ちゃんでしょう!)
 これはいくら良い時の画像を貼っただけではわかならいので是非とも映像で確認してほしいものです。

最後に

 ということで明日ちゃんのセーラー服を紹介させていただきました。こんな青春を過ごしたいという理想がここに1から10あります。満点の圧倒的な表現、演出、作画、純粋な青春ストーリーを是非とも観て体感して下さい。


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

アニメ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?