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ヒューマノイドに心があるのか・・・TVアニメ「AIの遺電子」紹介させていただきます

 どうも貝Pです。本日は私的2023年夏アニメランキング4位にさせていただきましたAIの遺電子(アイノイデンシ)を紹介します。人間とヒューマノイドの違いとは?心とは?毎話毎話考えさせられる内容となります。

あらすじ

 先ずは公式HPよりイントロダクションとあらすじを紹介させていただきます。1話から中々重いストーリーとなっております。

これは、私たちの未来の物語 ――。
21世紀に始まったAIの圧倒的な進歩は、社会の発展に寄与する一方、高い知性を持つ機械を道具として使う是非を、人類に突きつけた。

そして22世紀後半。人々は「産業AI」とは別格の存在として、人権を持った「ヒューマノイド」を当たり前に受け入れ、共に暮らしている。
須堂光は、ヒューマノイドを治す新医科の医者として、ヒトとAIの共存がもたらす「新たな病」に向き合っていく。

時に、裏の顔も使いながら……。

公式HP INTRODUCTIONより

時は未来。
日本の人口の1割を占める「ヒューマノイド」を専門に診る医師・須堂光のもとに、ある男から「裏」の診察依頼が届く。
自分の人格を違法にバックアップした妻が、体の不調に悩まされていたのだ。
相棒の看護師・樋口リサの困惑をよそに、須堂は闇医者・モッガディートとして依頼主のもとへと駆けつける

公式HP STORY01より

 現実問題シンギュラリティに関することが最近ニュースにも頻繁に登場しておりますよね
※シンギュラリティ:人工知能が人間の知性を大幅に凌駕する時点や、それにより起こる社会や生活の変化を示す概念。身近なもので言うと、AI絵、自動運転、ChatGPT等が挙げられます。2045年には1台のPCが全人類の能力を超えると言われます
 このアニメではシンギュラリティ技術が発展し、人間と全く同じ見た目で、身体的特徴も成長するヒューマノイドがうまれている世界での話となり、今後の私たちの未来になりえる世界線となります。

さて、誰が人間で誰がヒューマノイドがわかりますか?

 内容も、バックアップ問題(ヒューマノイドのが1週間前のバックアップに戻ったら今の自分はどうなる?死ぬの?)、身体問題(人間は成長するがヒューマノイドは成長する力が・・・じゃあ練習や勉強は意味がない?女性型ヒューマノイドにおっぱいは必要?性欲や劣情は?)、存在意義問題
(癒しロボットとしてうまれた自分達は持ち主が成長するにあたっていらないもの扱い?処分される?商品扱い?)、恋愛問題(人間に恋をしたく勉強するために恋愛ゲームをおこないリアルと現実の違いが分からない、人間とヒューマノイドの恋愛は?)、職人技術問題(熟練者の感覚も長年培ったものだが、人口知能だと?)、芸術問題(人工知能が作る一般向け作品と人間が作る子供に悪影響がでるような作品は絶対ダメ?ヒューマノイドのADSDは悪い?)、それが全て心の問題となり、非常に頭抱えたくなるような課題を見せてくれます。人工知能の言動は全てプログラミングされているからそれも決まったことなのか等・・・
 そんな物語で主人公であるヒューマノイドの専門の医師である須堂 光(すどう ひかる)がそんな悩めるヒューマノイドや人間との問題を時には頭を、時には心を診察します。それこそお金させ患者が支払いすれば例え違法だったとしても診察や施術をおこないます(まさしくブラックジャック先生のような)。
 人間が自分で考えての発言とヒューマノイドが自分で考えての発言は何が違うのか。感想としては興味深く毎話毎話考えさせられる内容で面白かったです。冒頭で書いた通り身近な問題をテーマにしているので、現実味がある内容です。それこそ須堂先生がおこなった判断には賛否両論があると思います。その結果がこうなったというのは結果論かと思いますし、医者として患者が求めることをおこなった流れになります。何が正しくて何が間違いなのかは施術を受けたものしかわかりません。

最後に

 ということでAIの遺電子を紹介させていただきました。内容も本当に考えさせられる内容となり、もし現実の自分たちがこの世界と同じになったときは・・・となったらこういう世界線もあり得るので観ていて興味深かったです。最後も続く匂わせで終わっているので是非とも続きを観てみたいものです!


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