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多摩川周辺に棲む鳥たちを撮影する日々①--冬春編--

 朝、4時ごろ起床して、7時には多摩川までウォーキングに出かけるのが日課になってしまった。
 灌漑用水路脇の遊歩道を歩き、多摩川までゆく。冬のこの時期は、さまざまな鳥たちに出会う。
 昆虫もいないし、草花もほとんど枯れているので、2、3カ月前から鳥たちの撮影を始めた。

 理想は1、2メートルの距離まで近づいて、撮影すること。それを許してくれるのは「鳩」くらい。
 とくに小さな小鳥たちは、敏感で、近づいたら逃げるし、ズームで撮ろうとしても動き回って、撮影できない。

 3日ほど前、鮮やかな水色の体と長いくちばしをした「カワセミ」を見つけた。カワセミが多摩川につながる灌漑用水路にいたのだ。
 川面を泳ぐカルガモを撮影している時、カルガモのすぐ側で「ボチャン」と音がして、波紋ができた。何かが水に落ちたのかと、辺りを見回すと、何かが水面から飛び出て、4メートル先の杭の上に止った。カワセミだった!
 その色の鮮やかさに見惚れていて、撮影するのを逃してしまった。

2月25日、水面を叩くように飛ぶ小鳥が、岩の上に止まった。6、7メートル先だったので、よく見えずその小鳥がカワセミとは、思っていなかった。が、念のために撮影して、帰宅後、確認したらカワセミだった。次は、正面から撮れたら最高!!
3月13日に撮影。しかし、ボケている。このカワセミが寝ぐらにしている木が分かったので、いつかピントの合ったものが撮れるはず。
多摩川の堤防に止まって水面を見つめるカワセミ。3月19日撮影。
朝7時頃撮影。日の出とともに多摩川にいかないと出会えない?
ヒドリガモが川土手に集まって休んでいた。この日以降、群れでいるのを見たことがない。一度のシャッターチャンスだったのかも。
左がヒドリガモのメス、右がオス。
ヒドリガモのお尻がキュート。
つがいのヒドリガモが2組。何を見ているのだろう。
最近よく見るカワウ。5、6メートルの距離から、やっと撮影できた。
カワウの脚は、とても大きい。水中に潜って魚を取るためなのか?
最近、毎日のように決まった場所に現れるカワウ。
3月14日撮影したカワウの幼鳥。腹部が白い。
3月14日撮影。羽を広げて濡れた羽を乾かしているのか、私を威嚇しているのか?
このカワウ、近づいても逃げなかったのは幼鳥だったからなのかな? 腹部のマダラ模様が美しい。
3月22日、早朝、6時20分頃撮影。太陽は東の空の地平線近くにある。カワウの幼鳥は、羽を広げたままじっとしていて、動かない。羽を乾かしているようだ。
電線に止まったカワウを見るのは初めて。
4月4日に撮影。逆光で遠くからズームで撮影したので、モノクロ写真のように見える。最初、見た時にはカワウがヘビを飲み込もうとしているように見えた。実は、5、60センチはあるウナギ。死んで川岸に流れ着いたウナギを、飲み込もうと悪戦苦闘していた。いくらなんでも、無理ですよね。
オオバンの群れ。10メートルくらい離れた距離から撮るのがやっと。
2月24日撮影した浅瀬にいるオオバン。脚が不思議な模様をしている?
オオバンは、水中に潜って小魚を獲るためかカワウに似ている。
ダイサギ。脚が細くて長い。この日は、5、6メートルの距離まで近づくのを許してくれた。
ダイサギ。何かを狙っている。
2月21日、早朝に撮影したサギ。朝日を浴びて暖をとっている。頭がモコモコなのがカワイイ。
3月2日撮影。ダイサギとカワウが熾烈な縄張り争いをやっていた。ダイサギが岩の上から小魚を狙っていると、カワウがやってきて、潜水して小魚を奪う。あるいは、カワウがダイサギのすぐそば、スレスレに飛んできて脅す。ダイサギは泰然として何もなかったような態度で、受け流す。ダイサギ、強し。
3月10日撮影した「コサギ」。いちばん普通に見られる"しらさぎ"。くちばしは黒く、足は指だけが黄色い。春頃には頭の後ろに長い冠羽が伸びる。
3月16日に撮影した「コサギ」。小魚を捕まえて何度も飲み込んでいる。何度もシャッターを押したが、映っていない。
3月5日に撮影した「アオサギ」。ペリカン目サギ科に分類されるペリカンの仲間の鳥。羽の色はやや青みがかかった灰色をしていて、そのことからアオサギと呼ばれるようになった。私がいつも撮影している白色のサギは「ダイサギ」だと思う。
このアオサギ、これまで2、3度見かけたが、撮影しようとすると逃げられた。今回は、私を見慣れたのか逃げない。白色のサギより脚が太いし、気性も荒そうだ。
3月13日撮影した黒い冠羽の生えた「アオサギ」。3月5日に撮影した2枚の画像のアオサギは子どもなのかな?
カルガモは、いつも夫婦でいる。どっちがメスでどっちがオスなのか、私にはわからない。
町中でもよく見かけるハクセキレイ。
3月14日に撮影。セグロセキレイだと思う。
3月16日撮影。カワセミだと思い撮影したが、帰宅後、パソコン画面で見ると違う。腹部が黄色いので「キセキレイ」だと思う。正直、よくわからない。
雪の降った日、ハクセキレイを見かけ、撮影しようとしたがチャンスがなく、足跡を撮影。
3月12日に撮影したムクドリ。スズメの仲間で、画像ではスズメにそっくりだ。
2月19日に撮影できたムクドリ。3メートルくらいの距離から撮影。気長に待っていればシャッターチャンスはくるんですね。
3月12日撮影した「ヒヨドリ」。私はムクドリとヒヨドリを混同していた。ムクドリはクチバシと脚が黄色に対し、ヒヨドリは黒い色をしている。どちらも全体的に灰色の体だが、ムクドリは頬が白く、ヒヨドリは赤褐色。 尻尾の違いも特徴的で、ムクドリは短く、ヒヨドリは長い。食べるものは、どちらも主食は木の実や果物、昆虫など。だがヒヨドリはそれに加えて、花の蜜を食べる習性がある。
3月16日に撮影した「ヒヨドリ」。数羽のヒヨドリが集まって木の実を食べていた。
3月19日に撮影したヒヨドリ。
メジロ、やっと撮影できた1枚。低木の葉の繁みのなかを飛び回っていて、カメラが動きについてゆけない。
3月2日撮影。小鳥を撮るのは難しい。遠くから見ると、スズメなのかメジロなのかわからない。
モコモコした鳩。可愛かったので撮影した。他の鳥たちも、これくらい近くで撮影できたら、羽の生え具合もリアルに見れるのだが。
「私を撮って」とモデル志願した鳩。50センチの距離から撮影。
スズメは、いつも鳩の近くにいるようだ。すばしっこく動いて、鳩の餌を奪うのが特技。
3月12日撮影。スズメは、さりげなく近づいてくる。
3月13日に撮影。アシ(葦、芦、蘆、葭)の茎に止った「スズメ」。ピントが合っていれば、最高の絵になったのに。上手くは撮れない。

 note公開の2月15日以降も画像を追加している。冬の多摩川に棲む鳥類図鑑みたいなページになればうれしい。
 サギやカワウ、カルガモは、いつも見かける顔馴染みで、近くに寄ってもすぐに逃げなくなった。2月21日、カワセミに再会した。いつか撮影のチャンスがくることを祈る。

4月2日記 春の陽気になった途端、灌漑用水路脇の遊歩道から鳥たちの姿が消えているようだ。毎日のようにみていたカルガモもカワウも消えた。どこにいったんだろう。

マンガだけに集中した生活ができたら!! 夢はいつか現実しますか? 私はあなたに何をバトンタッチできるでしょうか。