![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41563043/rectangle_large_type_2_2bf04220c64ba16daee79aa0a734ef08.png?width=800)
子どもの指差しを見て ふと思う
「あっ!」
そう言いながら子どもが指を差す。
大人たちはその方向を一斉に見る。
特に何もない。
「あーっ!」
そう言いながらまた子どもが指を差す。
性懲りもなく大人たちはその方向を一斉に見る。
やっぱり何もない。
小さな子供に大人たちは良いように、からかわれている。
大人たちは笑いながら、子どもの指差しについて話に花を咲かせている。
いつもの光景。
指差した方向をみんなが見てくれて嬉しそうな子ども。
その子どもの仕草だけで笑えてしまう私たち親戚一同。
そんな風景を見ながら思い出したりする。
子どもが指差しを始めた頃のこと。
指差しを見ながら、嬉しくて夫婦二人ではしゃいでいた。
そんな折、私は少し離れたところから、
奥さんと子どもの指差し騒動を見ていて気づいてしまった。
左手で指差す子ども。
なんと、下ろしている右手も指差しをしていることを。
片手だけの指差しがまだ難しいんだ。
そんな子どもがとても可愛かったことを。
今、上手に片手でだけで指差しができるようになった子どもを見て、
そんなことを思い出したりする。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?