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自己紹介_今までのキャリアについて(mov CFO/組織内会計士の諸見里卓です)

諸見里卓(mov CFO/組織内会計士)

皆さん、初めまして。諸見里卓(モロミザトスグル)です。
苗字が珍しくよく沖縄出身ですか?と聞かれますが、横浜出身、東京育ちの31歳です。(曽祖父は、沖縄の小学校の校長先生だったみたいです笑)

「日本のポテンシャルを最大化する」を使命に掲げ、AI店舗支援SaaS「口コミコム」や「訪日ラボ」といったサービスを展開する、株式会社movの執行役員CFO 兼  コーポレート本部長を担当しています。組織内公認会計士です。
コーポレート本部(経営企画、財務、経理、法務知財、HR、労務、総務、情シスなど)を管掌しています。

今までは、あまり発信というものを積極的にしてこなかったのですが、昨年30代に突入し、改めて今までの経験などのアウトプットをしてみようということで、noteを始めてみました。これからよろしくお願いします!!

最近、Xも実名化しました!


noteで発信していきたい内容

主に、自分の得意な以下領域について発信していきたいと思っています。

・公認会計士のキャリアについて
私自身、新卒でDeloitteに入ったタイミングから、ずっとキャリアについて迷い続け、ようやく、現職のmovで最も自分に合った道、いわゆる「天職」に出会いました。
振り返ると、監査法人選びに悩み、外資系戦略コンサルや外銀、VCを目指すか、日系証券会社に行くか、事業会社に行くかで悩み、紆余曲折を経て、movに出会うまでに実に約7年超かかったわけですが、それまでにかなり悩み、面接を受け、多くの人に話を聞いてきました。笑
キャリアに悩んでいる公認会計士の方々に、有用な情報を発信できればと思います。

・コーポレートの実務について
Deloitteを卒業した後、Cygames、movと、事業会社2社を経験し、コーポレート本部での実務経験が約7年あります。相当泥臭いこともやってきました。当該経験から得た、有益な実務に関する情報を発信できればと思っています。

・スタートアップで働くということについて
movは、2021年に、コーポレート部長として入社したときは、約15名の組織でしたが、(本当に有難いことに)急速な事業成長を経て、現在では80名を超える組織になっています。その過程で、スタートアップの面白さや、リアルを感じました。スタートアップで働く事に興味がある方々に、スタートアップのリアルをお伝えできればと思います。

主に、公認会計士を目指す方、公認会計士でキャリアに悩んでいる方(特に、監査法人や、監査法人転職後にモヤモヤしている方)、コーポレート実務に関わる方々、スタートアップで働く事に興味がある方々をメインターゲットとして情報発信していこうと考えていますので、よろしくお願いします。

自己紹介

自分の過去のキャリア含め、簡単に自己紹介をしたいと思います。

学生時代~会計士試験編~

小学生の頃からゲームが大好きで、中学時代はほぼ、ゲームと、部活の水泳をして過ごしました。最初にやったゲームは、ポケモンの赤バージョンです。
高校生になり、人生で初めて何か本気でやってみようと決めて、部活と、受験勉強という試練にチャレンジをしてみました。
(ちなみに部活動は水球部でした。珍しすぎるので、同じく水球やっていた方がいたら是非教えてください笑 ポジションはキーパーでした。)

死ぬ気でやりましたが、第1志望の慶應には受からず、ご縁があった早稲田商学部に入学し、そこでCPA早稲田校と出会いました。

幼少期からゲーム(特にファイナルファンタジーや、ドラゴンクエスト、キングダムハーツなど)が好きだったこともあり、当時のスクウェア・エニックス代表取締役だった松田洋祐さん(昨年退任済み)が公認会計士なのを知り、ファイナンスが分かる経営者になりたいと思ったのが、学生時代に公認会計士試験を受けようと思ったきっかけでした。
性格的に、自分が代表として会社を経営していくよりは、NO2や3として、代表を横から支えて会社を大きくしていく方が自分の性に合っていたので、このタイミングで将来CFOになりたいな、と思いました。(水球部でのポジションがキーパーだったのもこの性格の表れだと思っています笑)

大学2年時から本気で取り組み始め、12月の短答式試験に不合格、3年時の5月の短答式試験に合格、8月の論文式試験には不合格、4年時の8月で論文式試験合格と、ギリギリで学生合格に滑り込みました。

周りがサークルなどで楽しく学生生活を送る中、修行のような学生時代を送ることとなった部分の後悔は非常に大きいです。笑 
ただ、結果として、CPA会計学院(公認会計士を目指すためのダブルスクール)で一緒に勉強をした友人たちとは、今でも仲良くしており、一生の繋がりになったのは本当に良かったと思っています。このような出会いをくれた、CPA会計学院には心から感謝をしています。

トーマツ時代

大学4年時に合格後、当時、ありがたいことにとんでもなく売り手市場だった就職活動では、監査法人選びにとても苦悩しました。
今ではないと思いますが、当時は各監査法人のリクルーターが、とにかく新人を確保するために、あの手この手で採用しようと動いていました。(監査法人選びの詳細はまた別の記事で書きます。これだけで記事が数本かける気がします。)

最終的に、トーマツとあずさで悩み、トーマツのトータルサービス事業部に入りたいことを理由に、トーマツを選択しました。
トータルサービス事業部(TS事業部)は、主にIPO支援に強みがある、会計士界隈では名物事業部でした。同期に、TS事業部に入りたいからトーマツを選んだという人も多かった記憶があります。
将来CFOになるためには、IPO実務や、スタートアップを対象とした小規模監査チームでマネジメントをいち早くマスターしたいと思ったのが、TSを選んだきっかけでした。

幸いにもトーマツのトータルサービス事業部に配属され、そこから修行のような4年間を送ることになりました。まさに、、修行でした・・・辛かった・・・
今振り返っても、心から、トーマツのトータルサービス事業部に入ってよかったと思っていますが、本当に過酷な日々でした。笑 
監査法人時代の経験については、別記事で詳細に記載したいと思います。

トーマツでは、主にIPO支援や会計監査、財務DDやバリュエーションなどの財務アドバイザリー業務を経験させて頂きました。監査法人から見たIPOを、一通り理解して経験できたのはよかったです。本当にいい環境で、私の仕事に対する向き合い方の根本はここで身につけました。

Cygames時代

トーマツに4年ほど在籍し、パートナー直下の主任なども経験したため、そろそろ、CFOになる上での、他の経験値を求めて転職をしたいと思っていました。この当時は特にキャリアについて深く考えておらず、周りが戦略コンサルなどに転職をしていく中、なんとなくコンサルにいこうかな、と考えていた記憶があります。特に当時は、会計士界隈で戦略コンサルを目指す人が多かったです。転職エージェントも3社くらい繋がり、いろんな案件を見てテンションが上がっていたのを覚えています笑

そんな中、ゲーム好きだったこともあり、知り合い経由で紹介されたCygamesに入社を決めました。今でも同社で取締役CFOを務めている近石さんの直下で修業をしたいと思ったのが、入社の大きなきっかけです。機密情報が多いため細かいことは書けませんが、ここで3年間、近石さんや、財務経理部長の安田さん、マネジャーの佐藤さんのもとで、経営企画や経営管理の実務を一通り学びました。最終的にはコーポレート本部のマネジャーに就任、設立を担当した子会社の監査役を兼任などをしました。いわゆる「超メガ」ベンチャー企業で、私が知りうる限りで最強のコーポレート本部に所属し、諸々実務を学べたのはよかったです。

実務面で本当に勉強になったのと、近石さんから学んだ「1発屋のようなコーポレート部ではなく、継続して企業価値向上に寄与をし続けられるコーポレート本部を組成するべき」という思想は、今の私の思想の基礎になっています。

実務で学んだ様々なことは、また改めて発信しようと思います

movに入社するまで

Cygamesからの転職活動で、ものすごく悩み、主に
・ここから戦略コンサルに行き、いわゆるCOO的な視点を身に着けるか
・外銀CFOの直下でグローバルオファリングなどを経験しに行くか
・外資系証券会社を目指すか
・VCに入るか
・ベンチャー企業でCFO候補としてやってみるか
でものすごく悩みました。今見るとものすごく迷走してましたね。悩みすぎて、いろんな方に相談したのを覚えています。その当時相談させて頂いた方々、本当にありがとうございました・・・ この転職が、一番つらく、悩みました。

結果面接としては、上記全部受けてみることにして(ここにきて、フェルミ推定や、ケース面接なども勉強しました笑)、最終的にはスタートアップでCFO候補として挑戦してみる、選択肢を取りました。このスタートアップCFO候補を選択するまでの思考と経験は、改めて記事にします。

CFO候補として、スタートアップを恐らく20社以上受けました。当時は、「外資系証券会社出身者じゃないとCFOになれない」という考えの代表の方も多い中、ありがたいことに複数社、CFO候補として内定を頂きました。

Cygamesでスタートアップへの投資経験も数社あったので、その中で学んだビジネスデューデリジェンスを行い、どこに入るべきか検討していました。(株主、バリュエーション、経営陣、プロダクト、攻める市場など)今考えると、やりすぎた感はありましたが、当時は転職に失敗できないという気持ちから、本気でやれることを全部やっていました笑

実は、この時点ではmovには出会っておらず、ほかの会社で決めようと思っていたところ、当時利用していたWARKエージェントの相馬さん(現在はS hire在籍)からmovの紹介を受けました。正直もう他社で決めていたので受けるか迷いましたが、とんでもなく相馬さんからmovを推され、受けてみることにしたのを覚えています。今思うとこれが、心から、自分の転機になったと思っています。有難うございました。

1次面接で、現在の専務取締役菊池さんと、社外取締役杉山さんと出会い、2次面接で代表取締役の渡邊さんと出会い話す中で、直観でもうこの会社しかないなと思い、その他をすべて即辞退し、movに入るのを決めました。(経営陣、使命、株主、人、フェーズ、役割諸々、全て私が見てきた中で最高の会社でした。)
当時の自分、本当にナイスです。今でも、ここでmovに入る意思決定をして、本当に良かったなと思っています。

また、悩みに悩みぬいて、全て面接を受けて、人に話を聞いて、のプロセスを経たので、一切後悔のない転職になったのもでかかったです。

movに入りCFOになるまで

movでのお話は(とんでもなく長くなるので)またどこかで記事にしようと思いますが、2021年に管理部長として入社し、2023年に、執行役員CFOに就任しました。

movに入った以降の思い出を一つ挙げると、入社後1ヶ月で、Deloitte時代に最も優秀だと思っていた後輩会計士(武野くん)が、入社を即決して入ってきてくれて、本当に良かったです。予想通り大活躍で、今ではコーポレート部のマネジャーを担当しています。実はInstagram経由の勧誘だったので、Instagramをやっていてよかったなと心から思いました笑 心からありがとう!

2021年に入社後、コーポレート本部の立ち上げから、2022年には通信キャリア系3社を含むシリーズAの資金調達、2024年には、全既存株主のみを引受先としたシリーズB 1stクローズによる、累計35億円超の資金調達など、重要なマイルストーンを、様々経験しています。
急速な事業成長を経て、今では80名規模を超えています。

【movの成長にまつわるニュースを以下に一部抜粋】


コーポレート本部も、8名(私含め会計士3名、弁護士1名を含む)
と、強いコーポレートが組成出来てきました。(2024年5月時点)
本当に優秀な方々に集まってもらっており、素晴らしい環境だと思います。

コーポレート本部含め、全社採用強化していますので、少しでも弊社にご興味がある方は、ご連絡をいただけますと幸いです!

最後に

長々と自己紹介をしていまいましたが、もし少しでもご興味を持っていただけましたら、是非フォローを頂けるととてもうれしいです!!
Xアカウントは、2020年に匿名(しろ/組織内会計士)で始めまして、最近実名化しました!引き続きよろしくお願いします。

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