蜂がいないと、人類は4年しか生きられない?
「蜂(ハチ)がいなくなったら人類は4年しか生きられない」
アインシュタインの言葉だと言われています。(真偽は不明)
蜂がいなくなって困るのは、プーさんだけではありません。
人類の「食」を担っている!
「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割は蜂が受粉を媒介している」という報告があります。
花を咲かせるために、蜂は大事な存在です。
トマトやナスは、先ず花が咲き、次いで実が成ります。
ミツバチがいなくなると、何種類もの花が咲かなくなり、結果として野菜などの食物も出来なくなります。
地中に埋まる根菜類は関係ないのかと思いきや、
ニンジンやタマネギのように、地上に花の咲く根菜もあります。
ありとあらゆる作物に影響を及ぼします。
蜂群 崩壊 症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん)
ある日、「蜂がいなくなった!!」となる現象です。
CCD(Colony Collapse Disorder)とも呼ばれます。
特殊なストレスが引き起こすと言われています。
ヨーロッパでは農薬が原因だと言われてきました。
地球温暖化が蜂へのストレスを与えたという論文もあります。
しかし、今のところ原因が不明なんです。
蜂が、いつこの世からいなくなるかは分かりません。
アメリカでは、蜂を保護する国家プロジェクトもあります。
蜂が絶滅したら…
人類は破壊的なダメージを負います。
人工的に受粉をさせることは可能です。
しかし、飛行能力がない人間には木に成る花の受粉は大変です。人件費も掛かります。
アーモンドは、ほぼ完全に蜂からの受粉に頼っています。
カカオやコーヒーなども大高騰するでしょう。
コーヒー&チョコレートなんて、超高級品になります。
麻(リネン)や綿花は出来ないので、絹(シルク)と人口繊維で洋服を作ることになるかもしれません。
家畜のエサ代も高騰し、お肉が入手困難になります。
野菜も入手困難、植物性油もほとんど手に入りません。
食糧事情は想像することもできない格差が生まれます。
蜂に感謝
蜂は何兆円もの経済効果をもたらしてくれています。
蜂によって、綿や麻の洋服が着られます。
色々な動物が果実や花の蜜を口にします。
我々人類も、色々な食べ物が食べられるのは蜂のお陰です。
もし食糧が圧倒的に無くなれば、人類は食糧を奪いあうことも考えられます。
はたして、4年も持つのでしょうか。
圧倒的な知性を持つと言われる人類。
蜂がいないと生きていけない存在だと、自覚していたいものです。
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