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合説で即採用?!久保さんの一風変わった入社方法

「何歳くらいの人が働いていますか?」

海邦福祉会で面接希望者からよく聞かれることだそうです。
回答すると、いつも珍しがられるのは「管理職の年齢が若め」ということ。

若けりゃいいってわけじゃない。だけど若い方を管理職におく会社っていいなと個人的に思います。ぜひ管理職の方からもお話を伺ってみたい!ということで、今回はグループホームでサービス管理責任者をつとめる「久保亜樹人(くぼあきと)」さんに、外部広報担当・三好がお話を伺ってきました~。今回も、理事長の知念隆生さんと対談形式でお届けします。

おまけ:管理職の平均年齢は、記事の最後に公表します!

一風変わった就職活動!メッセンジャーで社長に直談判

久保さん(写真左)と隆生さん(写真右)

ところで私は、障がい者福祉という仕事を選ぶ人にとても興味があります。どうしても大変なイメージがあるから。とくに久保さんの第一印象は、若い。そしてイケメン。軽快な喋りがおもしろく、私が思っていた「大変な仕事をしている方」のイメージと結びつかなかったのです。

だから開口一番、聞きました。
なぜこの仕事を選んだのでしょうか。

久保さん「障がいの分野に行くことだけは、大学生の頃から決めていました。大学で福祉を専攻しており、実習で行った障がい者施設で衝撃を受けたからです。」

ー衝撃ですか?

久保さん「はい。障がいを持っている方って、普通の人が共通してできることができないぶん、突出した才能を持っている方が多いんですよ。瞬間記憶とか。誕生日を聞いたら曜日をすぐに言えちゃうような人が、公園を掃除して工賃(最低賃金より安い給料)をもらうしか選択肢がない。とても勿体ないと思いました。だから障がいを持つ方の能力が発揮できるような環境をつくり、サポートできる仕事に就きたいと思ったんです」

就活前から「障がい分野で」と固く決めていた久保さん。4年生になり、周りが就職活動を進める中で、一風変わった就職活動をはじめたそう。それはFacebookメッセンジャーを使い、障がい者施設を運営する社長さんに片っ端からメッセージを送ること!

そのメッセージは隆生さんのもとにも届いたそうで...

隆生さん「急に『4年生の久保です!ぜひ見学させてください』とメッセージが来て。何て失礼なやつだと思いました(笑)」

久保さん「(笑)。今思うと本当に失礼ですよね」

第一印象から逆転!合同説明会で即決採用

ちょうどメッセージを受け取った後日、合同説明会を予定していた隆生さんは「とりあえず説明会においでよ」と返信したそう。

そして合同説明会当日、久保さんの姿もある中で、予想外に海邦福祉会には長蛇の列が!

隆生さんが不思議に思っていると、求人情報欄に間違えて「相談支援員募集」の文字があることが発覚しました。(コピペ文の消し忘れらしい)

※相談支援員とは、利用者の困っていることを聞きながら必要なサービスをつなげる役割。介護分野でいうケアマネージャー的存在。

福祉業界では基本的に新卒で相談支援員を採用することはなく、それゆえに相談支援員を目指したい学生たちが集まってきたのだそうです。

隆生さん「うちのブースにしこたま人が座るわけ。これはひとりひとり説明したららちがあかんと思い、全員に呼びかけました。『相談支援員になりたくて並んでいる人は手をあげてください』と。するとほとんどの人が手をあげるんです。久保くんも含めて。だからその場で説教しました。相談員を甘く見るなと。相談支援員を募集したのは僕の失敗にもかかわらず(笑)。君たちにはまず基礎が必要だから、住んでいる地域で3年くらい修行して相談指導員を目指しなさいと。」

久保さん「意味わかんないですよね、人集めておいて(笑)。」

隆生さん「30名くらいいたのかな?みんな呆然としてた中、後ろの方から『すみません』と手が上がったのが見えました。それが久保くんだったんです。」

久保さん「一番基礎を勉強できるのはどの事業ですか?と質問したんです。返事は即答でした。『一択。入所施設だろ。24時間だし』と。じゃあ僕、御社の入所施設に入りたいですって申し出たんです」

隆生さん「その瞬間、採用!!って指さして即決したよね。」
(笑いながら人差し指を久保さんに向ける隆生さん)


こうして無事、久保さんの採用が決定!
私は脳裏に、アニメ『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造と太い人差し指(ドーン)が浮かび、思わず笑ってしまいました。さすが海邦福祉会。新卒採用も普通じゃない(笑)。

そんなこんなで海邦福祉会人生がスタートした久保さんですが、当初「5年後に起業したい!」という野心を持って入社したものの、気付けばあっという間に10年が経過(!)。働く中で「起業するよりもここで働いた方が学びが深まるかもしれない」と感じたのだそうです。

そんな胸アツストーリーも面白おかしくお話いただいたので、続きは「久保さん後編」として、次回の記事をお楽しみください。

ちなみに冒頭クイズ(?)の、管理職の平均年齢は「39.1歳」でした~!
海邦福祉会では、管理者、職員全体の平均年齢をはじめ、読谷村に住んでいる人の割合など、リアルな「数字で見る海邦福祉会」をリクルートサイトにて公開してます^^

キングスファン、多くないですか?(笑)
それではまた来月!


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