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かいスペ体験記-参加したら仕事が面白くなった!〜私のSPACE活用法〜-

こんにちは!SPACE(#かいスぺ)は”介護”に関心をもった仲間が集う、KAIGO LEADERSのオンラインコミュニティです。春から、新たに介護職になられた方や、福祉を学び始めた方もいらっしゃるかもしれませんね。今回は、かいスペの様々なイベントに軒並み(⁈)参加されている介護職のまっつんさんに、どのようにオンラインコミュニティを活用されているか、ご自身の体験をご紹介いただきます!

■プロフィール■
まっつん
【仕事】
訪問介護員
【趣味】
美術館・水族館巡り


自己紹介

 私は訪問介護員です。日々5~9件のお客様のお宅に自転車で、曜日・時間を決めて訪問しています。概ね30~120分の時間の中で、排泄や入浴の介助、デイサービスや透析の送迎などの身体介護、掃除や買い物などの生活援助をしています。
 住み慣れた場所で暮らし続けるということを深く知ることができそうだと思い、在宅介護サービス会社に入社し、訪問介護に配属されました。訪問介護は、それぞれの暮らしに自分が溶け込めるように試行錯誤していくところに、面白さがあると思います。
 学生の時は教育分野に興味を持ち、小学校での学習支援のボランティア活動を続けました。その日の児童との関わりを記録し、個々に合わせた関わり方を周囲に相談して実践することを繰り返していました。他に、アクティブシニアの街歩きツアーを企画する講義の受講や、講義の合間に地域交流スペースに通ったりもしていて、年齢の離れた人との交流を面白いと感じていました。やがて、その集まりに来られない人がいるということに気づき、どのように暮らしているのかと関心を持ったことが、在宅介護サービスに惹かれた理由のひとつです。

「聴きたい」「話したい」がきっかけ

 SPACEに入った理由は、職場の外で仕事のことを聴く・話す機会が欲しいと思ったからです。これは、2018年に事業所を異動した際に、ケアに入るたびに「全然駄目。今まで何をしてきたの?」と先輩職員に言われ続けた経験が影響しています。指摘を受け止め改善に努めつつも、その言い方がキツいことを上長に相談することが続きました。当時7年目で、様々な職員・お客様から学んできた自信が小さいながらもありましたので、非常に辛い日々でした。同じ会社とは思えない程の息の詰まる事業所で、先輩職員とどのように関わっていけばよいのかと悩みを深める反面、これは修業だと自分に言い聞かせ、何とか出勤していました。
 1年を過ぎた頃、勤務地の自治体が実施する若手介護職向けのコミュニケーションなどの研修を知り参加。そこで職場もサービス種別も異なる人と、お互いの仕事について話すことになりました。この時初めて、自分の仕事について話すことが楽しいと思っただけでなく、他の職場で働く人の話が新鮮で興味深い為、嫌なことや辛いことに埋もれそうになる時間が不思議と減っていく感覚がありました。特に、こんなに辛いけど辞めずにいるのは、自分の仕事を〈暮らしたい場所で暮らせる社会を創る仕事〉だと考えているからだ、という気づきは大きな収穫でした。
 それからは他の研修にも参加したいと思えるようになりました。また、先輩職員が話すことも介護観のひとつだと受け入れられるようになり、ケアについて指示を受けるだけではなく、より良い方法を探す為に徐々に話し合えるようになっていきました。
 この研修で得た繋がりがコロナ禍で薄くなった為、塞ぎ込むような日々でしたが、またあの時のように話し合いたいという気持ちが強くなりました。2022年、それができる場を探し、タイトルに惹かれて申し込んだオンラインイベントの読書会の雰囲気が良かったので、SPACEに入ることを決めました。

自分がやったケアを言葉にする場

私はSPACEを、多くの人の経験や気づき、知識が集まっている図書館のように思っています。最初は読むだけでしたが、少しずつ企画に参加して感想を載せていき、このSPACEに慣れていきました。やがて、自分がやったケアについて、これはどうだったんだろう…と確認したくなったり、こんなことがあって…と聞いてほしくなりました。それを言葉にすることに挑戦したところ、自分がやったケアを振り返りまとめる難しさを痛感。その分、スタンプの反応ひとつで嬉しく、いただくコメントで新たに気づくことも多くありました。自分がやったケアを振り返ることで得られるものは大きいと感じ、時々挑戦しています。

一人で悶々としなくなった

以前は自分一人で悶々としていて、プライベートの時間も引きずるのが嫌で、仕事以外の時間で仕事のことを考えたくはありませんでした。しかし今はSPACEがあることで、心の内にしまい込むようなことに、ならない道が見えました。SPACEのおかげで、仕事であった出来事を考える時間は、仕事を面白くしてくれています。

おすすめ・心に残る企画

SPACEのおすすめコンテンツは『現場からは以上です』です。この名の通り、それぞれが現場で感じたこと・伝えたいことを投稿するチャンネルです。皆さんのアンテナの高さ、視野の広さ、そして仕事の奥深さを感じています。心に残る企画は「月間バディ(1対1で話す)」、「在宅ワンダーランド(訪問介護のリアルを伝える投稿集)」「ケアする人のケア(座談会)」「こじまのおとぎ話(メンバーをゲストに迎えて深掘り企画)」「7つのゼロの介護実践講座(KAIGO LEADERS主催イベント:アーカイブ録画あり)」「排泄なんでもトーーーク!!(他のメンバーと共催した座談会)」「自由研究(グループを作って発表までやる)」です。ひとつに決められないですね。

【編集後記】
毎月開催されている様々なイベントや集まりを覗いてみるもよし、主催してみるもよし。それぞれの興味関心に合わせ、それぞれの時間に合わせて参加できるかいスぺへ、あなたも参加してみませんか?そしてぜひ、まっつんさんやたくさんのメンバーと出会ってください♪(にっぺ)

オンラインコミュニティ「SPACE」について

「SPACE」は、“介護”に関心を持った仲間が集うオンラインコミュニティです。組織や地域を越え、前を向く活力が得られる仲間とのつながりや、 自分の視点をアップデートできる新たな情報や学びの機会を通じて、 一人ひとりの一歩を応援できるコミュニティを目指しています。入会できるタイミングは、毎月1日と15日の2回です。詳しくは以下をご覧ください。

お知らせ

2024年4月からは、メンバーが企画した連続イベントが始まっています!中央法規出版:岩間伸之著の「支援困難事例と向き合う:18事例から学ぶ援助の視点と方法」を使用し、さまざまな視点で事例を深めていく場です。
ぜひ詳しくは、以下の記事をご覧ください!
https://note.com/kaigospace/n/n8f36f7896a76

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