見出し画像

介護福祉士過去問 第33回 人間関係とコミュニケーション

みなさんこんにちは!

「無料で学べる介護職の学校」こと…

カイゴノチシキ(→YouTubeチャンネル)です。

YouTube動画で見たいという方はこちら!
https://youtu.be/ePrnXv4936E

第1問 役割葛藤

人間関係における役割葛藤の例として、適切なものを1つ選びなさい。

  1. 就労継続支援B型の利用者が、生活支援員の期待に応えようとして作業態度をまねる。

  2. 家族介護者が、仕事と介護の両立への期待に応えられるかどうか悩む。

  3. 通所介護(デイサービス)の利用者が、レクリエーションを楽しんでいる利用者の役を演じる。

  4. 就労移行支援の利用者が、採用面接の模擬訓練中にふざけて冗談を言ってしまう。

  5. 高齢者が、家事を行う家族に代わり、孫の遊び相手の役割を担う。

答え:2 
1.は、役割取得に関する記述である。
2.は、役割葛藤に関する記述である。
3.は、役割演技に関する記述である。
4.は、役割距離に関する記述である。
5.は、役割適応に関する記述である。

社会的役割には、以下のものがある。
役割期待:人間他者から役割を演じることを期待されていることをいう。
役割取得:役割期待はを受け入れそのように行動することをいう。
役割距離:期待されている役割から距離をとって期待どおりに役割を演じないことをいう。
役割形成:状況に応じて新たな役割を取り入れ、既存の役割の規定の枠を超えて、新たな人間行為を展開することをいう。
役割葛藤:一つの役割の中で葛藤することをいう。
役割適応:他者からの役割期待に応えることをいう。
役割演技:求められる役割期待を本人が適切に理解し自発的に演じることをいう。

第2問 言語メッセージと非言語メッセージ

Bさん(80歳、男性)は、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用しながら自宅で一人暮らしをしている。最近、自宅で転倒してから、一人で生活をしていくことに不安を持つこともある。訪問介護員(ホームヘルパー)がBさんに、「お一人での生活は大丈夫ですか。何か困っていることはありませんか」と尋ねたところ、Bさんは、「大丈夫」と不安そうな表情で答えた。Bさんが伝えようとしたメッセージに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. 言語メッセージと同じ内容を非言語メッセージで強調している。

  2. 言語で伝えた内容を非言語メッセージで補強している。

  3. 言語の代わりに非言語だけを用いてメッセージを伝えている。

  4. 言語メッセージと矛盾する内容を非言語メッセージで伝えている。

  5. 非言語メッセージを用いて言葉の流れを調整している。

答え:4 
「大丈夫」という言語メッセージと、「不安そうな表情」という非言語メッセージは矛盾した逆の内容である。

YouTubeで介護職に必要な知識を発信中

カイゴノチシキでは介護職に役立つ情報をたくさん発信しています。

介護の現場で働いている方も!

これから介護業界に入っていきたいという方も⁉

ぜひぜひチャンネル登録をお願いいたします。

カイゴノチシキYouTubeちゃんねる
https://youtu.be/ePrnXv4936E

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?