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まあ海外には、絶対挑戦することになるし、それがちょっと早くなっただけ。行きたい舞台(ばしょ)は、どうせ変わらない

「俺は、バレーを続けるか、迷ったりして、相談に行った。でも、迷ってるなんてポーズだって、すぐ見抜かれた。」


 …自分の力の上限を、もう悟ったって言うのか?技も身体も精神も、何ひとつ出来上がっていないのに?…

 …自分より優れた何かを持っている人間は、生まれた時点で自分とは違い、それを覆す事など、どんな努力・工夫・仲間をもってしても不可能だと嘆くのは、全ての正しい努力を尽くしてからで遅くない…

 …ただ、自分の力はこんなものではないと信じて、只管(ひたすら)まっすぐに道を進んで行く事は、自分は天才とは違うからと嘆き、諦める事より、辛く苦しい道であるかもしれないけれど…


 「俺は、この人から学ぶって決めた。そしたら翌年から、アルゼンチンに戻っちゃってね!まあ海外には、絶対挑戦することになるし、それがちょっと早くなっただけ。行きたい舞台(ばしょ)は、どうせ変わらない。」

 『ハイキュー』及川徹の言葉と、ホセブランコの言葉、そして、再び及川徹の言葉です。



 目標を立てる事は、とても怖い事であると、最近気づきました。

 目標を立てると、失敗したらどうしよう・目標が間違っていたらどうしよう・努力が無駄になったらどうしよう等、様々な恐怖が生まれます。

 上記のような様々な種類の恐怖と戦う為の勇気を、目標を立てる事が出来る人は持っています。




 西部池袋本店が、閉店ラッシュとなっています。

 私が、東京に来て、最初に住んだ街の最寄り駅が、西武池袋線沿線の練馬であった事もあり、西武池袋本店は、私が東京に来た時から12年以上通っている場所です。

 実家に帰る時のお土産、革靴・靴下等は、毎回西武で購入をしています。

 私は、西武の高級感溢れる雰囲気が、大好きであり、東京に来た直後には「ここに通っていれば成功出来るのではないか?」等と謎の勘違いをしていた事を、記憶しています。


 お正月にテレビで流れる福袋の映像。

 あの映像の舞台は、西武池袋本店であり、西武池袋本店は、日本を代表する百貨店でした。


 実は、西武は、独立した会社ではなく、2006年にセブン&アイホールディングに買収され、そごうと合併がされ、セブン&アイホールディングの傘下となっていました。


 しかし、百貨店業界に数字を見込めないと判断したセブン&アイホールディングは、2023年9月1日、傘下の百貨店そごう・西武の米投資会社フォートレス・インベストメント・グループへの売却を完了したと発表します。

 そごう・西武は、フォートレスを親会社に新たな経営体制に移る事が、セブン&アイホールディングの経営陣の判断により、決定しました。

 旗艦店の西武池袋本店などには家電量販ヨドバシHDが不動産を取得した上で出店する意向を示しています。

 そごう・西武の企業価値は2200億円と見込まれるが、有利子負債約3千億円やセブン&アイによる貸付金の一部916億円の放棄などを勘案し、実際の売却額は8500万円程度になる見通しという事である為、大変驚きです。

 9月1日には経営陣を刷新しました。関係者によると、田口広人社長は代表権がない取締役となり、新たな代表取締役にはフォートレスの関係者が就任しました。このほかにもフォートレス側から複数人が取締役に就き、役員の過半数を占め、最早西武関係者の裁量権は、奪われた形になってしまいました。



 2023年8月31日には、百貨店では60年振りとなるストライキを、西武の従業員が実施しました。

 しかし、その行動が、結果に繋がる事はなく、従業員や西武を愛好する客の知らない所で、着々と話は進み、現在の閉店ラッシュとなっています。


 12年も通っていると、長らく働いているスタッフの顔も、自然と覚えてしまいます。

 ばっちり化粧をして、背筋を伸ばし働くエレベーターガールの姿を観ていると、私は勝手に「自分も仕事を頑張ろう」と思っていました。


 エレベーターガールを始め、西武で働く数千人の人が、職を失います。

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