崖っぷち理系女の物語-第2話@ハードウェアとソフトウェア
【第1話のあらすじ】
宇宙物理学に魅せられ研究者を目指した私は、大学で現実の厳しさを知る事になりました。理論物理学は難し過ぎて全く分からない。私は研究者の道を諦めて、就職活動を始めました。
希望していた夢を諦める事にはなりましたが。理論物理学の難しさを知る事ができて、私は幸せだし、頑張って大学に進学して良かったと、本当に思っています。やっぱり、やりたい事は、壁にぶち当たって無理だと悟るまでやってみる事も、それはそれで良いと思います。一度しか無い人生ですしねw
世の中の大学には就職課というものがあって、学生の就職の相談に乗っているらしい。私は、大学の事務室に「就職課は何処ですか?」と聞きに行って、「この大学に就職課はありません」と言われて、厳しい就職戦線に1人放り出されたのでした。
いざ就職活動を始めましたが、企業の反応は良くなかったです。私は理系なのでメーカーを希望してましたが。合同企業説明会に行っても、後日の連絡はありませんでした。酷い不景気の時期でもありました。今になって思うと、当時は理系の女子のニーズが少なかったのだと思います。
ここから先は
2,158字
/
2画像
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?