見出し画像

「服」が好き

Kです。

基本的に無趣味ですが、数少ない趣味の1つが「服」です。

今回は「服」との馴れ初め(?)について。

「服」との出会い

X(旧Twitter)でコーデ写真アップしてるので根っからの服好きに見えているかも知れませんが、服に興味を持ったのは遅く

高校2年の冬でした。

それまでは母親が買ってくる服を着るだけのチー牛の始祖みたいな奴でした。

興味を持ったのも自発的というより、2つ年下の弟(イケメン)が服に目覚めたのが早くモテていたのに嫉妬したのと
当時組んでたバンドのボーカルが服好きで、原宿、代官山のオシャレなお店へよく行っていて

「お前、服ダサいから何とかしろ」

と言われ、冬休みの短期バイトで初めて貰った給料3万円を握りしめて原宿に連れて行ってもらったのが切欠でした。

ボーカルの彼はデザイナーズ好きで奇抜なファッションを好んでいましたが、1990年代は空前の古着ブームで、その影響で私は「古着」に傾倒していきました。

ダメージジーンズ履いて、チェックのネルシャツ着て、足元はRED WINGアイリッシュセッター
「ちょ待てよ」時代のキムタクみたいな王道アメカジファッションに憧れ

  • 古着のLevi's501

  • バンドTシャツ

  • CONVERSEオールスター

みたいな服をよく着てました。

ここ数年古着ブームが再来しているので若者の着こなしを見ると「懐かしい…」と感じます。

当時はお金が無かった上にUNIQLO、GUみたいなファストファッションが無かったので

  • 一点だけ買う

  • 後はファストで固める

的なコスト調整が出来なかった上に
トレファク、2ndストリートみたいなリサイクルショップも無かったので

渋谷~原宿~代官山

あたりを脚が棒になるまで歩き回って、何度も同じお店へ行って、悩みに悩んだ挙げ句、何も買わずに(高くて買えずに)帰るみたいな事をくり返してました。

「下北沢」へ通う

18歳で大学に入学して本格的にアルバイトを始めた後は、給料が入ったら月一で古着の聖地「下北沢」に通うようになりました。

丸1日古着のTシャツを漁ったり、軍物のカーゴパンツを漁ったり、楽しい青春でした。

この頃は服より「音楽」に傾倒していて、当時憧れていたバンドマンは皆ストリート寄りのオーバーサイズな服を着ていたので、徐々に古着からそっち方面に流れていきました。

ただ古着も相変わらず好きで、ストリートファッションに合いそうな

  • ラルフローレン

  • トミーヒルフィガー

あたりのシャツをよく着てました。

新社会人2年間

新卒で営業職に就き、長野~富山~新潟に配属になり、休みが殆どない上に会社の寮で先輩と暮らす…的なブラック企業(?)だったので、2年間ほとんど服と戯れる時間がありませんでした。

休みは超少なかったけど給料は良かったので、夏冬休暇で帰省した時は渋谷~原宿~代官山~下北沢あたりへ行って、ここぞとばかりに服に散財しました。

ただ、せっかく買っても忙しくて着る暇がない、田舎だから移動は車メイン、仕事ばかりしていたので土地勘無いし友達もいない…

全くもって服を楽しめませんでした。

「介護職」になる

24歳で営業職を辞めて「介護職」に転職。

同時に本格的なバンド活動を始め、都内のライブハウスに出演したり、レコーディングしたり、慌ただしい日々が始まりました。

介護職を始めたばかりの頃の給料は
「手取18万円」いくかいかないかで
加えて売れないバンドマンなので…

  • スタジオ代

  • レコーディング費用

  • ライブの赤字

  • 交通費

アホみたいに出費が多く、服にお金をかける余裕が全くなく、UNIQLOのセールで適当なものを買って着ていました。

何を着たいかより「予算内で買えるもの」という判断基準でした。

バントやめて「ハーレー」を買う

バント活動は今思えば素晴らしい経験でしたが、当時は若かったこともあり、人間関係のイザコザで色々嫌になって自分なりに「やりきった感」もあったので、キッパリ止めて機材もほとんど売りました。

音楽をやめてポッカリ空いた時間が退屈だったので、バイクの大型免許を取ってハーレーを買いました。

ハーレーのカスタム泥沼にハマり、しばらくは服を買う余裕が無かったので、UNIQLOやワークマンをフル活用してました。

途中から収入が安定しはじめ、服を買える余裕ができたので、この頃からファッション熱が再燃しました。

最近

10年くらいハーレーに熱中した後に倦怠期に突入しバイク熱が冷めてきました。

(一定期間燃え上がって急に冷めるタイプ)

まぁ、冷めたというよりバイクが人生の「相棒」になり、熱というベクトルでは無くなった感じですね。

そんなわけでメイン趣味第1位に「服」が返り咲きました。

YouTube、Instagramでインフルエンサーが日々お洒落なコーデ写真をアップしたり、ファッションをロジカルに解説したり、私が服に目覚めた頃にくらべて時代はだいぶ変わりました。

頑固な拘りがないので若者のファッションを参考にしたり、インフルエンサーの知識を吸収したり、柔らかい頭で色々取り入れてますが、何だかんだ一番好きなのは青春時代に憧れた

  • アメリカ古着🇺🇸

「ちょ待てよ」時代のキムタク的な感じではなく、アメリカ古着を今の時代に合わせて着るみたいなことをしてます。

安く買うより「人」から買いたい

古着好きなので

  • 下北沢

  • 高円寺

あたりには定期的に行きますが、基本的に9割の服は「近所の古着屋」さんで買います。

下北沢、高円寺、吉祥寺、中目黒、豪徳寺

程ではありませんが、そこそこ古着で有名な街に住んでいるので、散歩圏内にたくさんの古着屋があります。

長年通い続けていると、古着屋のオーナーさんや店員さんと仲良くなり、服以外にも人生について語ったり、同じタイミングで来店してたお客さんと仲良くなったり…

下町的な人間ドラマが生まれます。 

ヤフオク、メルカリ、リサイクルショップで探せばもっと安く買えるかも知れないし、少し足をのばせばもっと安いお店があるかも知れません。

ただ、仲良いお店のオーナーさんが自分の足で渡米して、幾つもの州を巡って一点一点見て手に取って買い付けて、日本に送った後に洗濯、クリーニング、アイロンがけをして、写真を撮ってInstagramにアップして、丁寧にお店にディスプレイする。

その過程が尊いわけで、全く同じものが知らないお店に売っていたとしても

  • 安く買うより「人」から買いたい

大袈裟かも知れませんが、私が買うことでお店が潤って、長く続くことに繋がって、結果として私も長年楽しめる。

「人」や「街」との関わりを大切にこれからも生きていきたいと思ってます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?