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なぜ、介護施設には使えない派遣社員が多いのか?

Answer 介護施設の側が、仕事の仕組みを作っていないから。

初めに

この記事は、派遣社員を否定しているものではありません。派遣社員が活躍しづらいのは、介護施設側が環境を整えていないことが原因です。
派遣社員が活躍できる環境とは、10分で入居者の状況を把握できて、何を実施すればよいか分かる状態です。

よくある悪い例

☑ 口頭で申し送りをしている
☑ 記録に書くべきことが明確になっていない
☑ どこまで詳細に記録するか決まっていない
☑ 入居者別の介助内容が整理されていない
☑ 入居者別の気をつけるポイントが整理されていない
☑ 施設全体のタイムスケジュールが、日によってバラバラ
☑ 時間帯ごとに、職員別にやることが整理させていない

このような状態だと、
派遣された職員は現場を把握するのに時間がかかります。結果として、一人前の業務をこなせず、「使えない職員」のレッテルを貼られてしまうのです。

経験の長い職員が教えてあげればよいのでは?

たしかに、その意見も正しいのですが、教える側の職員からすれば、すぐにいなくなる可能性の高い人に、仕事を教える気にはなりません。教えるくらいなら、自分でやってしまった方が早いと考える職員の方が多いのです。

どうしたら、派遣社員が活躍できる介護施設になるのでしょうか?

それは先程の悪い例の裏返しです。
全て改善して、次のように整えていただけると、現場は劇的に変わります。
これは、派遣社員の働き安さ改革だけでなく、新人社員の早期育成にも繋がります。

上記の環境が整っていれば、そのときにやるべきことが分かります。仮にその業務のやり方が分からないのであれば教えてもらえば良いわけです。
逆にやるべきことが分かっていないと、何ができるのかできないのか、把握できません。

このように仕事の仕組みを整えるだけで、今までの課題が自然に解決されて行きます。

派遣が使えないという前に、まずは仕組みづくりから始めてみてください。

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