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介護の日本語、よくある質問

みなさんこんにちは。
日本語教師で介護福祉士の内藤です。
先日『日本語教師アイディア塾』の
セミナー講師としてお話をしてきました。

日本語教師アイディア塾
『-外国人介護士支援の話をしよう-
介護福祉士国家試験合格へ導く日本語授業』


平日夜にも関わらず54人の方に
お集まりいただきありがとうございました。

介護の日本語に携わっていると、
日本語教師の方からよく質問を受けます。

「介護の現場経験がないのですが、
介護の日本語の授業ができますか」

この質問が一番多いです。
セミナーの中でも同じ話がありましたが、
改めて言いますと

「介護の経験がなくても授業ができます。

私は介護現場経験がありますが、
授業では日本語教育で培ってきたスキル以外
使っていません。
びっくりするぐらい、普通に日本語教育の
授業をしています。
介助の仕方を教えることはありませんし、
例えば、私は障害施設で働いたことが
ありませんが、障害施設で働く学習者の方に授業をしていて、現場経験がないので困ったことは
ありません。

介護の日本語は日本語教育の領域ですので、
日本語教育の経験がしっかりあれば大丈夫です。
ただ、日本語教育の経験がなく、いきなり介護の日本語の世界に飛び込むのはちょっと難しいと 思います。

日本語教育の経験がなく、介護の日本語の世界に入ると学習者のニーズや日本語レベルが多様さ
学習項目の専門性に戸惑うはずです。
授業もどうやって進めたらいいか、
さっぱりわからないと思います。

ですので、まずは日本語教師として
自分の授業スタイルが確立してから、
日本語教師としてのステップアップするような
感じで介護の日本語の世界に入ってくればいいと思います。

私も日本語教師になって初級から上級と一通りの学習者の授業を経験し、自分の授業スタイルも
確立してきたところで、次のステップアップに
何をしようかと考えて介護の日本語の授業を
始めました。

日本語教育のベースがあるおかげで、
介護の日本語の授業をしていて、
そう滅多なことでは困りません。

とはいえ、専門的な言葉や知識を
教えることになるので不安はつきものです。

そこで授業についての不安や悩みを気軽に相談できる場としてFacebookのグループを
作りました。
『チーム介護の日本語(介護×日本語教師)』

月一回zoomで交流会を開いていますので、
よろしければお気軽にご参加ください。
よろしくお願い致します🙇


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