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高田マル×Taxxaka×秦雅則 三人展「昔不可視だがしかし視覚化し可視/可視化された仮視だがしかし不可視」

絵画検討会2018 第三展示
高田マル×Taxxaka×秦雅則 三人展「昔不可視だがしかし視覚化し可視/可視化された仮視だがしかし不可視」

場所:Gallery 3+4 Creative(新潟県新発田市大栄町1丁目6-13)
日時:2018年11月10日~11月11日(終了)

「撮ること」と「描くこと」はどうやら違う。写真と呼び、呼ばれるものと、絵画と呼び、呼ばれるものは平面上のイメージという点でとても似ているばかりか、技術の変化によって写真/絵画の境界は曖昧になったかのように見える。しかし、「撮ること」と「描くこと」はどうやら違う。

写真と絵画のあいだに境界線を引きながらも透明化するTaxxaka、写真を撮る秦雅則、絵を描く高田マル。今回三人がそれぞれ出品したどの作品も、他人にとってはどれも「これは写真だ」「これは絵画だ」と言い得る見た目だろう。しかし、どれがなんだと呼び名を言い合うこと以上に重要なのは、三人の作品がどのカテゴリーにおさまるかではなく、どのような考え、どのような行為で作られたのかだ。

各自が作品と考えを持ち寄り、「撮ること」と「描くこと」について考える場として、この三人展は行われた。三者が交わした自身の考え、相容れない口論は、2019年出版予定の書籍『絵画検討会2018』に掲載予定だ。この書籍は、絵画検討会2018書籍篇となる。乞う、ご期待。

■Taxxaka 展示作品

↑《無題》
インクジェット出力、コピー等

↑《無題》
木製パネル、アクリル絵具、油性インク

■秦雅則 展示作品

↑すべて写真集『鏡と心中』(秦雅則著、2016年)のコラージュ

■高田マル 展示作品

↑《無題》
約1500mm×2800mm/写真、アクリル絵の具

↑《絵を描く人》
文字


絵画検討会2018の今後の動向につきましては、Twitterアカウント@kentokai2018をご覧ください。
写真撮影:寺田 雄一、長谷川尚子  (C) Takada Maru, Taxxaka, Hata Masanori
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お問合せ先 mail@takadamaru.com

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