絵画検討会2018

絵画検討会2018は高田マル主催の美術企画です。 こちらでは論文発表や、展示の記録を行います。最新情報はTwitterアカウント@kentokai2018をご覧ください。

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最近の記事

高田マル×千葉大二郎 二人展「ラッパ吹きと石が伝説」

絵画検討会2018 第五展示 高田マル×千葉大二郎 二人展「ラッパ吹きと石が伝説」場所:都内の一室 日時:2018年11月23日~12月2日(終了) 絵の何を信じ、絵に何を願うのか。特定の宗教のない状態で、あまりに局地的で、一時的で、私的な信心は、絵画というオールドメディアにいかに託されるのだろか。流動し続ける信心は、ひとつの部屋から始まる。 とある団地の一室で行った本展に千葉大二郎が持参したのは、かねてから関心のあった「道徳」を問う絵画作品だ。朝鮮民画の文字絵や、様々な

    • 高田マル×竹浪音羽 二人展「夏の思い出」

      絵画検討会2018 第四展示 高田マル×竹浪音羽 二人展「夏の思い出」 会場:一日(東京都武蔵野市吉祥寺本町2-1-3石上ビル1F) 日時:2018年11月15日~11月19日(終了) いま目の前にあるものでもなく、心象でもなく、自身の記憶を描く。そんな絵の原初的な能力のひとつを竹浪音羽と高田マルの二人が共通の体験をもとに試したのが本展だ。 まずは思い出作りから始まった。2018年夏、二人はとある島を旅行した。ふだんから特別交流があったわけでもなかった二人は、それぞれ少

      • 高田マル×Taxxaka×秦雅則 三人展「昔不可視だがしかし視覚化し可視/可視化された仮視だがしかし不可視」

        絵画検討会2018 第三展示 高田マル×Taxxaka×秦雅則 三人展「昔不可視だがしかし視覚化し可視/可視化された仮視だがしかし不可視」 場所:Gallery 3+4 Creative(新潟県新発田市大栄町1丁目6-13) 日時:2018年11月10日~11月11日(終了) 「撮ること」と「描くこと」はどうやら違う。写真と呼び、呼ばれるものと、絵画と呼び、呼ばれるものは平面上のイメージという点でとても似ているばかりか、技術の変化によって写真/絵画の境界は曖昧になったかの

        • 浦川大志×高田マル×千葉成夫 三人展「land(e)scape」

          絵画検討会2018 第二展示 浦川大志×高田マル×千葉成夫 三人展「land(e)scape」場所:ギャラリー尾形(福岡県福岡市中央区赤坂2-4-3) 日時:2018年10月12日~10月24日(終了) 高田マルが初めて浦川大志に会ったとき、浦川はこう言った。「僕の描く絵は全部風景画なんです」。一方、千葉成夫は、とある講演会で風景画と山水画にみる根本的な思想の違いに触れ、高田はそれを客席で聞きながら、自作のなかに風景画があることに思いをはせた。 絵画のいちジャンルであるふ

          高田マル×宮下夏子二人展「植物園の描き方」

          絵画検討会2018 第一展示 高田マル×宮下夏子二人展「植物園の描き方」場所:文花植物園(あをば荘内)東京都墨田区文花1-12-12 日時:2018年10月11日~21日(終了) オルタナティブスペース「あをば荘」に、高田マルと宮下夏子が大量の植物を持ち込んで植物園を作りはじめたのは2018年9月末のこと。決して広くはないスペースに植物を無理やり植え込み、慣れない土木作業の末、2018年10月11日に「文花植物園」と名付けて開園にこぎつけた。期間中は、二人とも園内で絵の滞在

          高田マル×宮下夏子二人展「植物園の描き方」