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完璧に進歩なし


昨夜、大河ドラマ「どうする家康」
最終回でした。

大河ドラマ本編だけでなく、
それに付随した番組の、出演者がその役の
ゆかりのある土地をめぐる「大河たび」も、
興味深かかったです。

初回の「大河たび」で、静岡県静岡市にある
久能山東照宮の「逆さ葵」が取り上げられてました。

なぜ、逆さにしてあるのか??
これにも意図があるそうです。

建物は完成してしまうとあとはどうなるか?

壊れてしまう。

そのため、わざと徳川の家紋の
「丸に三つ葉葵」を反対にすることで、
まだ建物は途中であるということ。
まだ、これからも進歩があることを表す。

完璧を求めがちである私にとって、
未来を見据えて、あえて完璧を求めないという
考え方にとても驚きがありました。


完璧に作れば、あとは壊れてなくなる、
衰退するだけ。

完璧でないからこそ、そこにまだ進歩がある。

作ることだけ、作ったその時ことだけを
考える視点ではなく、
未来の繁栄や平和な世の中を祈る家康公の遺言を受け、その意図を体現して建立されて、
今なお約400年を越えて、それが受け継がれているという長い時間軸の中での視点の中に
あり続けるこの建物に凄みすら私は感じました。

本日もお読みいただきまして、
ありがとうございました。

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