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レールの上を走り続けた僕が、ライフキャリアコーチになるまで。#2

前回の振り返り

みなさんこんにちは!かいです。
前回の#1はご覧いただけましたか?

生まれてから幼少期の僕について、記憶の限り書かせて頂きました。
改めて自分で見返すと、赤ちゃん/3-5歳だったころの記憶って思い出せないもんだな…とか、逆にこの脳内の映像や描写は何でこんなに鮮明に覚えてるんだろう?とか、脳の記憶構造にもはや興味がわいてきました。(笑)

そして今日からは、#が進むごとに僕がおすすめしたいコーヒーやカフェ情報を、投稿の最後にさくっと紹介させていただきたいな!と思います。アイデアの元になったのはある日のコーチング仲間との会話の中で。
「好きならもっと発信したらいいのさ!だって好きなんでしょ?」と。
軽やかでいい意味で無責任で、なんとも刺さる言葉だったので。(笑)

それでは早速、いってみましょう!


兄が怖い 


兄の記憶

そもそも、兄の記憶はいつからあるんでしょう。
読者の皆様はいつからですか?
物心ついた頃から、年上の兄姉の記憶ってあるものなんですかね?

少なくとも僕は、小さい頃の兄の記憶は全くありません。
写真でもほぼいつも僕だけか、兄だけ。
唯一一緒に撮った写真は仲良さそうに映っていますが、
僕は全く記憶になく、この場所どこ?と親に聞いてもピンとこない。

意識的に記憶を消してしまったのか(笑)、
本当に、全く絡みが無かったのか。

ともかく、そのくらい僕にとっての兄の記憶は薄いもので、
その存在をしっかり認識し始めたのはきっと、
小学校に上がってからなのだと思います。


兄の恐怖

僕は兄と年齢が6つ離れてます。

6つ離れているとよく聞かれる質問に、
【お兄さんと6つ差って、喧嘩ってどうしたの?】
というのがあるんですが、僕は決まってこう答えます。


【喧嘩になりません!一方的な支配でした!】


だってそうだったから。
そもそも、髪色が怖い。
茶髪は当たり前、金髪、紫、緑、赤、、、、
いつ染めてるんだ、そして染める金どこから出てるんだ、、、
と疑うレベルの頻度で髪色が変わっていました。

そして行動が怖い。
機嫌の良し悪しがわかりづらく、今話しかけていいのか、
今は絶対に話しかけてはならないのか、その判断が難しかった。
何度タイミングをミスして怒られたか、、、キリがありません。

言い出したらそれこそキリがないのですが、
【よくいう反抗期】の上位互換のような時期が兄にはあって、
僕は幼くて逃げる場所もなく、ひたすら耐えるということがありました。

兄は母とも毎日喧嘩していて、いつ物が飛んでくるか、手が出るか、
本当に怖くてずっとトイレにこもっていたことも何度もあります。


毎日が怖かった。


それでも兄がいないときの両親は優しいし、
僕は学校では明るいキャラクターで友達は多かったし、
外出先で怯えた顔で日々を過ごすこともできませんでした。

隠れて怯えながら生活しながら、
表では何でもないようにふるまっているという、とにかく不健全な日々を過ごしてたんです。


でも、ある時気づいたんですねきっと。
このままの生活がずっと続いたら、僕はおかしくなってしまうと。


いつからそう思ったのか、何か明確なタイミングがあったのかはわかりません。でも、本当に自然に、そうする事が当たり前のように、いつの間にか【観察力】という強みを手に入れたんだと思います。


今思い返すと、この生活にシフトした瞬間から、僕の人生は大きく動き出した気がします。

身に着けた観察力

この生活になってから、かなり自分の生活が変わりました。

それまで家の中ではただ怯えるように生活していたのですが、
このシフトがあってから、自分の行動も大きく変わりました。

・「僕がどう動けば」兄に怒られずに、平和な生活が送れるだろう
・「僕がどうすれば」兄と母は喧嘩せずにいられるんだろう
・「僕が」・・・・・etc

兄が、母が、○○が、ではなく、
僕自身の行動をどうすればいいのか、という目線に変わったんですね。

具体的には、こんな生活になっていきました。

*ある日の一日・・・・・・・・
①起きる、兄がまだ寝ているかどうか確認
②洗顔終わったか?身支度整えたか?もう家出るくらいか?を、服装や状態を見て確認。
③②の状態に合わせて、自分の行動順序をスイッチ。
 兄が洗顔まだ終わってないなら、兄の洗顔が終わるまで我慢!
 先に使って占拠しないようにしたり…トイレ使わないようにしたり…!(笑)
④兄が家出てから一気に自分の身支度整えて、出発!

*またある日の一日・・・・・・
①僕の小学校の友達が遊びに来る!
②自宅についた瞬間兄の自転車や靴が無いか、バッティングしないか確認
③いた場合は先に家に上がり、兄に許可取り(笑)。
 いなければそのまま遊ぶ。
④兄が後から帰ってきたら、その瞬間オーラが変わる。友達も察知し、スンとなる。→挨拶!

とまあ、こんな日々でした。(笑)
毎日これが続いて、兄が一人暮らしを開始する時(僕が14歳とか)まではずっとこの調子で生活していました。


当時の僕にはこれしか無かったし、これができるかどうかが全てでした。
本当にそのくらい、自分にとって大事な事だった。

そしてこの世界線で過ごし始めてから、先ほど話した観察力が、
今も息づく、僕の人生において大きな価値観になっていきます。

兄に対しての行動は言わずもがな変わったわけですが、
【兄にだけそのような行動をする】というのも中々難しいんです。
友達、先生、両親、親戚など、自分自身が関係するほとんど全ての人に対してこの価値観を活用して人と会話したり、交流するようになりました。

すると何が起こるか?

僕の場合は、委員会のメンバーに選ばれたり、チームの班長にになったり、勉強もある程度できる部類になり、と…いわゆる優等生ポジションになっていきました。小学校の僕は何かの中心付近にいる事が多く、それまで以上に学校生活が楽しくなっていきました。ある程度我慢しながらも、自宅での生活にも慣れてきました。

この生活になってからは、【観察力】は自分の人生をよくするために必ず必要な武器なんだ!と思うようになりました。実際そうでしたからね。そしてこの考えのもと、後の中学高校時代や、大学時代に紐づいていくわけなんですね。


あ、そうだ、非常に大事な部分をお伝えしそびれていました。
現在僕と兄はすでに和解済み、とっても関係良好です(笑)!
心配される方もいるかもしれませんが、この間も二人でお酒飲んだりしてます。お互い実家からは出ていますが、定期的に顔も合わせ、LINEもし、通常の兄弟関係になっています!

これが僕にとっての原体験。兄との関係のお話でした。

重たい話でしたか?
少し長文になってしまいましたが、それだけ僕にとって大事なエピソードなんです。これを話さないと次の話にいけないし。(笑)

そして意外な事に、まだこのストーリーは14歳くらいで止まってます。(笑)
次回は中高時代についてお話できればと思っています。

今日もご覧いただきありがとうございました^^
それではまた次回、お会いしましょう!

Column-今日の一杯-

最初に紹介したいコーヒーは、こちら。

*お店 : AllPress Espresso
*場所 : 清澄白河と虎ノ門に二店舗あり
*HP  : https://www.allpressespresso.com/ja/find/tokyo-roastery/

僕は清澄白河しか行ったことないのですが、虎ノ門駅の近くにもあります。
店舗の内装を見るのが好きな方やWoddyなカフェが好きな方、
焙煎機が好きな方には清澄白河店がおすすめです!

初めて行ったときは春、気温23度くらいで散歩日和の休日でした。
清澄白河のCityな感じや、時折顔をのぞかせる神社仏閣、少しこぢんまりした公園など、景観とそこに住む人たちを見ながら10分程歩くと見えてきます。奥行きの広さ!木の感じ!いい香り!大きな焙煎機!という、五感を刺激するカフェに出会うことができると思います。

こちらのお店では季節ごとに特徴的な焙煎をしていて、僕が伺ったときにはほうじ茶やマスカットのニュアンスがあるコーヒーがありました。これが本当に美味しい。店内販売しているお菓子と一緒に食べるとより感じる甘味や香りのニュアンスが素晴らしい~!

とても素敵なお店ですので、良ければ行ってみてくださいね。


かい



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