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明日から始まるクラウドファンディングへの想い

明日からいよいよクラウドファンディングが始まる。

「ぼくの」ではなく、「ぼくがお手伝いさせてもらってる人の」だが。

点描画家hiromiさんのサポートを始めてもう2年が経った。

クラウドファンディングは今回が4回目。毎回、文章から写真から画像から映像から、諸々の制作を結構幅広くお手伝いさせてもらっている。

我ながら、こういったことはそこそこ器用にこなせてしまうから困ったものだ。

ありがたいことに、過去3回のクラウドファンディングは全て成功(うち1回はクラウドファンディングサイトを使用せず実施)。

ひろみさんの元に「文章が上手」との声が届くたびに、陰でニヤついているのがぼくである。



今回のクラウドファンディングをまとめるのは過去一難しかった。

伝えたいことがひろみさん本人のことではなく、つい数ヶ月前に知った表皮水疱症という難病患者さんのことだと言うからだ。

それでいて内容は「個展を開催したい」だから頭を抱えた。

個人で企画するクラウドファンディングは大概、企画者本人のやりたいことを、過去の経験や、そこから来る想いと共に伝えるものだと思っている。

点描画家hiromiの過去2回のクラウドファンディングは、そういった意味ではものすごくお手伝いしやすかった。

いずれも、彼女の壮絶な過去の経験から生まれた作品たちを飾る個展を開催したいというものだった。きっちり筋が通っている。


第一回【摂食障害から救ってくれた作品たちと個展を開催したい!】


第二回【大阪にいる母に、個展を見てもらいたい 〜しんこきゅう展 in 大阪〜】



しかし今回はそうではない。

「表皮水疱症のことを知ってもらいたい」
「自分の個展を開催したい」

だ。

本人の個展開催と、本人に元々ゆかりのなかった難病患者さんを、一体どう繋ぎ合わせたら筋が通るというのか。

彼女の想いのままに書いたらきっと、読者の頭はハテナだらけである。



ぼくは「この内容では伝えるのが難しい」と、「従来の、点描画家hiromiの過去に視点を置いた内容に戻さないか」と打診したが、彼女は絶対に首を縦に振らない。

彼女の想いがそれだけ強いことはぼくも知っている。実際に見てきたし話も何度も聴いてきた。

が故に悩んだ。

悩みすぎて禿げるかと思った。

いや、実際ちょっと薄いのだが。

そんな話はどうでもいい。

(いい育毛剤知りませんか?)



なんとか、彼女の想いを曲げずにこの本文をまとめたい。

もうこれしかまとめる方法はないと思い、彼女の個展「しんこきゅう展」を、難病の方も集まれる個展にしたらどうかと提案。

するとこれがスルスルと通り、実際に表皮水疱症患者さんを個展にご招待する運びとなった。

彼女の「難病患者さんのことを知ってほしい」という熱烈な氣持ちと、彼女の個展「しんこきゅう展」が一本に繋がった。

ぼくは「これなら書ける」と筆を進め、ようやくまとまったのが、今回の点描画家hiromiのクラウドファンディング本文である。

我ながら、案外プロデューサーもいけるのではないだろうか。



記事を肩代わりするときはいつも、お相手の想いをいちばん大切にする。

ぼく自身が、人の想いに最も心を動かされてしまうから、そこを曲げてまで綺麗な文章にしたいとは思わない。例えそれで書けたとしても、ぼく自身がつまらないのだ。

しかし、今回ばかりはさすがに冷や汗ものだった。

そこを曲げるしか方法はないのでは?と思ってしまうほど。

なんとかまとまって心底ホッとしたものである。



お手伝いをしていて嬉しいのが、自分が携わった文章や動画に応援やお祝いのお声が寄せられること。

ぼくに直接届くお声ではないのだが、まるで自分のことのように嬉しくなる。

「手伝ってよかった」と心から思える。

今ではこれがすっかり、人生の幸せの一つになってしまった。

今クラウドファンディングは、明日10/1の11:00から開始される。

今回も、目標達成のお祝いがたくさん寄せられることを願っている。



点描画家hiromi クラウドファンディング企画 10/1 11:00開始

【「健常者」「障害者」垣根なく集まれる個展を開催したい】


今回も、本文、写真、画像、映像と幅広く携わらせていただきました。

とても素敵な想いの基に活動されている画家さんです。
彼女が見ている“やさしい世界”を少しでも感じてもらえたら幸いです。

何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。

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