【骨格筋】前鋸筋の解剖学
前鋸筋の解剖学
この記事は前鋸筋の解剖学的知識のアウトプットを目的としています。
解剖学初学者の方への小さな助けになれば幸いです。
今回は前鋸筋の情報をまとめました。
基本情報
概要
前鋸筋は前胸郭の薄い筋肉で肋骨と肩甲骨との間で胸部の上外側部に位置しています
努力吸気、肋骨の挙上を補助し肩の動きを助けます
浅胸筋(大胸筋・小胸筋・鎖骨下筋・前鋸筋)のうちのひとつ
パンチなどを繰り出すときに働く筋肉で、「boxer's
muscle 」 などと呼ばれたりすることがあります前鋸筋は作用上、大小菱形筋と対立します
肩甲骨の外転に関わる唯一の筋肉で(小胸筋も協力)、
また、僧帽筋と協同して肩甲骨の上方回旋にも関与します。
起始
肋骨1~9
停止
肩甲骨の内縁(の裏側)
支配神経
長胸神経
(C5~C7)
血液供給
外側胸動脈
胸背動脈
機能
肩甲骨の下制
肩甲骨の外転
肩甲骨の上方回旋
肋骨の挙上(肩甲骨が固定されたとき)
メモ
実は結構肩甲骨の裏側についており、脊椎に近いところで停止している
肩甲下筋とのつながり:停止部を共有しており、
前鋸筋の上に肩甲下筋が張り付いている(その上に肩甲骨)
まとめ
今回は前鋸筋を解剖学的に紐解きました。
他にも筋肉別に記事を書いておりますのでよければご覧ください。
少しでもお役に立てますと幸いです。
参考
https://funatoya.com/funatoka/anatomy/A04/A04_4.html#A04_4_01_008
https://www.visual-anatomy-data.net/muscle/detail_034.html
https://www.kinken.org/k10650.html
https://muscle-guide.info/serratusanterior.html
https://kaibougakulabo.com/zennkyokinn-matome
https://kinniku-no-hanashi.com/2018/02/26/zenkyokin/
https://www.youtube.com/watch?v=KHjThddDoGQ
引用
ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)
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