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【骨格筋】僧帽筋の解剖学


僧帽筋の解剖学

この記事は僧帽筋の解剖学的知識のアウトプットを目的としています。
解剖学初学者の方への小さな助けになれば幸いです。

今回は僧帽筋の情報をまとめました。


基本情報


概要

  • 僧帽筋(そうぼうきん)は背部の一番表層部にある筋肉でそれぞれ上部僧帽筋、中部僧帽筋、下部僧帽筋に分類することができます。

  • 上部僧帽筋は薄くて比較的力が弱いので、首の動きにはそれほど大きく関わっていません。

  • 僧帽筋は頚部および肩の後部上方を覆っている胸郭後方の平らな三角形筋です。

  • 上部中部および下部繊維は、肩帯と頚部の動きを助けます。


(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より
上方から
(引用:同上)

起始

  • 後頭骨

  • 項靭帯

  • C7~C12椎骨の棘突起

停止

  • 鎖骨外側1/3

  • 肩甲骨の肩峰

  • 肩甲棘

起始停止
(引用:同上)

支配神経

  • 副神経(CN11)

  • 頚神経叢
    (C3・C4)

副神経
(引用:同上)

血液供給

  • 頚横動脈

(引用:同上)

機能

  • 上部繊維

    • 肩甲骨の挙上

    • 肩甲骨の上方回旋

    • 頚の屈伸

  • 中部繊維

    • 肩甲骨の内転

    • 肩甲骨の上方回旋

  • 下部繊維

    • 肩甲骨の下制


肩甲骨の挙上
(引用:同上)
肩甲骨の下制
(引用:同上)
肩甲骨の内転
(引用:同上)
肩甲骨の上方回旋
(引用:同上)
頚の屈曲伸展(協力筋として)
(引用:同上)

メモ

  • 上部僧帽筋、中部僧帽筋、下部僧帽筋の3つの部分が一緒に働くと肩甲骨は上方回旋と内転動作が同時に起こります。

  • 支配神経である副神経は脳神経でもあり
    僧帽筋と胸鎖乳突筋を支配します

  • 僧帽筋は、修道士がかぶる長頭巾(ながときん)に似ていることが由来である

まとめ

今回は僧帽筋を解剖学的に紐解きました。


他にも筋肉別に記事を書いておりますのでよければご覧ください。
少しでもお役に立てますと幸いです。


参考

https://funatoya.com/funatoka/anatomy/A04/A04_3.html#A04_3_01_001

https://www.visual-anatomy-data.net/muscle/detail_038.html

https://kinniku-no-hanashi.com/2018/02/26/souboukin/

https://muscle-guide.info/trapezius.html

https://www.youtube.com/watch?v=PuqVyymPrkg&list=PLyL_ly572nTPFIE3jgJPKN6yO7OlOXwvU&index=2


引用

ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)





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