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Kai(Ocean)
2020年8月9日 00:04
私は母が怖かった。突然、ぶわわと吹き上がる感情。一度沸騰すると、冷えるまで口を聞いてくれない。たとえその怒りが誤解に基づくものであっても、正すこともできない。恐怖だった。いつ母の感情が吹き出すか。私のどの言葉が、どの行動が引き金になるかわからなかったから、指先までぴりぴりさせて、生活した。中身を確認されるゴミ箱。閉めさせてもらえない部屋のドア。買ったばかりのクマのノートがどこかへ行った