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「雑談ができない」と悩む人の最大の原因とは?
先日、会社の新入社員の女の子と営業同行をしました。
入社して半年、
エリア担当としてクライアント先を一人で回り、
早速実績も上げてくる優秀な女の子です。
そんな新入社員の子からとある相談を受けました。
「雑談ができなくて悩んでるんです…」
どうやら会話が続かず気まずい雰囲気になってしまうとのことでした。
僕も雑談を得意だとは思ったことはなくむしろ苦手意識がありますが、
職場の同僚たちからは
「なんでお客さんのそんな深いプライベートのことまで知ってるんですか?」
とよく驚かれます。
そこでこの記事では、
僕が雑談のときに意識していること、
これを読めば得意になるとまではいかなくても
苦手意識は少しなくなるんじゃないかなと思います。
ぜひ参考になれば嬉しく思います。
雑談ができなくて悩んでいる新入社員
新入社員の女の子に雑談について何を意識してるのか聞くと
「『木戸に立てかけし衣食住』を意識してます!」
と答えました。
みなさんこれ知ってます?
雑談に使える話題の頭文字をとったものです。
木 季節
戸 道楽
に ニュース
立 旅
て 天気
か 家族
け 健康
し 仕事
衣 衣服
食 食事
住 住居
割とコミュニケーション系のセミナーなどでも
よく語られるツールで僕も聞いたことがあります。
僕は新入社員に質問しました。
僕:「『今日は良い天気ですね〜』って話して『そうですね!』って返答がきたら、そのあとどうすんの?」
新入社員:「天気はもう使ったので、別の頭文字から考えます。」
僕:「それさ、、会話ぶつ切りにならない?笑」
新入社員:「なります。うまく別の話題に切り替えられなくて…」
彼女は一つの話題が終わったら別の話題を探して、
また次を探してとやっていたそうです。
そこで僕はまた質問をしました。
僕:「〇〇(新入社員の名前)はさー、なんのために雑談してるの?」
新入社員:「お客さんと仲良くなって人間関係を築くためです。」
僕:「なんで人間関係を築きたいの?」
新入社員:「営業で売上ノルマを達成するためです。」
僕:「なるほど。じゃあお客さんは何のために(新入社員の名前)の相手をしてくれてるの?」
新入社員:「…なんでかと言われると、、、」
僕:「たしかに雑談の話題として天気とかニュースとかは切り口として大事だと思うよ。でもそれって結局上辺だけの会話でそれを続けてもお客さんと深い関係にはなれるのかな?」
僕:「たとえば〇〇(新入社員の名前)がお客さんだとして、自分の営業ノルマを達成するために近づいてくる営業マンがいたらどう?」
新入社員:「嫌です…」
僕:「だよね。俺も嫌だよ。もちろん営業として売ることは大事。営業のために訪問してるのも事実だからね。でももっと大事なことは”お客さんに興味を持つこと”じゃないかな?」
新入社員:「興味ですか?」
僕:「うん、たとえばオフィスや面談の方を見て『なにこれ?』『なんで?』とか疑問を持つことはなかった?」
新入社員:「いや〜自分のことで精一杯だったのでそんな余裕ありませんでした。」
僕:「俺はよくオフィスを見回して『ずっと気になってたんですけどあれってなんですか?』『アレがあるってことは〇〇されてるんですか?』みたいに聞いたりする。」
僕:「するとお客さんも詳しく話してくれる。その分野のプロだからね。人間であれば誰しも好きなコトや得意なコトは話したいし。そこでさらに質問して会話を盛り上げる。するとお客さんも喜んでくれるし自分も新しい知識を知れて勉強になる。一石二鳥だよ。」
新入社員:「なるほど!でも疑問が思いつくか不安です。」
僕:「疑問を持つためには、変に自己解釈しないこと。よくおじさんが経済ニュースを見て『日本はもうダメだ。』とか言うでしょ。
でも実際本当にそうなの?どの数字を見て判断したの?なぜその数字で日本がダメだと言えるの?とか、都合良く解釈しなければ純粋に疑問が湧くと思うんだ。」
新入社員:「たしかにそうですね。」
僕:「だからお客さんだけでなく、勉強するとき、家族や友人と話すとき、彼氏と話すときも、自分の都合良いように解釈せず、相手を理解しようとすること。それが雑談やコミュニケーションの本質だと思うけどね。」
僕:「目の前の人を宇宙人だと思って宇宙人の生態を知るように興味を持ってみてw」
新入社員:「わかりました!ありがとうございます!」
それから3週間後、彼女は不動産関連の女性社長と意気投合し、大型案件を決めてきました。
普通にすごい…
俺なんかのアドバイスいらねぇじゃん、、、
最後にアリストテレスの言葉を紹介して終わります。
「垣根は相手がつくっているのではなく、自分がつくっている。」
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